「第155課-公式の宣言一:主は示現と啓示によってわたしに示された」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』(2025年)
「公式の宣言一」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』
第155課:信仰箇条と公式の宣言一および二
主は示現と啓示によってわたしに示された
およそ50年にわたり,一部の教会員は主の戒めに応じて多妻結婚を行っていました。1890年,主はウィルフォード・ウッドラフ大管長(1807-1898年)に,教会における多妻結婚の終了を発表するようお命じになりました。この課では,主は主の預言者に与える絶えざる啓示を通して教会を導かれることを生徒が理解できるようにします。
以下の文章について,空欄を埋めるのに最も適していると思う選択肢(知っている,信じている,ある程度信じている,信じているかどうか分からない)を選んでください:「わたしはこれが真実だと。」
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神はこれまで預言者を通して御自分の子供たちに御心を明らかにしてこられた。
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神は現在もなお預言者を通して御自分の子供たちに御心を明らかにしておられる。
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神はこの後も預言者を通して御自分の子供たちに御心を明らかにされる。
公式の宣言一の序文を読み,この宣言が聖徒たちの多妻結婚の実施について教えていることを見つけましょう。
1800年代半ばに聖徒たちがユタに定住した後,多くの教会員は公に多妻結婚を実施しました。合衆国ではやがて,政府指導者が多妻結婚を違法とする法律を制定しました。こうした法律により,末日聖徒の男性の多くが逮捕,投獄されました。また,逮捕されるのを避けるために身を隠した人もいました(『聖徒たち-末日におけるイエス・キリスト教会の物語』第2巻「いかなる汚れた者の手も」1846-1893年132,384-386,491-494参照)。
この宣言は教義と聖約に収録され,公式の宣言一として知られています。
以下を研究して,聖徒たちに対するウッドラフ大管長の勧告を見つけましょう。
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救い主が御自分の教会を導かれる方法について理解するうえで,これらの段落はどのように助けになりますか。
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これらの真理を知ることは,あなたの人生にどのような祝福や影響を与えるでしょうか。
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これらの真理から,救い主について,また救い主があなたに望んでおられることについて,どのようなことが分かりますか。
ラッセル・M・ネルソン大管長は,次のような証を分かち合っています。
4:27
「わたしは,主が御自分の教会の諸事を導かれることを確かに知っています。主は言われました。『わたしにはわたし自身の業を行う能力があることを,〔あなたに〕示そう。』〔2二―ファイ27:21〕
顧問たちとわたしは,最善を尽くしておりそれ以上は何もできないという非常に難しい状況において,主が御手を差し伸べてくださったことを,しばしば,涙のあふれる目で見てきました。それには驚くばかりです。」(ラッセル・M・ネルソン「歓迎の言葉」『リアホナ』2021年5月号,6参照)
ソフィアは,教会で見てきた変化に悩まされています。預言者が今行うよう求めることの中に,自分の幼いころ求められていたこととは違うことがあるのはなぜなのか不思議に思っています。