伝道部の召し
第11章:人々が決意し,それを守るよう助ける


「第11章:人々が決意し,それを守るよう助ける」『わたしの福音を宣べ伝えなさい—イエス・キリストの福音を分かち合うためのガイド』

「第11章」『わたしの福音を宣べ伝えなさい』

「わたしには乏しいことがない」ヨンサン・キム画

第11章

人々が決意し,それを守るよう助ける

深く考えましょう

  • 決意を守ることと改心することには,どのような関係があるでしょうか。

  • 決意を守ることと聖約を守ることには,どのような関係があるでしょうか。

  • 人々が霊的に成長し,イエス・キリストを信じる信仰を強めるのを助けるために,どのように招くことができるでしょうか。

  • 心からの証を分かち合うことはなぜ大切なのでしょうか。

  • わたしはどのような祝福を約束することができるでしょうか。

  • 決意を守れるよう人々をどのように助けることができるでしょうか。

悔い改め,決意,改心

宣教師およびイエス・キリストの弟子として,あなたは人々の救いを望んでいます(モーサヤ28:3参照)。救い主は,バプテスマを始め,必要不可欠な神権の儀式を受けることを通して交わした聖約を守る人々を「救う力を備えておられ」ます(2ニーファイ31:19参照)。人々を招き,決意を守るよう助けることで,彼らをバプテスマに向けて備えることができます。

人々は,悔い改めを条件として救われます(ヒラマン5:11参照)。悔い改めとは,完全に真心からイエス・キリストに立ち返ることです。決意は悔い改めに欠かせない要素です。教えることの一環として,決意するよう人々を招くとき,あなたは彼らを悔い改めへと招いていることになります。

決意とは,ある行動の指針を選び,その選択を貫き通すことです。常に福音の真理に基づいて行動することは,改心へとつながります。

改心とは,ある人の信念,心,生活が,神の御心を受け入れ,御心に従うように変わることです。キリストの弟子になるという意識的な決意です。改心は,人々がキリストを信じる信仰を働かせ,罪を悔い改め,バプテスマを受け,聖霊の賜物を授かり,最後まで堪え忍ぶときに起こります。主と主の預言者たちは,この変化を霊的に再び生まれると呼んでいます(ヨハネ3:3-5モーサヤ27:25-26参照)。

救い主の贖罪が改心を可能にしており,聖霊がこの心の大きな変化をもたらされます(モーサヤ5:2アルマ5:12-14参照)。

改心は過程であり,一度きりの出来事ではありません。宣教師としてのあなた目的の中心となるのは,人々がイエス・キリストに改心するよう助けることです。御霊に導かれながら,あなたは人々が霊的に成長し,生活の中で聖霊の影響を感じる助けとなる様々な決意をするよう彼らを招きます。その後,人々が決意したことを守れるようにサポートします。彼らが永続的な変化に向けて,信仰をもって行動するのを助けます(モーサヤ6:3参照)。

バプテスマを受ける前に決意を守る人々は,その後,聖約を交わして守る可能性が高くなります。決意を守るよう人々を教えるとき,あなたは彼らに聖約を守るよう教えていることになるのです。聖約を交わして守ることは,イエス・キリストの福音と,神が御自分の子供たちのために用意された計画の欠かせない部分です。

本章には,招き,祝福を約束し,証を分かち合い,人々が救い主のもとに来て救われることができるよう決意を守るのを助ける指針が含まれます。

女性を教える宣教師

招く

イエス・キリストの代表者として,あなたは人々が主に従い,主の福音がもたらす喜びにあずかるよう招きます。人々がキリストを信じる信仰を築くような事柄を行うよう,具体的な招きをします。その後,その決意を守るように人々をサポートします。

以下の理由から,招きと決意はきわめて重要です:

  • 招きと決意は,人々が学んだ原則に従って生活し,確認を与える御霊の証を受けるのを助けます。

  • 決意を守ることは,悔い改めを示す一つの方法です(教義と聖約20:37参照)。

  • 悔い改めによって,神の赦しがもたらす喜びと平安を経験することができます。また,困難に対して神からより多くの助けを受けるようになります。

  • 決意を守ることにより,神聖な聖約を交わし,それを守る備えができます。

  • 人々が決意を守れるよう助けることによって,あなたは人々に対する愛と,神の約束に対する信仰を表すことができます。

御霊に導かれるままに招く

いつ,どのようなことを招くかについて,御霊の導きを求めてください。ある人にとってどの教えや教義が,(正しく理解されたなら)あなたの招きを受け入れる助けとなるかを考えてください。適切な時になされる適切な招きは,信仰を築くような事柄を行うよう人々を促します。これらの行いは,心の大きな変化へとつながります(モーサヤ5:2アルマ5:12-14参照)。

あなたが人々を招く際,その内容は,聖文の一つの章を読むことや,聖餐会に来ることなど,小さなものかもしれません。または,バプテスマを受けることのように,きわめて重要なものかもしれません。その人が霊的な旅のどの地点にいるかに合わせた,適切な事柄を行うよう招くべきです。

御霊に導かれた招きは一つ一つが積み重なってその人の霊的な進歩を助けます(2ニーファイ28:30教義と聖約93:12-13参照)。次のように自問してください。「この人はどのような決意を守っているだろうか。進歩するために,次に行う必要があることは何だろうか。」

あなたが話している人や教えている人の話に耳を傾けてください。聞いたことや感じたことから,一人一人が神聖な聖約を交わすことに向けて進歩するための助けとなるのはどのような招きかについて,御霊の導きを求めましょう。

招くことに関する原則

人々を招くには,キリストを信じる信仰が必要です。人々があなたの招きを受け入れて実行するときに,主が彼らを祝福してくださるという信仰を持ってください。

福音の真理に基づいて行動するよう招き,その変化によってどのように祝福を受けるかを理解するよう助けるとき,人々が変わる可能性が高まります。彼らは,御霊を感じ,イエス・キリストの福音に従って生活することの喜びを経験する度合いに応じて変わるでしょう。

あなたが人々とかかわりを持つときはいつも,対面であれオンラインであれ,その人がキリストを信じる信仰を強め,御霊を感じるのを助けるにはどのような招きをすればよいかを考えてください。時には,それはもう一度あなたと会うことや,教会の活動に来ることといった簡単なことかもしれません。

レッスンを教える準備をする際には,それぞれの人の必要と進歩を考慮してください。レッスンプランには,その人の進歩を助ける一つ以上の行うように招くことのできる事柄を必ず含めるようにします。

一度にあまりに多くのことについて招かないよう注意してください。人は行動し,成長し,一つ一つの行うように招かれた事柄から学ぶために時間を必要とします。

決意するよう人々を招く際には,大胆に,しかし尊大にならないようにします(アルマ38:12参照)。人々の選択の自由を尊重してください。

聖文研究

決意はなぜ大切なのでしょうか。

親切で分かりやすい言葉で招く

人々を招くときは,「……していただけますか」という形で問いかけることが多く,これには「はい」か「いいえ」の答えが求められます。それらは親切で具体的で分かりやすいものにしてください。イエス・キリストを信じる信仰をもって行動する決意をするよう招き,導くものでなければなりません。

招く内容は一人一人に合わせてその都度異なるものになるでしょうが,以下の例について検討してください:

  • 教会に出席することで,神を礼拝し,神の御霊を感じる時間と場所を得ることができます。また,救い主に近づくために自分を変えていくときにサポートしてくれるコミュニティーの一員となることができます。今週の日曜日,わたしたちと一緒に聖餐会に来ていただけますか。

  • 聖文を研究することの重要性について話し合ってきましたが,〔聖文の特定の箇所〕を読んでいただけますか。印象や疑問点があれば書き留めておいていただけますか。次回お会いしたときに,あなたが思ったことについて話し合いましょう。

  • 救い主の生涯と主の戒めについて話し合ってきました。救い主の模範に従って,バプテスマを受けて主の教会に加わり,主と約束を交わしていただけますか。(第3章の「バプテスマと確認への招き」参照)

  • あなたは生活の中で神ともっとつながることに関心をお持ちでした。これから数日間,祈りのもたらす祝福を経験できるように,信仰をもって祈っていただけますか。

  • あなたの役に立ちそうなビデオがあります。お見せしてもいいですか,またはリンクをお送りしてもいいですか。そのビデオを視聴していただけますか。明日,感想をお聞きしてもよろしいでしょうか。

聖霊の導きを求めながら,親切で具体的で分かりやすく招く自然な方法を考えてください。

個人学習または同僚学習

一つのレッスンにある各決意事項について,簡潔かつ率直で,明確に招く方法を学習帳に書き出します。以前にこの活動を行ったことがあれば,もう一度行い,以前に書いたものと新しいものを比較します。

あなたが書いたものを同僚とともに吟味します。その後,以下の質問について話し合ってください:

  • この招きに関係して主が約束しておられる祝福を理解するよう,人々をどのように助けることができるだろうか。

  • この招きがわたし個人にとって大切なのはなぜだろうか。

  • 人々を招くとき,彼らが神の愛を感じるよう,どのように助けられるだろうか。

  • 招いた事柄に基づいて人々が行動するのを助ける際,わたしはどのようなことを改善できるだろうか。

あなたが教えている人について考えてください。その人に語りかけているかのように,招く練習をしましょう。必要に応じて内容を修正してください。

人々に祝福を約束する

神は,わたしたちが神の戒めを守るならば祝福すると約束しておられます(教義と聖約130:20-21参照)。戒めを守り,忠実であり続ける人々は,「すべてのことについて祝福を受け」,「決して終わりのない幸福な状態で神とともに住める」(モーサヤ2:41)のです。

決意するように人々を招くとき,その決意を守ることで受けられる祝福を約束してください。聖文と末日の預言者の教え,そして第3章にあるレッスンを研究することで,これらの祝福の多くを見つけることができます。あなた自身の生活の中からも祝福を探してください。人々を招くときに一人一人にどのような祝福を約束すればよいか,祈りをもって決めてください。

戒めに従って生活するように人を招くとき,以下の事柄を教えてください:

  • 戒めに従うとき,わたしたちは天の御父と御子イエス・キリストに愛を示しています(ヨハネ14:15参照)。

  • 戒めに従うとき,わたしたちは神を信頼していることを神に示しています(箴言3:5-6参照)。

  • 神の祝福には,霊的なものと物質的なものの両方があります(モーサヤ2:41参照)。

  • 神の最も大いなる祝福は永遠の命です(教義と聖約14:7参照)。

  • 心から祈り,信仰をもって行動するとき,神はわたしたちが神から命じられたことを成し遂げられるように助けてくださいます(1ニーファイ3:7参照)。

  • 神は,御自分の方法と時期に従って祝福の約束を果たしてくださいます(教義と聖約88:68参照)。

人々は戒めを守る際,しばしば反対に遭います。あなたが教えている人々をサポートし,彼らが神の御心を行おうと努めるときに神が祝福してくださることを約束してください。反対は,たとえ難しいときでもキリストに従うことを選ぶことによって成長する機会であることを,彼らが理解できるよう助けてください(2ニーファイ2:11,13-16参照)。

ジェフリー・R・ホランド長老はこう教えています。「祝福はすぐに来ることも,あとから来ることも,また天に召されるまで来ないこともありますが,イエス・キリストの福音を頂く人には必ず来ます。」(「すでに現れた祝福の大祭司」『リアホナ』2000年1月号,45)

聖文研究

以下の聖句は,わたしたちを祝福したいという主の望みについてどのようなことを教えているでしょうか。

個人学習

教義と聖約82:10130:20-21を読んでください。次に,以下の聖句を研究します。学習帳に二つの欄を作ります。片方の欄に,各聖句に記されている戒めを書き出し,もう片方の欄に,その戒めを守ることで約束されている事柄を書き出します。

証を分かち合う

人々を招き,祝福を約束するときはいつでも証を分かち合ってください。教えている原則に従って生活する中で,あなたがどのように祝福を受けてきたかを話しましょう。その原則に従って生活するとき,人生に祝福が注がれることを証してください。

心から証することで,聖霊が真理を確認されるのを感じられる環境が作り出されるでしょう。それによって,人々は招かれたときにそれを受け入れるよう促されます。

詳しくは,第10章の「証を分かち合う」を参照してください。

祈っている人々

人々が決意を守れるよう助ける

何かを行うようにという招きを人々が受け入れたら,その決意を守れるようにフォローアップを行ってください。あなたは人々がキリストを信じる信仰を育むのを助けています。あなたの役目は,彼らの信仰と,完全な改心に向かって進んでいくという決心を強めるのを助けることです。変わるように招くだけでは不十分です。それを行うのをサポートしてください。

人々は,決意を守ることによって悔い改めを生じる信仰を働かせるときに,御霊の証を受けます。この証はしばしば,「〔彼らの〕信仰が試されてからでなければ」(エテル12:6)得られません。反対に遭っても驚かないでください。彼らが試練を乗り切って御霊の証を受けられるように,どのように助けるかを計画してください。ほかの教会員もサポートを提供することができます。

あなたが一緒にいるときに,人々はしばしば御霊の影響を感じます。一人でいるときにそのような気持ちを感じられるように,祈り,聖文を読み,招かれた事柄に従い続けることが大切であることを強調してください。

決意を守ることで,人々は生涯にわたる改心の道における儀式と聖約へと備えられます。あなたの努力によって,彼らがイエス・キリストに従いたいという望みを「行いによってまことに明らかにする」のを助けることができます(教義と聖約20:37)。

ハグする女性たち

短い毎日のやり取りを計画する

決意を守るよう人々を助けることは,あなたが初めて訪問して教えるときから始まります。決意したことを携帯電話やカレンダー,またはあなたが渡したものに書き留めるように言ってください。

次回のレッスンまでの間に,あなたかレッスンに参加していた会員が,毎日短い連絡を取ってもかまわないか尋ねてください。この連絡の目的は彼らをサポートすることであることを説明し,そのために行える幾つかの方法について述べます。これらは,教義と聖約84:106にある原則を実践する一つの方法です。

短い訪問,電話,携帯メール,ソーシャルメディアのメッセージなど,最も効果的な手段を決めます。テクノロジーは追加のリマインダーやサポートのための多くの選択肢を提供してくれます。

毎日のやり取りで人々を励まし,助ける

すべての招いた事柄について,翌日どのようにフォローアップを行うかを「わたしの福音を宣べ伝えなさい」アプリに書き留めましょう。翌日の計画を立てる際,人々が決意を守れるよう助ける方法を話し合いながら,御霊の導きを求めてください。

毎日の連絡は前向きで,人々を励ますものにしてください。彼らのために祈ってください。人々が決意を守れるよう助けるとき,愛と理解を示してください。質問に答え,彼らが困難を乗り越えるのを助けてください。時間があれば,モルモン書を一緒に読みましょう。教会が制作した音楽の中で彼らの心を高めると思われるものなど,彼らにとって有益な教会のメディアを分かち合ってください。人々の時間や望みを尊重しましょう。

彼らをほかの教会員に紹介してください。適切な場合,会員に人々が決意を守る手助けをしてもらってください(第10章参照)。

決意を守るよう努力している人々を褒めましょう。主が彼らの努力を喜んでおられることを,彼らが理解できるよう助けてください。これらの人々は生活を変えようとしているのであり,それには非常な努力と忍耐が必要です。受けている祝福を彼らが認識できるように助けてください。必ず成し遂げることができるという確信を伝えてください。

人々が決意を守れなかった場合も愛を示してください。毎日のやり取りの中で,サポートを申し出てください。例えば,ある人がモルモン書のある章を読むようにという招きを受け入れたものの,まだ読んでいない場合は,一緒に読むことを申し出ましょう。決意を守ることが自分の生活にどのように祝福をもたらすかを,その人が経験によって見いだせるよう助けてください。

決意を守るために何度も試みる必要があることもあり,それを助けるために何度か訪問する必要が出てくるかもしれません。決意を守るためにどのように困難を乗り越えればよいかについて話し合ってください。批判したり裁いたりすることなく,忍耐強くサポートしてください。

毎日のやり取りに聖霊の影響があるようにする

フォローアップを行う際は,決意を守ることに関する経験を人々に分かち合ってもらいます。学んだことや感じたことを尋ねます。そうすることで,生活の中で御霊の影響を認識し,次にするべきことが分かるよう彼らを助けることができます。

毎日やり取りをするとき,あなたの目的の重要な部分は,彼らの生活に聖霊の影響を招き入れることです。あなたが一緒にいないときにも御霊を感じる方法を彼らが認識できるよう助けてください。毎日連絡をする時は,あなたが教えたときに彼らが感じた霊的な気持ちを強めるものであるべきです。聖霊の力と影響を感じるときに,人々は改心するでしょう。

愛を示す

改心の過程は,キリストのような愛を中心としています(4ニーファイ1:15参照)。慈愛の賜物を求めてください。心からの愛を示すことは,人々が生活の中で御霊を感じる助けになります。また,あなたが愛を表現することで,人々は招きを受け入れ,改心につながる決意を守ることができます。

人々を愛し,教えることで,あなた自身の救い主への改心も深まります。

ほかの人の改心を助けることは神聖な業です。この業と人々への奉仕に自分をささげるとき,あなたは永続する喜びを見いだすでしょう(マタイ10:39モーサヤ2:17アルマ27:17-18;教義と聖約18:10-16参照)。

個人学習または同僚学習

教えている人の一人一人に毎日連絡するための計画を,「わたしの福音を宣べ伝えなさい」アプリに書き留めてください。それぞれにどのようなフォローアップを行うか,数日前から計画しておきます。

それぞれの人を教えるときに招くことを一つずつ選びましょう。次に,その決意を受け入れたり,守ったりするうえで妨げとなるかもしれない懸念を幾つか挙げます。人々がそれらの懸念を解決できるよう助ける最善の方法について話し合い,練習してください。

主は人々が来てとどまることを望んでおられる

人々が福音に従って生活し,生涯にわたって教会に活発であり続けることを決意し,それを守るときに,伝道活動は最大の成果を上げることになります。教会員となるだけでは不十分です。主は彼らが来てとどまることを望んでおられます(ヨハネ15:16参照)。あなたが教える事柄と招く事柄を,すべてこの目標に向けたものにしてください。天の御父が用意しておられるすべての祝福を受けるには,会員は教会に活発であり続け,戒めと聖約を守ることによって絶えず福音に従って生活しなければなりません。

ニーファイはこう教えています。「わたしは尋ねたい。あなたがたがこの細くて狭い道に入ったならば,それですべて終わりであろうか。見よ,わたしはそうではないと言う。……あなたがたはこれからもキリストを確固として信じ,……力強く進まなければならない。そして,……最後まで堪え忍ぶならば,見よ,御父は,『あなたがたは永遠の命を受ける』と言われる。」(2ニーファイ31:19-20

人々が「神のあらゆる賜物の中で最も大いなるもの」である「永遠の命」(教義と聖約14:7)を得るのにふさわしくなるのを助けるため,最善を尽くしてください。


研究と応用のためのアイデア

個人学習

  • レッスン4に挙げられている戒めを一つ選びます。その戒めに関係して約束されている祝福について述べている聖句や末日の預言者の言葉を見つけて書き留めます。この戒めに従うことによってあなたが受けている祝福について考えます。それらを学習帳に書き留めてください。

  • あなたの家族やほかの人々と話すとき,特定の戒めに従うこと(例えば,安息日を聖く保つこと,什分の一の律法に従うこと,あるいはあなたが教えている人にとって難しい戒めを守ること)によってどのように祝福を受けてきたかを尋ねます。

  • 次の質問に答えて,人々を招くときにあなたが改善できる分野を見つけてください。その点を改善する計画を立てましょう。

    • 人々はわたしが彼らを愛していることを知っているだろうか。

    • わたしたちの招きに基づいて行動することで彼らは祝福を受けると,わたしは確信しているだろうか。

    • 毎日連絡を取り,決意を守れるよう助けることに,適切な時間を割き,注意を向けているだろうか。

    • レッスンプランには,具体的な行動をするように招く事柄が含まれているだろうか。

同僚との勉強会と同僚学習

  • 宣教師のレッスンの一つにある行動するように招く事柄を復習します。それぞれの招く事柄について,以下の質問に答えましょう:

    • この決意を守る人々に,主はどのような祝福を約束しておられるだろうか。

    • 人々が信仰と証を増し加えるうえで,この原則に従うことはどのような助けとなるだろうか。

    • 人々が悔い改め,御霊に対してもっと敏感になるうえで,この決意はどのような助けとなるだろうか。

  • あなたの計画ツールをもとに,過去2日間に連絡した人々のリストを作ります。あなたが教えている人々や会員を含めてください。

    • 一人一人について,あなたが招いたことと彼らが決意したことを書いてください。

    • ほかにどのようなことを行うよう招くことができたかを考えてください。

    • 一部の人々が決意したにもかかわらず,ほかの人々が決意しなかった理由について話し合います。

    • 招いた事柄についてフォローアップをするために,どのようなことを行いますか。

ディストリクト評議会,ゾーン大会,伝道部リーダーシップ評議会

  • 教えている相手と毎日連絡を取るための,効果的かつ創造力に富んだアイデアを話し合います。宣教師はどのような方法で会員たちと効果的に働いているでしょうか。どのような印刷物あるいはデジタルメディアが有効でしょうか。人々が家にいなかったり,忙しくて時間が取れなかったりする場合,あなたは何ができるでしょうか。

  • これまでに宣教師が行った,レッスン4の戒めの効果的な教え方について話し合います。

伝道部指導者と伝道部会長会顧問

  • 可能な場合,宣教師のレッスンに同行してください。人々が決意し,それを守れるよう助けることに宣教師が焦点を当てられるよう助けます。

  • ワードの神権指導者,組織の指導者,会員に,宣教師が教えている人々に毎日連絡するよう勧めます(相手が連絡することに同意している場合)。