自立
リソース


リソース

賢く取り組むジョシュ

月曜日

昨晩,ジョシュは友人から,コンピューターセントラル社の話を聞きました。おもにパソコンサポートを行う会社です。いい話だと思ったので,調べてみることにしました。

会社のウェブサイトには二つの職の求人が出ています。パソコン技術者1名,カスタマーサポートリーダー2名です。どちらも自分にできそうです。ジョシュはそれぞれの職に合わせた履歴書を2通書き,両方の職に応募しました。

たいていの求職者はここで止まり,電話が鳴るのを待ちます。しかしジョシュは,雇用担当のマネージャーと話すことができれば,職を得られる可能性が高くなることを知っています。

そこで,ウェブサイトに戻り,採用を左右する権限のある人を社員名簿で検索,ついに3人の名前を見つけました。

ただ電話するよりも紹介があった方がよいことを知っているので,ジョシュはクラス終了後,二人の教師に相談し,その会社に勤めている人をだれか知らないか聞いてみます。教師たちは,なんとその二つの職の求人を扱っている部署の秘書,アリス・パットンを紹介してくれました。

ジョシュはアリスについて教師から少し聞いてはいますが,念には念を入れて,ソーシャルメディアでもアリスのプロフィールを確認します。そのうえでアリスに電話し,「30秒で表現するわたし」を聞いてもらい,応募した二つの職についてだれと話せばよいかを尋ねました。アリスはジョシュを,ジョシュが先ほど見つけた3人の人物の一人である,現職の採用担当者,ウィリアム・スティーブンソンに紹介します。

ジョシュはその日,残りの時間を使ってほかの求人を調べました。

次のページに続く

火曜

ジョシュはウィリアム・スティーブンソンの職務プロフィールを見ることから,求職活動を始めます。それから電話をかけ,「30秒で表現するわたし」を聞いてもらい,応募書類が届いていることを確認します。その職について分かってくると,ジョシュは履歴書を書き直して直接ウィリアムに送ってもよいかと尋ねます。また,もう一方の求人の採用担当者がサラ・ジョンソンだという情報をウィリアムから聞きます。

ジョシュは,サラに対しても同じことをします。恐らく求人広告を出していない欠員があると見ているジョシュは,その会社にほかの欠員がないかを尋ねます。サラは,空いている職があと二つあることをジョシュに教えます。

電話が終わると,ジョシュは二つの職に応募するための履歴書を両方とも書き直し,ウィリアムとサラに,それぞれ送ります。また,アリスとウィリアム,サラに礼状も書き送ります。

ジョシュはその日,残りの時間を使って引き続きほかの求人を調べました。

画像
計数の記録

156ページに戻る

リソース

(人または場所,物)

コンタクト

(雇用に関するやり取り)

対面でのコンタクト

  • ジョシュの友人

  • コンピューターセントラル社

  • 会社のウェブサイト

  • パソコン技術者1名

  • カスタマーサポートリーダー2名

  • 会社の社員名簿

  • 社員名簿で見つけた名前1

  • 社員名簿で見つけた名前2

  • 社員名簿で見つけた名前3

  • 教師1

  • 教師2

  • アリス・パットン

  • アリスのプロフィール

  • ウィリアム・スティーブンソン

  • ウィリアムのプロフィール

  • サラ・ジョンソン

  • サラのプロフィール

  • 求人広告にない職1

  • 求人広告にない職2

  • ジョシュの友人と話した

  • パソコン技術者用の履歴書を提出した

  • カスタマーサポートリーダー用に履歴書を提出した

  • 教師1に相談した

  • 教師2に相談した

  • アリス・パットンに電話した

  • ウィリアム・スティーブンソンに電話した

  • サラ・ジョンソンに電話した

  • 書き直した履歴書をウィリアムに提出した

  • 書き直した履歴書をサラに提出した

  • アリスに礼状を送った

  • ウィリアムに礼状を送った

  • サラに礼状を送った

  • 教師1に相談した

  • 教師2に相談した

合計:19

合計:13

合計:2

ラファエル:6日で就職決定

リソースとコンタクト,対面でのコンタクトを日々の計画に組み込むことによって,ラファエルがどのようにして求職活動を短期間で終えることができたのか,読んでみましょう。

「わたしは7か月間無職でした。そんなとき,教会が新しいプログラムを始めたことを耳にしました。自立に向けて,ほんとうに仕事が欲しかったので,わたしは信仰をもって進みました。『15-10-2』のアプローチについて聞いたときは心配になりました。大変そうに思えたのです。それについて考え,天の御父に助けを求めて祈りました。できるかぎりのことをしてみようと決意しました。

その翌日,わたしはインターネットや新聞などでリソースを探し,コンタクトを取りました。大学時代の友人と話し,教会の友人に探りを入れ,会社で働く人たちとコンタクトを取りました。すると,1週間という短期間に75のリソースを見つけ,50人とコンタクトを取り,面接を6回受けることができたのです。『30秒で表現するわたし』について学んでからは,だれと連絡を取るときにも,それを聞いてもらうようにしました。パワーステートメントについて学んでからは,コンタクトを取るときにも面接を受けるときにもそれを活用しました。そうして,たった6日で仕事が決まったのです。

ほんとうに奇跡でした。この経験を通して,天の御父を信じる信仰が強くなり,証が強められました。天の御父は,わたしが学んだことを応用するとき,一瞬たりともわたしをお見捨てになることはありませんでした。コンタクトを取る度に,それを感じました。人々と話すときに,それを感じました。天の御父がそばにいてくださったことを知っています。おかげで,家族がとても幸せになりました。妻はとても喜んでいます。それと同時に,自立できたので,妻はほっとしています。子供たち,家族を養うことができるようになったのです。」

159ページに戻る

備考

印刷