信仰の肖像
ジェイソン・ウォンとジャッキー・ウォン
中国，香港
夫婦としていつも通じ合っていることが大切であることを，ジェイソンとジャッキーは知っています。また，神といつもつながっていることが重要であることも理解しています。欠かさず祈ることで，夫婦のきずなが強くなり，祝福を受けています。
お互い多忙なスケジュールに追われるジェイソンとジャッキーですが，夜は一緒に聖文を読む時間を作るようにしています。
伝道後，ジェイソンは数年ほどあまり活発でなかった時期がありました。再び教会の活動に活発になったジェイソンは，改宗したばかりのジャッキーとヤングシングルアダルトのカンファレンスで出会いました。ジェイソンは言います。「彼女はわたしの人生を変えました。わたしはより良い模範にならなければと感じるようになったのです。」
男女の役割に対する見方は文化によって大きく異なりますが，力を合わせていくという新婚夫婦の課題は万国共通のようです。ジェイソンとジャッキーは協力し合いながら重要な教訓を学びました。
レスリー・ニルソン，フォトグラファー
ジェイソン：
わたしは教会員の家に生まれ育ちましたが，伝道後，数年ほどあまり活発でなかった時期があります。2年前，再び教会に活発になり，そのころに妻のジャッキーとヤングシングルアダルトのカンファレンスで知り合いました。彼女がバプテスマを受けて1か月後のことでした。彼女はわたしの人生を変えました。わたしはより良い模範にならなければと感じるようになったのです。
結婚すると，わたしたちのような小さな家庭でも，しなければならないことがとてもたくさんあることを知りました。どれだけ多いか想像できないと思います。最初のうち，わたしはあまり手伝いませんでした。小さなことなら多少しましたが，大半のことはジャッキーがしていました。彼女はとても思いやりがあり，寛大な人です。ある日，彼女が不機嫌にしているので，「どうしたんだい」と聞いてみました。
わたしは，家事はすべて女性がやるものだと思って育ちました。それは現実的ではないことがすぐに分かりました。ジャッキーはとても忙しく，仕事のプレッシャーがたくさんありました。わたしにもプレッシャーはありましたが，もっと手伝うべきだと気がついたのです。
床を掃除したり，皿を洗ったりするようになりました。そして洗濯機の使い方も覚えたのです。忘れないように，洗濯機にメモを貼り付けたりしました。まじめな話です。どの洗剤を使うべきかが分かるシールがあるんです。今ではこういうことも，すっかり習慣になりました。
家事をするようになってから，いろいろとうまくいくようになりました。少なくとも，ジャッキーを喜ばせることができました。
ジャッキー：
新婚の夫婦になるということは大きな変化です。わたしたちの関係において神はとっても重要です。神がいてくださらなければ別れていたかもしれません。
ジェイソン：
結婚当初，わたしは携帯電話でずっとソーシャルメディアを使ったり電子メールを確認したりしていました。簡単に携帯電話やパソコンに没頭してしまうんです。
もっと一緒に夫婦の時間を過ごさなければいけないと，お互いに気がつきました。だから今では一緒に家事をしています。そうすることで家事も片付きますし，一緒に過ごすこともできます。
ジャッキー：
朝に一緒に過ごす時間をどうにか捻出しようとしているんですが，ばたばたしていることが多いです。
夜も時間を取り，お互いどんな一日だったか話すようにしています。それから，寝る前に一緒に祈り，聖文を読んでいます。福音に従って生活することで，わたしたちの結婚生活は祝福されています。