不完全さの中に平安を見いだす
わたしたちのだれも完全ではありません。また,長い間,だれも完全になることはないでしょう。ですから,不完全であることが定めであるなら,完全への道を進む中で平安を見いだすためにわたしたちは何ができるでしょうか。次に挙げるアイデアが役に立つでしょう。
1.前向きになりましょう。
自分自身への思いは,自分の行動や感情に大きな影響を及ぼしているのです。わたしたちの多くは,他人には決して言わないようなことを自分自身に言っています。その結果,わたしたちに秘められた本来の力を発揮できなくなり,自分の能力や才能が衰えてしまうのです。
2.不完全さを「機会」として受け入れましょう。
神は,わたしたちが不完全であることによって落胆することを望んではおられません。もしわたしたちが,生涯を通じて学び続ける欠点のある神の子供であるということを受け入れるなら,わたしたちの不完全さを受け入れることができます。今すぐ完全であることを期待するのは,わたしたちが成長する機会を否定することになるのです。そしてわたしたちの生活において,悔い改めの賜物やイエス・キリストとその贖罪の力を否定することになります。
3.自身を過小評価するのではなく,謙遜になりましょう。
不完全な状態で天の御父に頼るためには,謙遜さが必要です。また,へりくだることと,自分が価値のない者だと感じることの違いも理解する必要があります。神はわたしたちが自分自身を過小評価したり,神の目に価値のない存在だと感じたりすることを望んでおられません。自分が変わるために時間や労力をかけるのにふさわしい存在であると気づくことが大切です。
4.幸福を選びましょう。
自分を高めようとしているさなかにあっても,平安と幸福を選ぶことができます。人生における状況を変えることはできないかもしれませんが,それに対してどう対処するかは選ぶことができます。