復活祭の一週間に関する4つの画像
「わたしの国はこの世のものではない。」(ヨハネ18:36)
いばらの冠
ローマの兵卒たちは救い主にいばらの冠をかぶせました。「おそらくこの残酷な行為は,皇帝が月桂冠をかぶるのをまねた悪意に満ちたからかいだと思われます。……いばらが,アダムのために地がのろわれたときの神の怒りを象徴していることを考えると,言うに言えない感情を覚えます。しかしその冠を頂くことによって,イエスはいばらを栄光の象徴に変えられました。」(ジェームズ・E・ファウスト管長,1991年4月総大会)
紫の衣
紫は王家の色であり,兵卒たちは嘲弄してイエス・キリストにこの衣を着させました。なぜならイエスがユダヤ人の王であると主張されたからです。もちろん,実際にはイエスはそれ以上の人物,すなわち「もろもろの王の王,もろもろの主の主」であられます(1テモテ6:15;黙示19:16)。
「苦しみは非常に激しく,あらゆる毛穴から血が流れ出るほどだからである。」(モーサヤ3:7)
オリーブ搾り
マタイ26:36;マルコ14:32;ルカ22:39-40;ヨハネ18:1参照。
「『あらゆる毛穴から血が流れ出る』という言葉は,きわめて象徴的です。(モーサヤ3:7)イエスは,オリーブ搾りの地,ゲツセマネで苦しまれたからです。救い主の時代には,オリーブ油を生産するのに,まずオリーブの上に大きな石を転がして潰しました。その『すり潰されたオリーブ』を,ゆるく編んだ柔らかい籠に入れ,その籠を積み重ねました。その重みで一番搾りの最も上質な油が搾り出されます。次に,積み重ねた籠の上に大きな梁や丸太を乗せて圧力をかけ,さらに多くの油を生産しました。最後に,文字どおり最後の一滴まで搾り取るために,梁の片方の端を石で重くして,最大限の圧力を加えました。ちなみに,最初に流れ出る油は血の色をしています。」(D・トッド・クリストファーソン長老,2016年10月総大会)
「そのかたは,ここにはおられない。よみがえられたのだ。」(ルカ24:6)
空になった墓
「最初の復活祭の朝,空になった墓は,『人がもし死ねば,また生きるでしょうか』と尋ねたヨブの疑問への答えとなりました〔ヨブ14:14〕。わたしの声の届く限りにいるすべての人に宣言します。人がもし死ねば,また生きるのです。啓示によって与えられた真理の光があるので,わたしたちはそのことを知っています。」(トーマス・S・モンソン大管長「主はよみがえりぬ」2010年4月総大会)