障害
指導者として,わたしにはどのような責任がありますか?


「指導者として,わたしにはどのような責任がありますか?」『障害と奉仕:指導者』

「指導者として,わたしにはどのような責任がありますか?」『障害と奉仕:指導者』

指導者として,わたしにはどのような責任がありますか?

Man speaking from a pulpit

教会の指導者には,自分の群れのすべての会員の世話をし,「個人」に手を差し伸べる神聖な責任があります。これには,障害のある人やその介護者に手を差し伸べることも含まれます。人々について知ろうとするとき,その背後にある動機が愛と思いやりに根ざしているなら,すばらしいことが起こるでしょう。教会の指導者や教師は,以下の点に留意しながら,障害のある人に働きかけ,障害についての認識と理解を深めるよう努めてください。

  • 温かく迎える。障害のある人が,自分は愛され,受け入れられていて,仲間であると感じられるよう助ける方法を探し求めます。

  • 機会を提供する。祈りながら,障害のある人が奉仕するための有意義な機会を見つけます。障害のある人やその介護者と会って,スキルや才能を見つける手助けをしてください。それらのスキルや才能を活かす方法について一緒に話し合います。だれもが何かしら貢献できるものを持っています。

  • 具体的に必要な事柄を明らかにする。本人や家族と話して,彼らの必要としていることを明らかにします。身体的,霊的,情緒的な支援のほかに,日々の生活からの休息が必要なこともあります。一般に,障害のある会員やその家族はその障害についての最良のリソースであることを覚えておいてください。彼らは特定の障害に伴う困難と強みについて知っているため,どのような助けが必要か判断するうえで助けとなってくれます。本人や,家族やそのほかの介護者に,敬意をもって次のような質問をすることによって,多くの理解を得ることができます。

    • 「教会でのあなたの経験がより有意義なものになるよう最善を尽くしたいと思っているのですが,そのために,あなたについてどのようなことを知っておくべきか,教えてもらえませんか。」

    • 「お子さんについてわたしに話しておきたいことはありませんか。」

    • 「これまでにあなたの助けになったことを教えてもらえませんか。教会でも同様の便宜を図れるようにしたいと思っています。」

  • 理解を育む。障害のある会員と話し合って,ほかの人々に知らせてもよいと本人が思っている事柄について確認したら,その人にどのような障害があり,どのようなことを必要としているかをワードの会員が理解できるよう助けます。これは,どのように支援するかについて,ワードの会員がより大きな思いやりや,理解や,霊感を得られるようにするのに役立ちます。

  • リソースを見つける。本人,家族,介護者と会うことによって,どの部分で最も支援が必要か理解できるようになり,また障害のある会員が分かち合いたいと思っている強みや才能についても明らかになります。適宜,必要とされる支援に役立つ,地域社会,ワード,ステークの利用可能なリソースを見つけてください。

  • 一緒に話し合う。必要に応じて,本人,親,またはそのほかの介護者に,本人の強みについてや,ワードへの十分な参加を阻む可能性がある問題や障壁について,ワードの指導者と話し合うよう勧めます。同様の障害のある子供の親同士がつながりを持てるよう助けます。