「マスター教義:2ニーファイ2:27:わたしたちは偉大な仲保者を通じて選ぶことも自由である」『モルモン書 教師用手引き』(2024年)
「マスター教義:2ニーファイ2:27」『モルモン書 教師用手引き』
マスター教義:2ニーファイ2:27
わたしたちは偉大な仲保者を通じて選ぶことも自由である
以前の「2ニーファイ2:26-30」の課で,わたしたちはイエス・キリストを通じて自由と永遠の命を自由に選ぶことができると学びました。この課では,2ニーファイ2:27のマスター教義聖句の場所と重要語句を暗記し,教義を説明したり,霊的な知識を得るための原則を実生活の状況に応用することができるようになります。
学習活動案
暗記し,説明する
2ニーファイ2:27を読み,「人は……自由と永遠の命を選ぶことも,あるいは……束縛と死を選ぶことも自由である」という重要語句の意味を視覚化しやすいような図を描いてください。暗記しやすいように,図に重要語句も書いておきましょう。
次に,図の中に,イエス・キリストを通してもたらされる自由と永遠の命を選ぶことも,束縛と死を選ぶことも,自由であることの意味を書いてください。この聖句があなたにとって個人的にどのような意味を持ち,イエス・キリストに従うのにどのように役立つかも含めてください。
最後に,図を見ながら,この聖句の場所と重要語句を暗記できるまで繰り返してください。
実践練習
霊的な知識を得るための原則を復習するために,3つの原則をそれぞれ思い出せるか確認してみましょう。次に,以下の語句と原則を正しく一致させられるかを確認します。(どれだけ正確だったかは,『マスター教義に関する基本文書』〔2022年〕の「霊的な知識を得る」の項の第5-12段落を参考にしてください。)
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「誤った情報や信仰を損なおうとする者たちから身を守る」
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「この世の前提や推論を受け入れる代わりに,主の真理の標準に基づいて,概念を見る」
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「自分がすでに持っている証に頼る」
以下のシナリオを読み,アイヴァンが霊的な知識を得るための原則をどのように応用することができるかを考えてください:
アイヴァンは土曜の午後を友達と過ごす予定でしたが,そのうちの一人が思いがけず皆で飲もうとお酒を持って現れたので,アイヴァンは帰った方がよいと感じました。これまでもそうした場合はいつも帰ってしまうので,友達が驚いたりしないことは分かっていました。アイヴァンが立ち去ろうとすると,友達のダニエルが「アイヴァンの教会は何もさせてくれないみたいだね」と言うのが聞こえました。
アイヴァンは歩いて帰りながら,ダニエルの言葉を考え続けました。
永遠の視点から概念や疑問について調べる
『マスター教義に関する基本文書』(2022年)の「霊的な知識を得る」の項の第8段落を読んでください。疑問を見直すという意味について,特に注意してください。
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コメントや疑問を見直す,ということの意味をあなたはどのように説明しますか。
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考えられる前提または思い込みを特定します。
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ダニエルは,自由と選択の自由の目的について,どのように信じているように見えますか。
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ダニエルは,救い主の教会の標準について,どのように信じているように見えますか。
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この問題を救いの計画や救い主の教えに照らして考えます。
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イエス・キリストの福音に従って生活することで経験したどのようなことにより,自分はダニエルとは違う見方をするようになったのでしょうか。
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救いの計画のどのような側面が,ダニエルが理解するのに最も役立つと思いますか。
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選択の自由を行使して主の戒めを守る人たちに救い主が与えられるのは,どのような自由なのでしょうか。それを拒否した結果としての束縛とは,どのようなものでしょうか。
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『マスター教義に関する基本文書』(2022年)の「霊的な知識を得る」の項の第5-7,11段落を読み,次の二つの原則がアイヴァンの状況にどのように応用されるかを深く考えてください。
信仰をもって行動する
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もし,アイヴァンが霊的に危険な状況から立ち去るという自分の決断に疑問を抱き始めたら,あなたは第5-7段落からどのようなことを分かち合いますか。それはなぜですか。
神が定められた情報源を通してさらに理解を深める
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第11段落で言及されている情報源の中で,アイヴァンにとって最も役に立つと思うのはどれですか。
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2ニーファイ2:27に記された真理は,どのようにアイヴァンの助けとなるでしょうか。