「スキル:質問の答えを声に出して言ってもらう前に,生徒に自分の考えを学習帳に書いてもらう」『教師用サポートと訓練リソース』(2024年)
熱心に学ぶよう招く
スキル:質問の答えを声に出して言ってもらう前に,生徒に自分の考えを学習帳に書いてもらう
わたしの現時点での理解度や能力はどれくらいだろうか(評価)
どのくらいの頻度で,質問の答えを声に出して答えてもらう前に,それらの考えを学習帳に書いてもらいますか。
このスキルはどのようなもので,なぜ重要なのか(定義)
生徒に洞察を学習帳に書いてもらうことは,啓示を受け,個人的な洞察をもっと積極的に声に出して発表するよう生徒を備えるうえで効果的な方法です。口頭で回答を求める前に,教師は生徒に質問への回答を学習帳に書いてもらうことができます。このように招くときには,答えるべき質問と,書くための時間の設定を含めます。
このスキルに関して,よい例,または模範になる人が思い浮かぶだろうか(モデル)
これを行う方法の実例をいくつか紹介します。
使徒10:34を読んだ後,教師がこう言います。「3,4分時間を取って,次の質問に対するあなたの答えを書いてください。『神は人をかたよりみないかたで〔ある〕』という言葉は,あなたにとってどのような意味がありますか。」時間が経過したら,教師は生徒に書いたことを発表してもらいます。
教師はこう尋ねます。「生徒の皆さん,2,3分時間を取って,天の御父が今日あなたに教えようとしておられると感じることを書いてくれますか。」2,3分後,教師が尋ねます。「書いたことを発表してくれる人はいますか。」
このスキルを使ったり,この原則を応用したりする練習をするにはどうすればよいか(練習)
今週のレッスンで,生徒に答えを声に出して答える前に学習帳に書いてもらいたい質問を教科課程の中から決めておきます。生徒たちにそうするように招くための,招きの言葉を用意しましょう。回答する質問と指定された時間を必ず含めます。
深く考える,または話し合う
生徒に,声に出して発表する前に自分の洞察を記録してもらうと,生徒の学習体験にどのような影響があるでしょうか。
いつ,どのようにこのスキルを取り入れるか
今週,ここまでで思いついた質問の中から一つ以上を試してみてください。今後のレッスンで,必要に応じて,答えを声に出して言う前に学習帳に書くよう生徒を招き続けます。