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第8課 クラス準備資料:イエス・キリスト教会の組織


「第8課 クラス準備資料:イエス・キリスト教会の組織」『回復の礎 クラス準備資料』

「第8課 クラス準備資料」『回復の礎 クラス準備資料』

第8課 クラス準備資料

イエス・キリスト教会の組織

聴衆の前に立つジョセフ・スミス

回復されたイエス・キリスト教会の会員であるということは,あなたにとってどのような意味がありますか。このレッスンを学習しながら,主の教会に参加することがあなたや家族,そして人生で接点をもつ人々にとって大いなる祝福へとどのように導くか,考えましょう。

セクション 1

末日聖徒イエス・キリスト教会は,他の教会や宗教とどのように違うだろうか

1830年4月6日,ジョセフは川のほとりに立ち,「自分の母親と父親がバプテスマを受けて教会に加わるのを目にしました。真理を求めて何年もの間別々の道を歩んできた親子が,ついに同じ信仰で結ばれたのです。父親が水から上がると,ジョセフはその手を取って川岸に引き上げ,抱き締めました。

『わが神よ』と叫んで父の胸に顔をうずめると,こう言ったのです。『父がバプテスマを受けてイエス・キリストのまことの教会に加わるのを,わたしは生きて見たのです。』」(『聖徒たち—末日におけるイエス・キリスト教会の物語』第1巻「真理の旗」1815-1846年82

ジョセフ・スミスがモルモン書を翻訳し,天の使者から神権の権能を受けた後,主は,「預言と啓示の霊によって……〔イエス・キリストの教会〕をこの地上に再び組織」するよう,ジョセフに指示されました(Joseph Smith, in History, circa June 1839–circa 1841 [draft 2], 29, josephsmithpapers.org)。1830年4月6日,およそ60人が,ニューヨーク州フェイエットのピーター・ホイットマー・シニアの家に集まり,「神の御心と命令」によって「この終わりの時におけるキリストの教会の起こり」を目の当たりにしました(教義と聖約20:1)。

教会が組織された日,聖徒たちはジョセフ・スミスとオリバー・カウドリを指導者として支持し,聖餐を取り,男性らの神権の職への聖任を目撃し,これまでバプテスマを受けた人々が,聖霊の賜物を受けて教会の会員として確認されるのを目にしました。

この日について,預言者ジョセフ・スミスは次のように述べています。

「わたしたちに授けられた神の恵みによって,聖霊の力と祝福を自ら見,また感じて,幸せなひとときを過ごした後,わたしたちは今や自分たちがそれぞれ神に認められた『イエス・キリストの教会』の会員であることを喜びながら解散しました。わたしたちは,……主がわたしたちに与えられた命令と啓示に従って,……組織されたイエス・キリストの教会の会員となったのです。」(『歴代大管長の教え—ジョセフ・スミス』138

主は,主の教会が地上に再び組織されるべき正確な日付を啓示を通して指示されました(教義と聖約20章前書き参照)。そして,教会の名称も後に与えられました。

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教義と聖約115:4-5を読んでください。

教会が組織されて約1年半が経ったころ,主は,次のように告げ,ジョセフ・スミスと他の者に力を授けられました。「この教会の基礎を据える力と,暗黒から,また暗闇から,全地の面に唯一まことの生ける教会をもたらす力を持てるようにするためであった。教会について言えば,主なるわたしはこれを心から喜んでいる。しかし,それは全体について言うのであって,一人一人を指すのではない」(教義と聖約1:30)。

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イエス・キリスト教会の会員であることは,あなたの人生にどのような影響を及ぼしていますか。

セクション 2

主が「唯一まことの生ける教会」であると宣言した理由とは何だろうか

大管長会のダリン・H・オークス管長は次のように教えています。

「この教会には(1)完全な教義,(2)神権の力,(3)イエス・キリストについての証という3つの特徴があります。全地に一つしかない,まことの生ける教会であると神が宣言され,またわたしたちが神の僕としてそう主張している理由がそこにあります。……

背教によってあまりに多くのものが失われたため,主による完全な教義の回復が必要でした。……

イエス・キリストの教義は,完全に理解されるべきものであり,神の子供としてなるべき者に,わたしたちがなるために備えられた計画です。……

第二の,そして絶対的に欠かせない特徴が,……神権の権能です。……

教会が神権の力を持っている結果として,指導者と,正当に委任を受けた会員には……権限が付与され,必要な神権の儀式を行うことができます。……

この教会が唯一まことの教会である第3の理由は,神の特質と,人と神との関係に関して啓示された真理がここにあることです。したがって,わたしたちはイエス・キリストに対する独自の証を持っています。神の特質にかかわるわたしたちの信条は,この教会をほかの多くのキリスト教宗派の正規の教えと一線を画しているのです。」(ダリン・H・オークス,「唯一真実の生ける教会New Era2011年8月号,3-5)

若い女性に祝福を与えている男性の画像

十二使徒定員会会員のデビッド・A・ベドナー長老は,末日聖徒イエス・キリスト教会が,「生ける教会であるのは,聖霊の働きと賜物のおかげなのです」と説明しました(「聖霊を受けなさい『リアホナ』2010年11月号,97)。

元中央日曜学校会長であるタッド・R・カリスター兄弟も,次のように教えています。

「〔教義と聖約1:30で主が宣言しておられること〕は,ほかの教会に真理がないと言っているのではありません。なぜならほかの教会にも真理はあるからです。またほかの教会は良いものを提供していないという意味でもありません。ほかの教会も多くの良いものを提供しています。この言葉が意味するのは,この教会が,この神権時代においてこれまで啓示されたすべての真理を有するただ一つの教会であるということです。昇栄に必要な儀式の行われる唯一の教会であり,神が望まれる儀式を執行するための神権を有する唯一の教会である,ということです。わたしたちは何を証拠としてこう主張するのでしょうか。……

キリストの初期の教会の設計図を今日世界にあるすべての教会に照らし合わせてみるなら,……すべて一致する教会は一つしかありません。末日聖徒イエス・キリスト教会です。(タッド・・カリスター「キリストの教会の設計図とは」〔ヤングアダルトのための教会教育システムディボーショナル,2014年1月12日〕ChurchofJesusChrist.org

重要なのは,イエス・キリストの「唯一まことの生ける教会」の会員であることとは,ほかの人よりもわたしたちがより良く信仰しているという意味ではないことを理解することです。しかし,わたしたちの会員資格には,人々を愛し,キリストのもとに来て,主の回復された福音の祝福を受けるよう招く責任が含まれます。

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末日聖徒イエス・キリスト教会が救い主のまことの生ける教会であると知るようになるうえで,これまでどのような経験が助けになりましたか。

セクション 3

主の教会に参加することなく,自分は宗教的,あるいは霊的な人間だと感じている人と,何を分かち合えるだろうか

十二使徒定員会のD・トッド・クリストファーソン長老は次のように教えています。

「世の中には,自らを宗教的,あるいは,霊的な人間であると思いながらも,教会に行くことを拒んだり,そのような組織の必要性を拒む人がい〔ます〕。彼らにとって,宗教的な習慣はまったく個人的なものです。しかし,教会はわたしたちの霊性の中心に位置する御方であるイエス・キリストが設けられたものなのです。……

……イエス・キリストの福音という良い知らせを教え,救いの儀式を執り行うといういにしえの目的,すなわち,人々をキリストのもとへ連れて来るという目的はそのままです。……

……神の究極の目的が,人の進歩成長であるという知識は大切です。神は,人が『恵みに恵みを受け続け,ついに〔神が人に与えられる〕完全を受け』ること〔教義と聖約93:13〕を望んでおられます。そうなるためには,単に善良であり,霊的であると感じる以上のことが求められます。イエス・キリストを信じる信仰,悔い改め,水と霊のバプテスマ,終わりまで信仰をもって堪え忍ぶことが求められます〔2ニーファイ31:17-20参照〕。そのようなことを一人ですることはできません。ですから,主が教会を所有しておられる重要な理由の一つは,『永遠の命に至る細くて狭い道』にあって互いを支え合う聖徒の共同体を作ることなのです〔2ニーファイ31:18〕。……

すべての道は天国へ通じている,または,何か特別なことをしなくても救われると信じている人は,福音を宣べ伝えることも,生者と死者を贖う儀式と聖約も,不要だと思うでしょう。しかしわたしたちは,不死不滅についてだけでなく,永遠の命についても話しているのであり,それを得るためには,福音の道と福音の聖約が欠かせないのです。生きている人にも,亡くなった人にも,神のすべての子供たちにそれらを提供するために教会が必要なのです。」(D・トッド・クリストファーソン「なぜ教会が『リアホナ』2015年11月号,108,110)

建物の外を歩く家族

中央若い女性会長会を務めたボニー・L・オスカーソン姉妹は,教会に参加することは,人々に仕えミニスタリングする機会を与えられるため,さらに救い主のようになる助けとなると教えています。

「確かに,わたしたちは儀式を受け,教義を学び,霊感を受けるために毎週の教会の集会に出席します。しかし,とても大切な理由がもう一つあります。それは,ワードという家族として,また救い主イエス・キリストの弟子として,見守り合い,励まし合い,互いに仕え,強め合うためです。わたしたちは教会が提供するものをただ受け取るだけでなく,与える者,もたらす者として必要とされているのです。……

周りにいるだれが自分の助けを必要としているのか,どう奉仕するのがいちばん良いのか分かるよう,天の御父に尋ねてください。ほとんどの場で,救い主は一度に一人ずつ,お仕えになったことを心に留めてください。」(ボニー・L・オスカーソン「あなたがたは改心しなさい『リアホナ』2017年11月号,26)

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主の教会に積極的に参加することは,あなたがもっと主や天の御父のようになるために,どのような助けとなりますか。イエス・キリストの教会にもっと完全な意味で参加するために,あなたにどんなことができますか。