2020
ティエリー・K・ムトンボ長老
2020年5月


ティエリー・K・ムトンボ長老

中央幹部七十人

若いころに伝道の召しを受けたとき,ティエリー・K・ムトンボ長老には強い証がありました。10歳のときに家族とともにバプテスマを受けたムトンボ長老は,福音が家族を変える力強い方法を目の当たりにしたのです。

しかし,コートジボワール・アビジャン伝道部で奉仕する備えをしていたときでさえ,モルモン書に対する強い証がありませんでした。今までモルモン書を読んだことがなかったのです。

ティエリーのビショップは霊感を受けて,伝道に出るまで毎日モルモン書を読むようチャレンジしました。落ち着いて勉強できるようにと,地元の教会の集会所の鍵まで渡してくれたのです。

ティエリーは3か月間,毎日モルモン書を読みました。任地に赴くころまでには,モルモン書の強い証を得ていたばかりでなく勉強する習慣も身につき,伝道中とても役立ちました。

「人々を福音の光の下に導いて,散らされたイスラエルを集めるためのいちばんのツールは,モルモン書です」とムトンボ長老は言います。

ティエリー・カスアンギ・ムトンボ長老は,1976年1月31日にコンゴ民主共和国キンシャサで,アントニー・カスアンギ・ムトンボとマリー・テレーズ・マタンガ・ムトンボの間に生まれました。2002年11月29日に,ツシャイ・ナタリー・シンダと市民結婚しています。その後2004年11月19日に,南アフリカ・ヨハネスブルグ神殿で二人は結び固められました。夫妻には6人の子供がいます。

ムトンボ長老はセプロマ大学でビジネスマネージメントを学んで2010年に卒業し,2012年には人事管理の学士号を取得しています。コンゴ民主共和国にある教会の家族歴史部と人事部でマネージャーとして働き,資材管理部のスーパーバイザーとしても働きました。

中央幹部七十人に召されたとき,ムトンボ長老はメリーランド州バルティモア伝道部の伝道部会長を務めていました。これまでに,ステーク会長およびステーク会長会顧問,ワード伝道主任,日曜学校教師,ステーク幹部書記として奉仕しました。