2020
ケリー・R・ジョンソン長老
2020年5月


ケリー・R・ジョンソン長老

中央幹部七十人

ケリー・R・ジョンソン長老は,31歳でビショップに召された日のことをよく覚えています。その同じ日に「ベルまひ」と診断されたのです。これは,顔の片側の筋肉がまひしたり,うまく動かなくなったりする病気です。

試練の時でした。それは,この症状が不快で恥ずかしいからだけでなく,負うべき新しい責任が多くあったからでした。しかし,その困難な時がかえって祝福となりました。

ジョンソン長老はこのように述べます。「この症状が長期にわたってどう推移していくのか分かりませんでしたが,わたしは残りの人生を共にする人たちに対する思いやりが深くなりました。人は自分ではどうすることもできないつらく悲しい出来事を経験し,それが自分の能力や気持ち,自信に大きな影響を与えるということがよく分かったのです。」

時々,主の教会で奉仕することが自分の都合に合わないことがあります。しかし,救い主の弟子たちが「すぐに網を捨てて」(マタイ4:20)主に従ったように,「わたしたちはどんなことを頼まれても,喜んでそれを行うのです」とジョンソン長老は言います。

主が自分や家族をどこに召されようとも,自分の置かれた状況にかかわらず良いことを見つけながら,進んで行う心と精神で行くのです。

ケリー・レイ・ジョンソンは1963年1月16日,ユタ州プレザントビューで,ハロルド・レイモンド・ジョンソン・ジュニアとヘレン・クラガウン・ジョンソンの間に生まれました。ユタ州オグデンで育ち,1986年3月27日にソルトレーク神殿で,テレサ・リン・バートラムと結婚しました。夫妻には5人の子供がいます。

ジョンソン長老は1987年に会計学の学士号を取得してウィーバー州立大学を卒業し,1989年にはブリガム・ヤング大学で経営学修士(MBA)を取得しました。KPMGインターナショナルの法廷会計士として働いた経験を持ち,ごく最近まで,ノーマン・タウンセンド&ジョンソン社の法廷会計士兼共同経営者として働いていました。

この召しを受けたときに地域七十人として奉仕していたジョンソン長老は,専任宣教師として奉仕したタイ・バンコク伝道部の伝道部会長として,また,ステーク会長およびステーク会長会顧問,高等評議員,ビショップ,長老定員会会長,ワード伝道主任,ステーク宣教師準備クラス教師として,これまで奉仕してきました。