教義と聖約27－28章

教義と聖約27－28章

概要

天の使者を通して，救い主は聖餐に関する真理を明らかにされました。主はまた，御自分の武具を身に着けることについて教え，御自分の教会において御心を明らかにするために用いられる秩序と組織を明らかにされました。

学習者がイエス・キリストに近づけるよう助ける：学習者が聖文と自分の生活の両方で主の「深い憐れみ」（1ニーファイ1：20）に気づけるよう助けるなら，彼らは主がともにいて，今後も愛をもってそばにいてくださることを感じ，分かるようになるでしょう（教義と聖約68：6参照）。救い主がどのようにしてこれを行われたかについて詳しくは，『救い主の方法で教える』の「学習者が自分の生活の中で，主の愛と力と憐れみを認識できるよう助ける」の項を参照してください。「教義と聖約27：1－14」の課でも，これを行う方法の例を見ていきます。

教える準備

以下の情報は，各課の事前準備のアイデアを教師に提供するものです。

教義と聖約27：1－14

この課の目的：神の栄光にひたすら目を向けて聖餐を受ける備えを，生徒がさらによくできるように助けます。

• 生徒の準備：救い主に焦点を当てて聖餐を受けられるようにする方法について深く考え，発表する準備をしてくるよう生徒に勧めます。

• ビデオ：「わたしはすべての人をわたしのもとに引き寄せた」（13：39；タイムコード7：15－9：13を見ます）

教義と聖約27：15－18

この課の目的：サタンがわたしたちを誘惑し，気持ちをくじこうとする試みから，救い主がどのようにしてわたしたちを守ってくださるかを生徒が理解できるようにします。

• 生徒の準備：同年代の青少年をサタンが攻撃したり誘惑したりする方法と，そうした攻撃や誘惑から身を守るために救い主がどのような手段を与えてくださったかを発表する準備をしてくるよう生徒たちに勧めます。

• 材料：各生徒に配る小さな紙

• 配付資料：「『わたしの武具を身に着けなさい』（教義と聖約27：15）」

教義と聖約28章

この課の目的：救い主が御自分の教会において御心を明らかにするために用いられる秩序と組織を生徒が理解できるようにすること。

• 生徒の準備：この課の「例」の項にある状況を生徒に伝え，サタンの偽りの啓示と真の啓示を見分ける方法について深く考えてもらうとよいでしょう。

• 準備するもの：各種の本物とその模倣品（例えば，本物の携帯電話とおもちゃの携帯電話，本物のお金とゲーム用の偽物のお金，本物の果物とプラスチックの果物，本物の銀行からのメールと銀行を装った偽メールなど）

• ビデオ：「個人の啓示の枠組み」（12：41；タイムコード4：14－5：07を見ます）