伝道部の召し
第5章:モルモン書の力を活用する


「第5章:モルモン書の力を活用する」『わたしの福音を宣べ伝えなさい—イエス・キリストの福音を分かち合うためのガイド』

「第5章」『わたしの福音を宣べ伝えなさい』

「西半球で福音を教えられるイエス(アメリカ大陸を訪れられるイエス・キリスト)」ジョン・スコット画

第5章

モルモン書の力を活用する

深く考えましょう

  • モルモン書はどのような点でわたしたちの宗教のかなめ石なのでしょうか。

  • なぜモルモン書は改心の過程で大きな力を発揮するのでしょうか。

  • モルモン書はイエス・キリストについてどのようなことを教えているでしょうか。

  • 自分自身や人々が神に近づくのを助けるために,モルモン書をどのように使うことができるでしょうか。

  • モルモン書は人の心の奥底にある問いにどのように答えているでしょうか。

  • 人々がモルモン書を読んで証を得るのをどのように助けることができるでしょうか。

モルモン書は,御霊と合わさるときに,改心におけるあなたの最も強力なリソースとなります。この書物は,イエスがキリストであることをあらゆる人に確信させるために書かれた,いにしえの時代の神聖な記録です(モルモン書のタイトルページ参照)。副題にあるように,モルモン書は「イエス・キリストについてのもう一つの証」です。また,神がジョセフ・スミスを預言者として召し,ジョセフを通してイエス・キリストの福音を回復されたことの揺るぎない証拠でもあります。

かなめ石があるアーチのドア

モルモン書はわたしたちの宗教のかなめ石である

預言者ジョセフ・スミスは,モルモン書は「わたしたちの宗教のかなめ石である」(モルモン書,序文)と教えています。また別の機会に,ジョセフは次のように述べています。「モルモン書と……啓示を取り去ったならば,わたしたちの宗教はどこにあるでしょうか。どこにもありません。」(『歴代大管長の教え—ジョセフ・スミス』196

アーチとは,一方の端の方が細くなっている石でできた堅固な建造物であり,それぞれの石が互いに支え合っています。中心部分に置く石であるかなめ石は,通常ほかの石よりも大きく,ほかの石を固定してくれるものです。

エズラ・タフト・ベンソン大管長は少なくとも3つの意味で,モルモン書はわたしたちの宗教のかなめ石であると語っています:

キリストについての証。「モルモン書はイエス・キリストに対するわたしたちの証のかなめ石であり,キリスト御自身はわたしたちが行うすべてのことの隅石となる御方です。モルモン書は力強く,しかも明快にイエスが実在の御方であることを証しています。」

完全な教義。「モルモン書に『イエス・キリストの完全な福音』〔教義と聖約20:927:5〕が載っていると言われたのは主御自身でした。……モルモン書には救いに必要な教義が完全な形で収められてい〔ます〕。それは分かりやすく簡単に教えられており,子供でさえも救いと昇栄の道について学ぶことができるようになっています。」

証の基。「かなめ石が取り除かれたらアーチが崩れ落ちるように,この教会のすべての教えはモルモン書の真実性に依存しているのです。……もしこのモルモン書が真実のものであるならば……回復やそれに伴うすべてのことを受け入れなければならなくなるはずです。」(『歴代大管長の教え—エズラ・タフト・ベンソン』120121123

モルモン書は神の言葉であるという証を得ることで,ジョセフ・スミスが預言者であったと知ることができます。ジョセフを通して,神の神権の権能が天の使者たちによって回復されました。神はまた,ジョセフにイエス・キリストの教会を組織する権能を授けられました。今日も,生ける預言者を通して啓示が続いています。

聖典を読む若い男性

モルモン書は個人の改心に不可欠である

改心に不可欠なことの一つは,モルモン書は真実の書物であるという証を,聖霊の力によって受けることです。心を込めて読み,研究するとき,そこに記されている言葉があなたの心を広げるのを感じるでしょう。モルモン書の言葉は,人生や神の計画,イエス・キリストについてのあなたの理解に光を注ぎます(アルマ32:28参照)。この書物について,誠心誠意,キリストを信じる信仰をもって祈ってください。そうすれば,モルモン書が神の言葉であるという証を聖霊を通して受けるでしょう(モロナイ10:4-5参照)。

モルモン書についてのあなた自身の証により,ほかの人が改心するのを助けるこの書物の力に対して,深く揺るぎない信仰を持つことができます。あなたが教えている人々が,モルモン書を心を込めて読むときに感じる光を認識できるように助けてください。モルモン書がイエス・キリストについて力強く証していることを強調してください。この書物が真実であるという自分自身の証を受けるために祈るよう勧めてください。

モルモン書について聖霊からの証を求めるように勧めることは,あなたが教えるときに焦点を当てる中心とするべきことです。モルモン書は,彼らの人生を永遠に変えるものです。

イエス・キリストの福音を教えるためにモルモン書を使う

預言者ジョセフ・スミスは,「モルモン書はこの世で最も正確な書物であ〔る〕」(モルモン書,序文)と言っています。モルモン書は,キリストについて証し,主の教義を分かりやすく教えています(2ニーファイ31章32:1-63ニーファイ11:31-3927:13-22参照)。主の完全な福音を教えています。モルモン書で教えられている福音の第一の原則と儀式は,豊かな人生へとつながる道です。

回復された福音を教えるに当たり,モルモン書を第一の情報源としてください。以下の表は,モルモン書に記されている,あなたが教えることになる幾つかの真理のリストです。

第3章にある宣教師のレッスン

教義

参照聖句

第3章にある宣教師のレッスン

イエス・キリストの福音の回復に関するメッセージ

教義

神の性質,救い主の務めと贖罪,背教,回復,ジョセフ・スミス,神権の権能

参照聖句

1ニーファイ12-14章

2ニーファイ3章26-29章

モーサヤ2-5章

第3章にある宣教師のレッスン

天の御父の救いの計画

教義

アダムとエバの堕落,イエス・キリストの贖罪,復活,裁きを含む「永遠の神の偉大な計画」

参照聖句

2ニーファイ2章9章

モーサヤ3章15-16章

アルマ12章34:940-42章

第3章にある宣教師のレッスン

イエス・キリストの福音

教義

キリストを信じる信仰,悔い改め,バプテスマ,聖霊の賜物,最後まで堪え忍ぶ

参照聖句

2ニーファイ31-32章

3ニーファイ11章27:13-22

第3章にある宣教師のレッスン

生涯にわたってイエス・キリストの弟子となる

教義

バプテスマ,神権の聖任,聖餐などの儀式

参照聖句

3ニーファイ11:22-2818章

モロナイ2-6章

聖文研究

救い主はモルモン書について何と言っておられるでしょうか。

モルモン書はキリストについて証している

モルモン書の目的の中心は,イエス・キリストについて証することです。モルモン書は,キリストの生涯,使命,復活,力が現実のものであることを証言しています。キリストと主の贖罪についての真の教義を教えています。

モルモン書に収められている記録を残した何人かの預言者は,キリストに直接まみえました。ヤレドの兄弟,ニーファイ,ヤコブは,この世に来られる前のキリストにまみえました。救い主がニーファイ人の中でミニスタリングをされたとき,そこにはたくさんの群衆がいました(3ニーファイ11-28章参照)。後に,モルモンとモロナイは復活されたキリストにまみえました(モルモン1:15エテル12:39参照)。

モルモン書を読み,この書物について祈るとき,救い主をもっとよく知ることができ,主の愛を感じることができます。主についての証が強まります。主のもとに行き,救われる方法が分かるようになります(1ニーファイ15:14-15参照)。

ラッセル・M・ネルソン大管長

「モルモン書は,イエス・キリストの贖罪について,どんな書物よりも最も完全で最も信頼できる理解を与えています。モルモン書は,再び生まれるとはどういう意味かを教えています。……なぜ自分がこの地上にいるのかが分かります。これらや,その他の真理が,どの書物にも増して力強く説得力をもって教えられているのです。モルモン書には,完全なイエス・キリストの福音の力があるのです。」(ラッセル・M・ネルソン「モルモン書—この書物なしの人生とは『リアホナ』2017年11月号,62)

個人学習

伝道の期間を通して,以下の質問に対する答えを学習帳に書いてください:

  • モルモン書の研究から,イエス・キリストについてどのようなことを学びましたか。

  • モルモン書を研究することによって,イエス・キリストについてのあなたの証はどのような影響を受けてきましたか。

  • 人々が証を強めるのを助けるために,モルモン書をどのように使うことができるでしょうか。

聖文研究

モルモン書の預言者たちは,どのような理由から記録を書いたと言っているでしょうか。

個人学習または同僚学習

モルモン書は「イエスがキリストであ〔る〕ことを〔あらゆる人に〕確信させる」(モルモン書のタイトルページ)ために書かれています。下の表はイエス・キリストの生涯と教え,務めについて証しているモルモン書の章のリストです。伝道の期間を通して,聖句を選んで研究してください。

加えて,あなたが教えている人々の必要についても考えてください。救い主についての彼らの知識と証を強めるために,これらの聖句の幾つかを一緒に読む計画を立ててください。

タイトルページと序文

モルモン書の目的を明確にする。

1ニーファイ10-11章

リーハイとニーファイ,救い主について証する。

2ニーファイ2章9章

リーハイとヤコブ,イエス・キリストと主の贖罪について証する。

2ニーファイ31-33章

ニーファイ,キリストの教義を教える。

モーサヤ2-5章

ベニヤミン王,キリストについて証する。

アルマ5章7章

アルマ,救い主について証する。

アルマ36章

アルマ,キリストの贖いの力を経験する。

3ニーファイ9-10章

救い主,御自分のもとに来るよう人々を招かれる。

3ニーファイ11-18章

救い主,御父と御父の教義についてニーファイ人にお教えになる。

3ニーファイ27章

救い主,御自分の福音をお教えになる。

エテル12章

エテルとモロナイ,イエス・キリストを信じる信仰は行動と力の原則であることを教える。

モロナイ7-8章

モルモン,キリストの純粋な愛と主の贖罪について教える。

モロナイ10章

モロナイ,キリストのもとに来て,キリストによって完全になるようすべての人を招く。

モルモン書はわたしたちが神に近づくのを助ける

預言者ジョセフ・スミスはモルモン書について,「人はその教えを守ることにより,ほかのどの書物にも増して神に近づくことができる」(モルモン書,序文)と言っています。モルモン書に記されている原則に従うよう絶えず教え,招くことで,あなたは人々がイエス・キリストを信じる信仰を育み,神に近づけるよう助けるのです。

モルモン書は証を築き,個人の啓示を招きます。人々が霊的な経験,特にこの書物自体が神の言葉であることについて聖霊からの証を得られるようにモルモン書を活用してください。

教えるときは,モルモン書の聖句を優先的に用いてください。それらの言葉には,聖霊を通して改心を促す力があります。モルモン書を使って福音を教えるとき,あなたの教えることが力と明確さをもって心と思いに響くことでしょう。

ゴードン・B・ヒンクレー大管長は次のように教えています。「祈りの気持ちでモルモン書を読む人は,貧富の差や学問の有無に関係なく,その力によって成長することができます。」そしてさらにこう述べています。

「わたしは皆さんにはっきりと約束します。これまでに何度読んだかに関係なく,祈りの気持ちをもってモルモン書を読むなら,皆さんの心に,さらに豊かに主の御霊が注がれるようになります。そして,主の戒めに従って歩もうとする決意が強められ,神の御子が確かに生きておられることがさらにはっきりと分かるようになるでしょう。」(「モルモン経」『聖徒の道』1988年10月号,7参照)

聖文を読む宣教師

モルモン書は人の心の奥底にある問いに答えてくれる

御霊の導きを受けながらモルモン書を読むことは,人々が自分の個人的な疑問,すなわち人の心の奥底にある問いに対する答えや理解を得る助けとなります。モルモン書の教えが人生の様々な問いにどのように答えているか,人々が分かるように助けてください。

そのような質問の幾つかを,それに答えているモルモン書の聖句の場所とともに以下に挙げます。

モルモン書は,そのほかにも大切な問いに対して導きを与えています。例として:

ダリン・H・オークス管長

「宣教師は,モルモン書を使って自分の疑問に答える方法を知らなければなりません。そうすれば,それを効果的に使って,ほかの人が同じことを行うようになるのを助けられます。……彼らは回復された福音を教えるに当たってモルモン書の力を習得しなければなりません。まず自分自身の生活でそれを取り入れて,その後,教える相手とそれを共有するのです。」(Dallin H. Oaks, “Counsel for Mission Leaders,” seminar for new mission leaders, June 25, 2022)

個人学習または同僚学習

自分が抱いている,またはほかの人から聞いた,人の心の奥底にある問いを書き出してください。それらの問いに答える助けとなる聖句をモルモン書から見つけます。理解したこととモルモン書の聖句の場所を学習帳に書いてください。教える際に,それを活用してください。

モルモン書と聖書は互いに支え合う

主は,「『聖書』と完全な福音が載っている『モルモン書』の中にあるわたしの福音の原則を教え〔る〕」(教義と聖約42:12)ように言っておられます。末日聖徒は,「正確に翻訳されているかぎり,『聖書』は神の言葉であると信じ」(信仰箇条1:81ニーファイ13:29も参照)ています。聖書は神聖な聖典です。モルモン書もそれとともに神聖な聖典であり,イエス・キリストの完全な福音が載っています。

聖書とモルモン書は互いを補い,豊かなものにしています(エゼキエル37:16-171ニーファイ13:40モルモン7:8-9参照)。これらの聖典はどちらも昔の預言者によって記録された教えをまとめたものです。聖書は,東半球の人々と神との何千年にもわたる交わりについて語っています。モルモン書は,昔のアメリカ大陸の人々と神との1,000年以上にわたる交わりについて語っています。

聖典に印を付ける人

最も重要なこととして,聖書とモルモン書はイエス・キリストについて証することにおいて互いに補い合っています。聖書には,救い主の誕生,この世での務め,そして主の死と復活を含む贖罪についての記録が載っています。モルモン書には,救い主の降誕と使命についての預言,主の贖罪についての教え,そしてアメリカ大陸での主の務めについての記録が載っています。モルモン書は,イエスが神の独り子であり,世の救い主であられるという聖書の証を確認し,広げています。

聖書とモルモン書はどちらも証人の律法について教えています。「すべての事がらは,ふたりか三人の証人の証言によって確定する。」(2コリント13:12ニーファイ11:2-3も参照)この律法に合致して,両方の聖典がイエス・キリストについて証しているのです(2ニーファイ29:8参照)。

個人学習または同僚学習

以下のテーマについてモルモン書と聖書から相互参照聖句を見つけます。各テーマの後に,括弧付きで参照聖句の例が記されています。あなた自身のテーマや聖句を追加してください。

人々がモルモン書を読み,理解するのを助ける

モルモン書を読まない人や理解しない人は,この書物が真実であるという証を受けるのが難しくなります。一緒に読むことによって,人々がこの書物を理解するのを助けることができます。レッスンの約束やフォローアップの訪問の際,またはオンラインで読んでください。会員たちと一緒に読む機会を手配することもできます。モルモン書ビデオを見てから,関連する箇所を読むこともとても役立ちます。

人々の心配事や必要にこたえてくれる聖句を選ぶときには,助けを祈り求めてください。1ニーファイ3:7モーサヤ2:17など,短い聖句を読んで話し合ってください。また,2ニーファイ31章アルマ7章,または3ニーファイ18章など,長い聖句や章全体を読んで話し合ってください。三人の証人の証八人の証人の証預言者ジョセフ・スミスの証を含め,モルモン書を冒頭から読むよう人々に勧めてください。

日曜学校のクラス

モルモン書を一緒に読むときには,以下の提案について検討してください:

  • 読む前に祈りましょう。理解できるよう助けを求めてください。それが真実であると聖霊が彼らに証してくださるように祈ってください。

  • 交代で読みましょう。読みやすい速さで読み進めます。分かりにくい語句の意味を説明してください。

  • 時々読むのを中断して,読んだことについて話し合いましょう。

  • だれが話しているか,その人はどんな人か,どんな状況だったかなど,聖句の背景や前後関係を説明しましょう。もし関連するモルモン書ビデオがあれば,見せるとよいでしょう。

  • 注目するべき鍵となるメッセージや教義を指摘しましょう。

  • あなたの証と,適切な洞察,気持ち,個人的な経験を分かち合いましょう。

  • モルモン書の預言者が用いている言葉を使って直接的に教義を教えましょう。人々がモルモン書の持つ霊的な力を感じる助けとなります。

  • 読んだことを生活に「当てはめ〔る〕」(1ニーファイ19:23)ように助けましょう。聖文が自分自身にどのように関係があるのかが分かるように助けてください。

これらの原則を実践するとき,人々が自分でモルモン書を読む能力と望みを育むのを助けることができるでしょう。毎日読むことが,バプテスマと生涯にわたる改心に向けて進歩する鍵であることを強調してください。

モロナイ10:3-5にある約束を信頼してください。モルモン書を心を込めて読み,それが真実かどうか知るために誠心誠意祈るよう人々に勧めてください。誠心誠意とは,聖霊を通して受けた答えに進んで従って行動するという意味であることを説明してください。モルモン書を心を込めて読み,誠心誠意祈る人はだれでも,この書物が真実であることを聖霊の力によって知ることができます。

モルモン書についての自分自身の証を強めるために,あなたも定期的にこの約束を実行する必要があります。自分の証を得ることで,この約束を実行する人はこの書物が神の言葉であるという証を得ることについて,確信を持つことができます。


研究と応用のためのアイデア

個人学習

  • 2ニーファイ2章9章30章31章32章を読みます。イエス・キリストについて述べている箇所に印を付けます。これらの章で使われているキリストの様々な名と称号を書き出してください。主が語っておられる言葉に印を付けてください。キリストの特質と行動に印を付けてください。

  • 毎日モルモン書を読むとき,自分にとって特別な意味を持つ聖句を学習帳に記録します。それらを生活に応用する方法を書いてください。

  • モルモン書が真実であることについて初めて霊的な証を得たときの気持ちを学習帳に書いてください。

  • 次の3つの質問を学習帳に書いてください。伝道の期間を通して,答えを書き足していきましょう。

    • モルモン書がなかったなら,あなたの人生はどのようになっていたでしょうか。

    • モルモン書がなければ知らなかったことは何でしょうか。

    • モルモン書がなければ得ていなかったことは何でしょうか。

  • マタイ5-7章にある山上の垂訓と3ニーファイ12-14章にある神殿でのキリストの説教を読んでください。これらを一緒に読むことは,救い主の教えをよりよく理解するうえでどのような助けとなるでしょうか。

  • モルモン書の中でだれかが祈っているそれぞれの場面を研究してください。祈りについてモルモン書から学んだことを,学習帳に書いてください。

  • モーサヤ11-16章の前書きから,アビナダイが教えたことの要約を書いてください。次にそれらの章を読み,要約した内容をさらに充実させてください。

  • モーサヤ2-5章の前書きから,ベニヤミン王が教えたことの要約を書いてください。次にそれらの章を読み,要約した内容をさらに充実させてください。

同僚学習と同僚交換

  • モルモン書の聖句を一緒に読んでください。学んだことや感じたことを分かち合います。それらを生活の中で応用する方法を話し合ってください。

  • アルマ26章29章を一緒に読んでください。自分の伝道について感じていることを分かち合います。感じていることを学習帳に書いてください。

  • アルマ37:9を読んで,アンモンと同僚の宣教師たちにとって聖文がどれほど大切だったかを話し合います。彼らがどのように聖文を使ったかについて述べている箇所を探してください。

  • 一人がアルマやアミュレクの役を,もう一人が中傷する人々の役を担当して,アルマ11-14章を読んでください。これらの宣教師が難しい質問にどのように対応したかについて話し合ってください。

ディストリクト評議会,ゾーン大会,伝道部リーダーシップ評議会

  • この章の見出しで述べられているそれぞれの方法でモルモン書を活用する練習をしてください。

  • あなたが教えている人々から挙がった質問を書き出してください。これらの質問にモルモン書を使ってどのように返答するか,互いに説明してみましょう。

  • モルモン書の聖句を一緒に読んでください。知識や気持ちや証を分かち合ってください。

  • モルモン書を使って回復のメッセージを確認する練習をしてください。

  • 改心の過程において,モルモン書が自分や自分の教えた人々の助けとなった経験を分かち合うよう,宣教師たちを招いてください。

  • 人の心の奥底にある問いに答える助けとなる好きなモルモン書の聖句を,宣教師たちに分かち合ってもらいます。

  • 改宗者の会員を招いて,自分の改宗においてモルモン書が果たした役割を分かち合ってもらいます。

伝道部指導者と伝道部会長会顧問

  • モルモン書を使って回復のメッセージが真実であることを確認する方法を宣教師に教えてください。

  • 宣教師とともに1ニーファイ1章を読んで,ジョセフ・スミスの経験と比較してください。

  • 宣教師のために新しいモルモン書を準備しておきます。次の2,3転勤の間に,2回読んで印を付けるように勧めてください。

    • 1回目は,イエス・キリストのことを指している箇所やイエス・キリストについて証している箇所すべてに印を付けます。

    • 2回目は,福音の教義と原則に印を付けるよう指示してください。

    学んだことや感じたことを宣教師たちに分かち合ってもらいます。ロナルド・A・ラズバンド長老は,この方法でモルモン書を読んだことが宣教師としての自分にどのような影響を与えたかについて述べています。

ロナルド・A・ラズバンド長老

「モルモン書を読むことは,単に聖文に印を付けること以上に意味がありました。モルモン書を最初から最後まで読む度に,主の深い愛に満たされました。主の教えが真実であるという深く根差した証と,その教えが『今日』に当てはまることを感じました。この書物は,『イエス・キリストについてのもう一つの証』というタイトルにふさわしい書物です。そのような研究により,霊的な証を得たわたしは,モルモン書を愛する宣教師となり,イエス・キリストの弟子となりました。」(「今日『リアホナ』2022年11月号,25)

  • 自分の人生で大切なものとなってきたモルモン書の聖句を分かち合うよう宣教師たちに働きかけてください。

  • 伝道部内の人々が抱いている人の心の奥底にある問いを挙げてください。それらの問いに答える助けとなる聖句をモルモン書から見つけるよう,宣教師たちに働きかけてください。