「様々なアイデア」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』(2025年)
「様々なアイデア」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』
付録
様々なアイデア
様々なアイデア
このリソースには,生徒が積極的にレッスンに参加できるよう助ける様々な方法が掲載されています。教えるテクニックに説得力があっても,使いすぎると効果がなくなったり,退屈になったりしかねません。多様な方法で教えることだけを目的として教え方を選ぶべきではありませんが,それぞれのレッスンで教え方をどのように変えるかよく考えてください。様々な教え方を用いることで,より多くの生徒の心に届けることができます。学習経験に取り入れる活動を選ぶ際に考慮すべき質問を幾つか紹介します。
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その活動は,キリストを中心とした経験,聖文に基づいた経験,学習者に焦点を当てた経験を促すものですか。詳しくは,セミナリー教科課程の採用と調整の訓練を参照してください。
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その活動は,教え,証してくださる聖霊を招きますか。聖霊がその役割を果たされるために必要な敬虔な環境に活動がどのような影響を与えるかを考えましょう。
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その方法は,神の神聖な言葉をどのように表すでしょうか。聖文と預言者の言葉は,威厳のある神聖な方法で伝える必要があります。
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すべての生徒が尊厳をもって扱われますか。常に一致と愛の気持ちを育むよう努めましょう。生徒が居心地の悪さを感じたり,やる気をなくしたり,孤独感を覚えたりするおそれのある活動は避けましょう。
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その活動は,クラスの時間で行うだけの価値がありますか。セミナリーで生徒とともに集まる時間は貴重な時間です。活動はあまり時間をかけなくても効果的に行うことができます。
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その活動の準備にはどのくらいの時間とリソースが必要ですか。貴重な時間とリソースをうまく管理することが重要です。
こうした考え方は,レッスン全体を通して複数の場面で使えることがよくあります。多くの場合,生徒が何をするよう求められているかのモデルを示すと,生徒はよりうまくやれるものです。生徒が活動を始める前に,必ずあなたがこの活動をよく理解し,参考になる場合は明確な指示とモデルを提供できるようにしましょう。これらの活動は,以下のセクションで構成されています。
フィードバックの提供または追加のアイデアの提案は,CES-Manuals@ChurchofJesusChrist.orgまで電子メールでご連絡ください。件名に「様々なアイデア」と入れてください。
1.聖文を研究し,話の流れを理解し福音の原則や教義を見つける
レッスンにはしばしば,生徒が一連の聖句を研究して,聖句ブロックの重要な背景と話の流れを十分に理解し,原則や教義を見つけられるようにする活動が含まれます。以下の活動は,生徒がこれを行う助けとなる幾つかの方法です。
アート作品の解釈
福音の視覚資料を使って物語について話し合います。教会のメディアライブラリーにある画像を見せ,描かれている聖句を研究するよう招きます。生徒に次の質問をします。
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あなたなら何を変えたいですか。
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芸術的(文章上にはない)な解釈は何ですか。
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どの聖句が表現されていますか。
バリエーション:レッスンの冒頭で話し合いを始めるに当たり,絵全体を見せるのではなく,絵を細かく分割して一度に一つずつ見せ,全体がとうなっているか当ててもらいましょう。何が見えたか説明し,見ていない部分を推測するよう求めます。
バリエーション:救い主の画像を幾つか選び,ホワイトボードに貼ります。色,焦点,配置をゆっくりと見て,イエス・キリストがどのような御方であるかについてそれぞれの画像が教えていることを見つけるよう招きます。原則を見つけたら,次のような質問をするとよいでしょう。
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あなたが見つけた原則を表していると感じるキリストの絵はどれですか。それはなぜですか。
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これらのイエスの絵のうち,この真理の重要性を感じるのに役立つのはどれですか。
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この真理について考えるとき,あなたはイエス・キリストについて,友人にどのようなことを知ってもらいたいと思いますか。
イラストにセリフを追加する
子供のための聖文の物語から絵をコピーし,生徒用の配付資料に貼り付けます。登場人物が言っていることや考えていることを生徒が書けるように,吹き出しを追加します。
ニュース記事や本のレポート
それぞれの生徒に,これから研究する聖文の一部を伝えます。次に,ニュース記事や本のレポートに関する条件を(紙またはホワイトボードで)示します。条件には,おもな登場人物,話の流れ,学んだ教訓一つか二つ(その元となった聖句を引用),10代の若者への応用などを含めるとよいでしょう。準備した内容をほかの生徒と分かち合う時間を取ります。
バリエーション:少人数のグループで,物語または本のレポートの各部分(おもな登場人物,話の流れ,教訓,応用)をそれぞれ別の生徒が担当することもできます。
把握するための質問
生徒が聖句ブロックを読んだ後,その中にある聖句がヒントとなる質問を挙げるよう招きます。調べれば分かる単純な質問ではなく,10代の若者にとって有意義な,関連のある質問を書くよう求めましょう。例えば,「アルマは,何が信仰で,何が信仰ではないと言ったでしょう」と質問する代わりに,「救い主が教えられたことが真実であることを自分で知るためには,何をする必要があるでしょう」と尋ねることができるでしょう。研究する聖句ブロックが複数ある場合は,質問をリストアップしたら別のブロックを研究した生徒と分かち合うとよいでしょう。クラスメートの質問に対する答えを探し,考えることができるでしょう。
著者へのインタビュー
生徒に,自分がある聖文の話の著者であり,書いた内容についてインタビューを受けていると想像するように言います。生徒はその聖文の話を読み,インタビュアーと著者の役を交代で務めてもよいでしょう。インタビュアーが尋ねる質問には,次のようなものがあります。
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著作の中で,読者に見逃してほしくない点は何ですか。
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要点,または要点の一つは何ですか。
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読者にはそれをどのように生活に取り入れてほしいですか。
この経験から学んだことを発表するよう招きます。生徒のコメントを使って,太字で書かれた真理を述べましょう。
組み合わせ
一つの列に複数の参照聖句を書き,別の列には対応する真理を順番を入れ替えて書きます。生徒は研究して組み合わせるとよいでしょう。
最も重要な真理
生徒が研究している章に,見つけられそうな真理が複数ある場合,各自で研究することから始めてもよいでしょう。各自が聖句ブロックで最も重要だと思う真理または概念を3つか4つ選び,書き留めます。次に,生徒は二人ずつのグループに分かれて,見つけた真理を見比べることもできます。各ペアで最も重要だと思う真理を二つ選び,記録します。注:初めに書き留めた4つほどアイデアと異なってもかまいません。その後,別のペアと合流して4人グループを形ります。4人はともに,自分たちの考えを分かち合い,比較し,一つのチームとして,書いたものの中で最も重要な真理を一つ決めます。
画像のタイムライン
生徒が研究する聖文の物語を表す画像を幾つか掲示します。生徒が読む聖句を掲示します。画像を正しい順序に並べ替えるよう招きましょう。
プロット図の作成
聖文の話で教えられている教義や原則をプロット図を使って見つけられるようにします。プロットの様々な要素を,以下を含めて決めましょう。
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当初の状況(だれが,何を,どこで,いつ,など)。
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対立や衝動の高まり。登場する人々の生活に影響を及ぼす変化を見つけましょう。
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クライマックス。ここが物語の焦点です。障害を乗り越えたり,発見の瞬間があったりなど,大きな変化が起こることがよくあります。
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落ち着いていく。クライマックスの結果,物語が落ち着いていきます。
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解決。これは経験によって人々が得た新しい理解を表します。
それぞれのプロットの要素に対する参照聖句をホワイトボードに書きます。生徒はそれぞれのプロットの要素に対する聖句を読んで,読んでいることを絵に描くか,重要な出来事を書き出します。最後のステップを終えたら,話全体を見て,学んだ真理を書き留めるよう招きましょう。
パズル
聖句ブロックを表す絵を使って簡単なパズルを作り,各ピースの裏に参照聖句を書きます。生徒をグループに分け,各グループにピースを一つずつ渡します。生徒は参照聖句を研究し,要約する準備をします。各グループが要約をクラスで発表するときに,パズルのピースをホワイトボードにテープで貼り,絵を完成させます。
朗読劇
会話の多い物語の場合,各自がすぐに自分の役を見つけられるよう,聖句を台本にまとめます。会話ではない節はナレーターが読みます。聖句を写し,それぞれの役に異なる色の蛍光ペンで印を付けてもよいでしょう。注:神会の御三方は常に最高の敬虔さをもって表現されるべきであることを心に留めてください。この活動をしたい聖句にイエス・キリストをはじめ神会のどなたかが登場する場合,神会の御方の言葉はナレーターが読みましょう。
聖文を読む
クラスで聖文を読む方法はたくさんあり,それぞれ果たす目的が異なります。クラスの必要性を踏まえたうえで,読み方を選びましょう。
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黙読:生徒が各自で静かに読みます。聖文について思い巡らす時間ができ,各自のペースで読むことができます。
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ペアまたはグループで読む:より多くの生徒が参加でき,音読に対する緊張感を和らげることができます。
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教師または録音された音声:教師が読む,または音声を再生して,生徒に目で追うよう招きます。
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音読:クラス全員で一緒に聖句を読むよう招くこともできます。希望する複数の生徒がクラス全体に向けて音読する,あるいは音読する生徒を事前に依頼し,読む練習をする時間を設けてもよいでしょう。読むのが苦手な生徒には「パス」してもよいことを必ず伝えます。
聖文の掘り下げ
一連の聖句に関する質問を幾つか,別々の紙に書いておきます。生徒は前に来て,質問の紙を一つ受け取ります。席に戻って答えを見つけるよう招きます。答えを見つけた生徒はもう一度前に出て来て,次の質問を受け取ります。少人数のグループで行うこともできます。
シミュレーション
その日読む予定の聖文の物語をシミュレーションできるように,教室を準備します。例えば,教義と聖約121章を読む場合,リバティーの監獄の部屋ほどのスペースを,椅子を並べて作ることができます。この方法は,生徒が学習する内容を視覚的に把握できるようにします。教義と聖約136章では,生徒を開拓者の隊に編成し,代表として隊長を選ぶこともできます。
ストップサイン
太字で書かれた真理を生徒に渡します。幾つかの節をゆっくり読み上げ,太字で書かれた真理を教える助けとなることが分かったら,手を挙げるか「ストップ」と声を上げるように伝えます。その後,気づいたことを発表するよう招きます。
生徒による要約
クラスの前に,一人または複数の生徒に聖文の背景や内容を渡し,クラスのために要約するよう依頼しておきます。前日に印刷して渡すか,生徒が教室に入るときに手渡すとよいでしょう。生徒はクラスの適切なタイミングで求められたときに,要約を発表できるよう準備します。
聖句を言い換える
生徒は聖句ブロックを読み終えたら,1節を選んで言い換えるか,それぞれの行を自分の言葉で書くとよいでしょう。難しい語句を理解するために,定義を見つける練習や,ほかの聖文または聖文研究ツールを使う練習ができるよう生徒を助けます。
正誤問題
聖句ブロックの重要な詳細情報について,様々な正誤問題を書きます。まずはその問題が正しいか誤っているかを示すよう招きましょう。生徒は聖句ブロックを研究しながら,その問題が正しいか誤っているかの証拠を見つけます。次に聖文を読みながら,誤った文を正しく書き直します。
写真を使う
生徒に,自分にとって大切な写真を選ぶよう招きます。スマートフォンや携帯電話に保存してあるものでも,自宅から持参するものでもかまいません。以下について話す準備をするよう招きます。
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撮影に至るまでの経緯。
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写真のポイントまたは目的。
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自分にとって大切な細かい情報を幾つか。
発表の後,生徒はレッスンで使う聖句ブロックを読んで,ブロックに関して上と同じ3点について準備をします。
可視化
研究した物語や,文章の一部を想像するよう招きます。生徒は目を閉じ,教師が説明したイメージを可視化することに集中します。例えば,自分は羊飼いであり,飼い葉おけに寝ている幼子キリストを見つけるという天使の招きに従ったと想像するよう招くとよいでしょう。次に,以下のようなことを言います。「幼子キリストを抱いたマリヤがいる馬小屋に入って行きます。そこにだれが見えますか。どんな動物を想像しますか。あなたの想像の中で,マリヤはあなたが入ってきたことにどのような反応を示しますか。」生徒が状況を想像できるような質問を続けましょう。
ワードクラウド
聖文の中で重要だと感じる語句を見つけるよう招きます。見つけたものの中で多くの生徒に共通する語句や重要な語句を使い,ワードクラウドを作成します。文字の大きさで,その言葉の重要度を示すとよいでしょう。
2.引用文や聖句で理解を深める
研究している原則や教義について生徒が理解を深めることができるよう,レッスンに標準聖典から幾つかの聖句が含まれることがよくあります。また,教会指導者の言葉が複数含まれるレッスンもあります。以下の活動は,生徒が様々な聖句や引用文を研究し,生徒自身で真理を発見する機会を得られるよう助ける幾つかの方法です。
学習ステーションを設ける
教室のあちこちに学習ステーションを設置します。各ステーションの壁や机に指示を掲示しておきます。読む聖句や引用文,質問,取り組むほかの活動などを含めるとよいでしょう。生徒は少人数のグループに分かれて順番にステーションを回り,各ステーションで学んだことを話し合います。また,生徒が個別に取り組み,各自のペースでステーションを回るようにしてもよいでしょう。各ステーションに大きな紙を置いておき,回ってきたグループまたは個別の生徒が答えを書くようにすることもできます。ほかの生徒が書いたものを読み,深く考えることができるでしょう。
独自の脚注を作る
研究している聖文に脚注を加えるよう招きます。研究している聖句と,ほかの聖句や教会指導者の言葉を関連付けることで,脚注を追加できます。余白に相互参照を書き込むか,福音ライブラリーのリンク機能を使用します。そのテーマについてより多くの気づきを得られるように,追加の参照聖句をできるだけ多く分かち合うとよいでしょう。バリエーション:生徒は福音ライブラリーにあるタグを使って,レッスンで使う様々な聖句や引用を関連付けることができます。
定義する
生徒は理解するのが難しい言葉や概念はどれかを明確にし,聖文や聖文研究ツール(Topical Guide〔『項目別索引』〕『聖句ガイド』「トピックと質問」)などのリソースで調べることで,学びが深まります。その用語やフレーズを生徒自身の言葉で定義してもらいます。
落書きメモ
生徒が研究する際に,発見したことを書き込める吹き出しや区切り線が入った紙を配ります。
専門家
生徒を少人数のグループに分け,各グループに学習テーマを割り当てます。各自がグループのテーマに関する専門家になれるよう,研究する時間とリソースを提供します。十分な時間を取った後,生徒を新しいグループに分けて,各グループに異なるテーマの「専門家」が一人含まれるようにします。その後,それぞれのテーマについて学んだことを分かち合いましょう。
『青少年の強さのために』との関連付け
小冊子『青少年の強さのために-選択の指針』からセクションを一つ選び,聖句ブロックで見つけた真理を強化する言葉を探すよう招きます。
教えに教え
生徒に,学習帳に聖句を一行または一文ずつ書き直し,各行または文の間にスペースを空けてもらいます。その行または文のそれぞれの言葉を注意深く研究し,熟考するとよいでしょう。また,その行に関する相互参照聖句や,福音ライブラリーからほかの情報を見つけてもよいでしょう。次に,聖句の次の行についても同じことを行います。一例を『For the Strength of Youth-青少年の強さのために』2021年2月号,32「恐れてはならない」で確認できます。
マインドマップ
上記のようなマインドマップを学習帳に作成するよう招きます。真ん中のボックスに,見つけた原則や教義を書き込みます。その後,さらに理解を深めるためにほかの聖句や引用文を調べてもらいます。外側のボックスには,そのテーマに関する生徒の気づきを追加できます。ボックスをどんどん増やしていき,学んでいる内容と結びつけながら,マインドマップを拡大するよう招きましょう。
重なるアイデア
生徒に,ある点で似ていて別の点では異なるテーマを課の中で二つ以上選ぶよう招きます。上のような図を作成し,二つのテーマの共通点と相違点を整理できるようにしましょう。一つの話の中の二人の人物(例えば,レーマンとニーファイ),または二つのテーマ(例えば,過越と聖餐)などに用いることができます。
意見を分かち合う
生徒に聖句ブロックのページをコピーして配り,上部に自分の名前を書いてもらいます。聖句ブロックを読み,研究から得た洞察を書き込む時間を1,2分取ります。
以下のような例が考えられます:脚注に印を付ける,預言者の言葉を紹介する,重要な語句に下線を引く,特別な言葉を丸で囲む,原則を書く,証や洞察を余白に書いて分かち合う。
時間が来たら,紙を次の生徒に渡して,別の洞察を書き込んでもらいます。数回これを繰り返した後,最初の生徒に紙を戻します。バリエーション:聖句ブロックの代わりに,聖句ブロックに関連する様々な応用問題をそれぞれの紙に一つずつ書きます。複数の生徒が聖文を用いて質問に答え,そのテーマについての証を分かち合ってもよいでしょう。
引用文をランダムに選択する
真理を教えている引用文を課から幾つか選んで帽子か袋に入れます。有志の生徒に引用文を1枚取り出して,学んでいる真理とどのように関連しているか,自分たちにとってどのような意味を持つかを話すよう招きましょう。引用文を読んで話す準備をする時間を必ず設けましょう。バリエーション:発表の後で引用文を交換し,新しい引用文を分かち合う新しいパートナーを見つけましょう。
聖句トーナメント
参照聖句を16選び,トーナメント表の外側の列にある16本の線上に書きます。生徒を二人一組または少人数のグループに分け,表で対になっている聖句を読み,どちらの参照聖句が現代の10代の若者にとって意味があるかを判断するよう招きます。選んだ聖句は,次のトーナメント表に入ります。生徒は,意味があると感じる聖句を一つ特定するまで対の聖句について話し合いを続け,選んだ理由についても話し合います。生徒はこれらの聖句について,クラスで発表することもできます。
生徒が選択する研究活動
6つの研究活動のリストを作ります。生徒は聖句ブロックから真理を見つけた後に,どの活動を行うかをランダムな方法で選びます(サイコロを振る,カードを引く,紙片を選ぶ,乱数発生器)。
例として以下のような活動があります。
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生徒が見つけた真理を,主が教えられたまたは実証された物語をイエスの生涯から分かち合う。
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その真理に関するマスター教義聖句またはほかの聖句を見つける。
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その真理に従って生きた人の例を聖文の物語から見つける。
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その真理を教えている教会指導者の言葉を見つける。
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その真理によって祝福された人の個人的な経験を分かち合う。
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その真理に従って生きるためにわたしたちができることについて,あなた自身の例を選ぶ。あなたが分かち合う例を教えている聖句を見つける。
スタディスネーク
それぞれの机や椅子に,「聖句か引用文を一つ読む」または「レッスンの質問に答える」などの指示を書いたカードを置きます。生徒は席を順に回り,カードの指示に従います。
トピックウェブ
生徒に,まず中央に太字で書かれた真理やトピックを書き,周りに広がるこのような図を作成するよう招きます。次に,生徒は外側の円に向かって線を引き,関連する聖文,真理,または主要トピックの要素をラベル付けします。例えば,中央の円に「神を信じなさい」というベニヤミン王の招きと,モーサヤ4:9-10と書くとよいでしょう。次に,神について信じるようベニヤミン王が招いていることを,外側の円に列挙します。
ビデオの一時停止
福音の原則を描くまたは教えるビデオを使います。生徒の興味をそそるため,または視聴している内容を生徒が分析できるようにするために,様々な時点でビデオを一時停止します。次のような質問をするとよいでしょう。
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「このような状況にいたとしたら,あなたならどのようなことを考えたり感じたり,疑問を持ったりすると思いますか。」
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「今日研究した聖文で,助けになりそうなものはどれですか。」
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「今日研究した真理について,この人にどのようなことを理解してほしいと望みますか。」
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「今日のあなたは,この物語にどのように共感できますか。」
3.学んでいることを分かち合う
レッスンの間,生徒は自分の考えや気づきを分かち合うように勧められます。生徒がパートナーや少人数のグループ,またはクラス全体に対して説明し,分かち合い,証するとき,聖霊によって,語っているまさにそのことについて,より深い証へと導かれることがよくあります。生徒の言葉や表情は,聖霊の力によって,聞いている人の心や思いに大きな影響を与えることもあります。これは大切なことですが,分かち合うことは生徒にとって様々な理由から難しい場合があります。抵抗を感じる生徒のために,「パス」しても問題ないように配慮しましょう。以下のアイデアは,生徒が学んでいることを分かち合う際に役立つものです。
聖句を分析する
大きな紙の中央に聖句を書きます(あるいはホワイトボードに掲示してもよいでしょう)。必ずすべての生徒が見えるよう十分な大きさにしてください。数分時間を取って,生徒にその聖句についてできるだけ質問をしてもらいます。その後,質問の答えを「福音ライブラリー」で調べる時間をさらに数分取りましょう。あるいは,聖句を紙に印刷し,生徒が個別に同じ活動を行ってもよいでしょう。
アイデアボード
生徒は付箋や小さな紙を使って,福音の真理を応用する方法についてのアイデアを書いて,ホワイトボードに貼りつけます。例えば,福音の一つの原則を応用する方法についてアイデアを書いてもよいでしょう。アイデアボードには,テーマに関連した何かの大きな画像を入れるとよいでしょう。例えば,命の木を研究している場合,生徒はその実を食べる方法をリストアップし,ホワイトボードの木の枝に掲示することができます。時間を取って,ほかの生徒が書いた内容を見直しましょう。
対象者を知る
生徒は対象者を選び,自分が学んでいることを対象者が理解できる方法で分かち合います。この活動は,二人一組かグループで行うとよいでしょう。複数の選択肢を提示し,どのような対象者に教えたいかを選んでもらうと効果的でしょう。幾つか選択肢を挙げますので,そこから選ぶとよいでしょう。
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伝道中に知り合った別の信仰を持つ友人。
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初等協会のクラスの子供たち。
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学校の友人。
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家族の一人。
会話を続ける
クラスで話し合いを行う前に,互いに注意深く耳を傾けるよう促すと助けとなるでしょう。話し合いの前に,以下のアイデアを生徒に伝えてもよいでしょう。これは,生徒が互いの話に注意深く耳を傾け,多くの生徒が参加できる教化的な話し合いを生み出す助けとなります。このようなアイデアを提示するか,配付資料として配ってもよいでしょう。
付け加える—クラスメートの説明で気に入った点を伝えてから,自分の考えを加えます。
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「それで思い出したのですが……」
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「賛成します。なぜなら……」
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「そうですね。もう一つの例は……のときです。」
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「いい指摘です……」
要約する-クラスメートが言ったことを言い換えてからコメントします。
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「あなたが言いたいことはつまり……」
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「それで,わたしの理解が正しければ……」
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「……と言っていたけど,それが良かったです。」
質問する—生徒が話したことについて,ほかの生徒に質問します。
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「それについて詳しく教えてもらえますか。」
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「よく分からないのですが……。」
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「なるほど。では,……についてはどうでしょうか。」
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「……について考えたことはありますか。」
紙を回す
読む聖句や引用文,質問を含む一連の指示を紙に書きます。生徒が答えを書くのに十分なスペースがあるようにしてください。生徒一人一人にコピーを配り,一番上に生徒の名前を書いてもらいます。最初の課題に答え,紙を折って答えを隠します。紙を別の生徒に渡し,その生徒は次の質問に答えたり指示に従ったりします。紙を折って自分の答えを隠し,別の生徒に渡します。全員に回り終わったところで紙を元の生徒に戻し,生徒はクラスメートが書いたことを読みます。
分かち合う準備をする
生徒に答えてほしい重要な質問を伝えます。答えを尋ねる数分前に必ず伝えてください。例えば,「今から数分後に,何人かに______________についての考えを分かち合ってもらいたいと思います。次の聖句を研究しながら,どのようなことを分かち合いたいかを考えてください」と言うとよいでしょう。生徒はまず二人一組かグループで分かち合うとよいでしょう。
クラスで投票する
小さな紙を配り,投票をします。生徒は匿名で答えてから,紙を箱や帽子に入れます。原則,質問,シナリオの中でだれかが下すであろう決断について,生徒の考えを集めるとよいでしょう。あるいは,生徒がスマートフォンを利用できる場合は,無料で使いやすい投票アプリを使用することもできます。生徒に研究課題と質問への投票リンクを伝え,スマートフォンを使って回答してもらいましょう。回答を確認し,クラスで掲示することができます。これを容易にする無料の投票アプリはたくさんあります。
パワーフレーズ
力強いフレーズを使って,生徒の分かち合いを訓練し,クラスのディスカッションを促しましょう。
これは,静かなクラスや,何をどのように分かち合えばよいのか分からないクラスにとって助けとなる方法です。以下のリストを見せて,生徒が分かち合う内容を組み立てられるようにします。生徒は聖句ブロックを研究し,一つまたは複数のパワーフレーズを使って分かち合う準備をします。教師が話し合いの進行役を務めるか,生徒に進行役を任せます。
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わたしの大好きな聖句は……
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鋭いと思うフレーズは……
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ここから得られる教訓は……
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わたしが見つけた原則は……
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わたしが面白い/紛らわしいと思った言葉は……
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ここで10代の若者が知る必要があるのは……
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このことからわたしが真実だと知っているのは……
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わたしが確信が持てないのは……
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今日,これについてやるべきだと感じることの一つは……
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ここから救い主について分かることの一つは……
参加カード
あなたが尋ねた質問に対する目に見える回答として生徒が掲げるカードを配ります。生徒は自分の答えを示したり,考えを分かち合ったり話し合ったりする準備ができたときに,カードを使うことができます。以下はその例です。
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正しい場合は緑,誤りの場合は赤
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片面に「考え中」,裏面に「分かち合う準備ができました」
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ホワイトボードに挙げた様々な選択肢を表す数字や文字を書いたカード。答えを表す数字または文字をすべての生徒が示すので,教師は生徒の回答を見てから,答える生徒を選ぶことができます。
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上下左右に複数の答えを書いたカード(以下の例を参照)。生徒の答えは上中央です。教師または生徒は,生徒たちがどれを示しているかに基づいて発言を求めることができます。
シナリオスターター
生徒に未完成のシナリオを配り,より関連性があり親しみやすくする具体的な情報を追加するよう招きます。例えば,次のように言うことができます。「あなたと年齢の近いジュリアという名前の女性が,人生の課題に直面しているというシナリオを作成しましょう。人生の課題とは,どのようなものが挙げられるでしょうか。」生徒が分かち合うときに,ジュリア,または教師が選んだ別の名前の人物が実在するかのように,具体情報を提案できるように助けます。また,ジュリアの抱えるおもな疑問など,話し合いに影響を与える重要な情報を教師が追加することもできます。
あるいは,生徒自身が独自のシナリオを作成して紙に書いてもよいでしょう。シナリオを交換し,学んだことを活用して答えてもらうこともできます。
シナリオ・テキストスレッド
一つのテキストメッセージで始まるシナリオを作成しますが,そのメッセージに至った状況は明かさないようにします。各生徒に次のようなテンプレートを提供し,スレッドの対話を作成するよう招きます。
スピード・フレンドシップ
生徒が互いに安心して分かち合えるようにするために,まずクラスメートのことを知る手助けから始めましょう。この活動は,聖文について何かを分かち合うだけでなく,生徒同士が知り合うのにも役立ちます。向かい合わせの席を2列に並べて,生徒を二人一組にします。次に,生徒は指定された聖句に印を付け,その聖句について教師が用意した質問に答えます。向かい合うペアそれぞれに,教師が用意した,友情を育む質問に答えるよう招きます。互いをよりよく知るために役立つでしょう。生徒はパートナーを変え,異なる質問や聖句を使って何度か繰り返しましょう。すべてのパートナーと話せるよう,隅の椅子に座る生徒は移動しないようにします。
付箋ボード
生徒が答える質問や,気づいたことを分かち合える聖句を幾つかホワイトボードに書きます。各生徒は付箋に自分の名前を書いて,答えたい質問やコメントしたい聖句の横に貼ります。
バリエーション:色によって,生徒が分かち合いたいこと,つまり,気づいたこと,質問,相互参照などが分かるようにしてもよいでしょう。
写真を撮る
生徒に,教室にある物やスマートフォンなどに保存してある写真の中で,原則や教義を教えるのに役立ちそうなものを選ぶよう招きます。その物や写真を使って,学んだことをだれかに教える方法を分かち合ってもらいましょう。
分かち合う前に書き留める
声に出して答えるよう招く前に,重要な質問に対する答えを学習帳に記録する時間を設けます。
4.学んだことを表現する
レッスンでは,研究してきたことを目に見える形で示すために何かをするよう,生徒を招くことがよくあります。創造的スキルが必要になる場合もあります。以下の活動は,生徒がこれを行う助けとなる幾つかの方法です。
折句
名前,場所,教義にある文字を使って,クラスで学んだことを用いた折句を作りましょう。例えば,「イエス様」という言葉を使って,生徒は次のような折句を書くことができます。
イ―イエス様の愛を信じて
エ―永遠の命を頂き
ス―すべての人に希望を与え
さ―ささげる祈りに心を込め
ま―まっすぐに信仰を貫く
アプリの作成
生徒は紙に自分が考案したアプリのデザインを書きます。研究した聖文で教えられている真理を採り上げ,それを生活に応用するのに役立つ活動,写真,聖句,引用文などを含めるとよいでしょう。
交差対句法
交差対句法とは,文,段落,または文章の後半が,前半を鏡のように映し出し,逆の順序で繰り返す修辞技法のことです。最も重要なメッセージは真ん中にあります(例としてアルマ36章を参照)。生徒に,研究した内容から交差対句を作るよう招きます。生徒は太字で書かれた真理を中央に置き,その上下に根拠となる聖文や預言者の言葉を書き足します。次のようになります。
A-その真理について生徒が感じること,またはそれについて経験したこと
B-生徒がその真理について理解していること
C-福音の真理または原則
C-福音の真理または原則
B-その真理についてのさらなる理解
A-生徒がその真理について得たそのほかの経験と,それについてどのように感じるか
漫画での学習
漫画のテンプレートを生徒に渡すか,紙にテンプレートを作成してもらいます。生徒は聖句ブロックを読み,その中の物語の筋を漫画に描きます。最後のコマを使って,その物語から学ぶべき最も価値のある真理だと思うことを分かち合います。描いた漫画をクラスで発表するとよいでしょう。あるいは,この活動を使って,真理や原則の現代への応用例を描くこともできます。
レッスンの概要を作成する
生徒が簡単なレッスン,話,メッセージ,または聖句を分かち合う方法を準備するために使用できる概要を作成します。生徒が発見したことを記録するために,概要テンプレートを用意しましょう。各ボックスに異なる情報を書き込むよう生徒に指示するとよいでしょう。例えば,生徒は最初のボックスにタイトルを書き,次のボックスに重要な聖句の要約を書き,三つの縦長ボックスには例や個人的な物語を,最後のボックスに証を書くとよいでしょう。
パンフレットを作成する
生徒一人一人に紙を配り,三つ折にしてもらいます。生徒は,見つけた原則や教義を記したタイトルページを作成するとよいでしょう。次のページには,副題と,学んでいることの詳細を記載します。パンフレットの裏にスペースを空けておき,レッスン中に立てる目標や計画を書き込むよう招くとよいでしょう。
カテゴリーの色分け
聖句ブロックのページを印刷し,聖句に印を付けるための色鉛筆を用意します。「約束された祝福」「信仰の行い」「戒め」などのカテゴリーを特定します。カテゴリーごとに色分けするとよいでしょう。生徒は聖句を研究し,見つけたカテゴリーを色分けします。印を付けたところや,この活動から学んだことを分かち合います。
計画を評価する
生徒が自分の計画を評価できるよう,グラフィックオーガナイザーを使うとよいでしょう。生徒は図の各セクションの質問に答えます。
フローチャート
生徒は,レッスンで採り上げられる様々な決断や概念の間の関係を説明する図を作成できます。例えば,イエス・キリストを信じる信仰や希望がどこにつながるかを示すために,次のような図を使うことができます。
ものづくり
生徒が研究した内容を表すものを作るために,ブロックや粘土などの材料を用意します。例えば,生徒はブロックを使って,司令官モロナイが民に築くよう命じたとりでを表すことができます(アルマ48:7-9参照)。サタンの攻撃に耐えるために霊的に備える方法を,それぞれのブロックに貼るとよいでしょう。
画像コラージュ
自分のモバイル端末や福音ライブラリーにある,真理に関連する写真を探し,デジタルコラージュを作ってクラスで分かち合うとよいでしょう。
知る-疑問に思う-学ぶ
生徒は1枚の紙を3つの欄に分けます。最初の欄には,あるテーマについてすでに知っていることを書きます。隣の欄に,知りたいことを書きます。3番目の欄には,レッスン中およびレッスン後に学んだことを書き込みます。レッスン中に学びを助けたもの,または自分の感情に影響を与えたものがもしあれば,挙げるとよいでしょう。
将来への手紙
特定のタイミング(伝道中,結婚するとき,第一子を持つとき)に開封して読む,自分あての手紙を書きます。もう一つの選択肢として,将来の家族にあてた手紙を書いてもよいでしょう。あるいは,セミナリーに来る将来の生徒に手紙を書き,自分が学んだことや感じたことを説明することもできます。
ミームを作る
自分の研究から原則を見つけ,その原則を説明する興味を引く言葉を考えます。その原則を説明する絵も描きましょう。必ず参照聖句を含めるようにします。自分のミームを発表し,説明しましょう。機関誌『For the Strength of Youthj-青少年の強さのために』の最新号から幾つか例を紹介してもよいでしょう。
「行って行う」計画を立てる
生徒は,レッスン中に学んだことや感じたことを基に,効果的で義にかなった行動を取る計画を立てることができます。そのために,自分のやりたいことを特定し,その計画を達成する具体的なステップを考えましょう。直面する可能性のある障害を見極め,それらの障害に対処する具体的なステップを含めるとよいでしょう。計画を立てる際には,計画をより細かいステップに分けるよう促しましょう。毎日行うことに小さな変化を加えることで,より頻繁に成功を実感できるようになります。
計画の「決定木(ディシジョンツリー)」を作る
生徒は決定木を使い,様々な決断の長所と短所を書き出すことで,福音の原則の応用に役立てることができます。福音の原則に関する一つの質問から始め,決断を下すに当たってある選択をした場合の長所と短所を挙げた後,選択を評価します。計画に含まれる質問や決断ごとに別の決定木を作成しましょう。
例:聖文を研究する計画を立てる。
質問:
-
いつ聖文を研究するか。(決定木を一つ作る。)
-
どこで聖文を研究するか。(別の決定木を作る。)
-
聖文研究にどのくらいの時間を費やすか。(3本目の決定木を作る。)
最後には,三つの決断が組み合わさって一つの計画または目標が形成され,それを達成する具体的なステップが示されます。
賛美歌の新しい歌詞
生徒はレッスンで研究した真理についての賛美歌を一つ選び,研究した内容を基に新しい歌詞を作ります。クラスで新しい歌詞を幾つか選び,掲示して歌いましょう。
プロジェクト型学習
生徒は複数のレッスンにまたがるプロジェクトを作成し,その後のレッスン/週に内容を追加していきます。詩,賛美歌,動画,アートプロジェクト,またはその後のレッスンで生徒が作るそのほかの創造的な表現でもよいでしょう。
結末を書き換える
生徒に,聖文の物語の結末,または教師が分かち合った物語の結末を,その人物がより良い/異なる決断をしたかのように書き換えるよう招きます。
レシピ
生徒は学んだことを使ってレシピを作ります。材料,分量,作り方を含むレシピの例を生徒に見せるところから始めるとよいでしょう。次に,生徒がそのひながたに従って,学んでいる内容を整理するのを助けます。そのレシピに「力強い宣教師になる方法」または「より効果的な聖文研究を行う方法」という題名を付けてから,聖文や引用文を使って不可欠だと感じる要素を含めるとよいでしょう。例えば,教義と聖約76章で,生徒は日の栄えの人になるための材料,分量,作り方を挙げることができます。創造力を使ってレシピを作るよう生徒を励まします。生徒はレシピの完成品を表す絵を描いてもよいでしょう。
ロールプレー
生徒がシナリオを演じます。これにはたくさんのバリエーションがあります。希望する生徒が教室の前に来て,シナリオのロールプレーを行いましょう。二人一組または少人数のグループで行ってもよいでしょう。あるいは,教師が疑問を抱える人物の役を演じ,その疑問や懸念にクラス全員で対応してもよいでしょう。
短い動画
短い動画を企画するよう招きます。生徒は台本を作成し,レッスンで学んだことをどのように手本にするか決めるとよいでしょう。可能であれば,生徒が動画を作成し,クラスで発表してもよいでしょう。
ソーシャルメディアへの投稿
クラスで話し合った原則に関連する個人的な信条や経験を分かち合うために,ソーシャルメディアへの投稿を作成するよう招きましょう。オンラインで投稿するものでも,学習帳に書くものでもかまいません。あるいは,クラスで研究したことに関連した疑問をだれかが投稿したと想像し,自分が学んできた知識を使って回答を作成することもできます。または,生徒が教会指導者の最近のソーシャルメディアへの投稿を研究し,レスポンスや励ましのコメントを書いてもよいでしょう。生徒がソーシャルメディアで意義のある投稿をするのに役立つ記事として「ソーシャルメディア:人生を変える力」『For the Strength of Youth-青少年の強さのために』2022年4月号を参照してください。
視覚表示
グループに分かれて,聖文,引用文,そのほかの研究リソースを使って,教室用のポスターや壁に掛ける掲示物を作成します。重要な聖句,聖文の物語から答えられる質問,永遠の真理,絵などを含めるとよいでしょう。生徒は順番に,ほかのグループの作品を見て回るとよいでしょう。
教会機関誌に記事を書く
生徒に,機関誌『For Strength of Youth-青少年の強さのために』『フレンド』『リアホナ』に,自分が研究したことや,それが世界中の青少年にどう役立つかを分かち合う記事を書いていると想像してもらいます。例となる記事を見せてもよいでしょう。イラストや表,インフォグラフィックを加えるよう生徒に勧めます。