2020
マシュー・S・ホランド長老
2020年5月


マシュー・S・ホランド長老

中央幹部七十人

マシュー・S・ホランド長老は,中央幹部や総大会になじみのない人ではありません。

十二使徒定員会のジェフリー・R・ホランド長老の息子として,多くの末日聖徒に知られています。1983年4月の総大会で当時17歳だったホランド長老が話したのを覚えている人もいるかもしれません。

「父と母がどんなことをしてきたのか,何に人生をささげてきたのか,何をするよう求められてきたのかを目にするというのは,人生でいちばんすばらしい経験でした」と,現在ノースカロライナ州ローリー伝道部の伝道部会長を務めるホランド長老は語ります。

「しかし,このように間近で見てきたため,この召しについてあまりに知りすぎていて,召しを務める資格が備わっているとはとうてい思えません」とも言っています。「幸い,主は御自分の召した者をその召しにふさわしい者とされることも学びましたから,そこに信仰と慰めを大いに見いだしています。」

ホランド長老は,総大会で話すのは身のすくむような経験だったことを覚えています。メッセージの準備は,結局は「教えに教え,訓戒に訓戒」を加えて進んでいき(2ニーファイ28:30),「主から割り当てを受けると主が助け,伝える必要のあることを考えや印象で与えてくださることが分かりました。こんな心強い祝福を,わたしは早い時期に受けたのです。」

マシュー・スコット・ホランドは,1966年6月7日,ジェフリー・R・ホランドとパトリシア・ホランドの息子として,アメリカ合衆国ユタ州プロボで生まれました。1996年5月20日,ユタ州セントジョージ神殿でペイジ・ベイトマンと結婚しました。夫妻には4人の子供がいます。

ホランド長老の教育に対する探究は,政治学における3つの学位の取得につながります。1991年にブリガム・ヤング大学で学士号を取得し,1997年の修士号と2001年の博士号はどちらもデューク大学で取得しています。

2009年,政治学の准教授としてBYUで働いていたときに(2001-2009年),ユタバレー大学の学長に任命され,2018年に伝道部会長に召されるまで学長として働きました。

これまでビショップ,高等評議員,ビショップリック顧問,ワード若い男性アドバイザー,ワード伝道主任,日曜学校教師を務め,専任宣教師としてスコットランド・エディンバラ伝道部で奉仕しました。