「第19課—教義と聖約8章:啓示の霊」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』
「教義と聖約8章」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』
オリバー・カウドリは,モルモン書を翻訳するジョセフ・スミスの能力に感銘を受け,自分も同じ賜物を神から授かりたいと思いました。主はオリバーに,彼自身の信仰に応じて翻訳の賜物を授けると約束されました。その時点で,イエス・キリストはオリバーに,啓示に関する多くの重要な原則を教えられました。この課は,神が聖霊を通して語りかけておられることに気づく能力を生徒が高めるのに役立ちます。
神はわたしたちに語りかけたいと望んでおられ,様々な方法でそうなさいます。神は聖霊を通して,「具体的に必要なことや責任,疑問に思っていることについて助け,証が強くなるよう助け」ようとしておられます(「トピックと質問」「啓示」,topics.ChurchofJesusChrist.org)。
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あなたやあなたの知っている人たちは,神からの啓示に気づくことについて,どのような疑問を持っていますか。
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神がいつ,どのようにわたしたちに御心を伝えてくださっているかを知るのが難しいのはなぜでしょうか。
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神が与えられた啓示に気づき,それに従う能力を高めることが大切なのは,なぜだと思いますか。
オリバー・カウドリは筆記者を務めていたとき,モルモン書を翻訳する力を主がジョセフ・スミスに与えられたことをその目で見ることができました。オリバーも翻訳したいと思い,主は彼に機会を与えることを承諾されました(教義と聖約6:25参照)。オリバーが良く翻訳できるようになるために,主は啓示を受けることに関する重要な原則をお教えになりました。
教義と聖約8:1-3を読み,啓示を受けることについて主がオリバー・カウドリに知ってほしいと望まれた事柄を探してください。
十二使徒定員会のリチャード・G・スコット長老(1928-2015年)は,神が聖霊を通してわたしたちの思いと心に語られる方法を幾つか紹介しています。
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「聖霊を通して主が皆さんの思いと心に語られることを証します。心に浮かぶ考えが,単なる一般的な気持ちの場合もあります。逆に,明確な,間違えようのない形で導きがもたらされ,霊的な口述筆記のように,詳しく書き留められる場合もあります。」(リチャード・G・スコット「霊的な導きを得るために」『リアホナ』2009年11月号,9)
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神が聖霊を通してわたしたちに語りかけられる様々な方法について,どのようなことを学びましたか。
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これらの教えは,天の御父とイエス・キリストの特質と願いについて理解するうえで,どのような助けとなるでしょうか。
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これまで,聖霊が語りかけられる方法を理解するの経験をしたことがありますか。それはどのような経験でしたか。