「スキル:生徒に追加の質問をする」『教師用サポートと訓練リソース』(2024年)
熱心に学ぶよう招く
スキル:生徒に追加の質問をする
わたしの現時点での理解度や能力はどれくらいだろうか(評価)
クラスの生徒が述べた次の言葉に対する追加の質問を書いてください。:
「先日,聖文を読んでいて,本当に自分にとって必要な聖句を見つけました。」
このスキルはどのようなもので,なぜ重要なのか(定義)
追加の質問をすることで,生徒は自分が考えていることや感じていることをさらに分かち合うよう招くことができます。また,教師が生徒に焦点を当て続け,生徒がより深いレベルで関わる機会を与えることができます。さらに,学習者と教師の双方に御霊の啓示を招きます。生徒の意見や質問に耳を傾ける際,追加の質問に備える一つの方法は,「自分は何をもっと知りたいだろうか」と自問することです。(コメント,質問,または生徒について)次に,あなたが知りたいことを生徒に尋ねます。以下は,追加の質問を始める際に役立つ幾つかの例です:
-
「……についてお話をしてくれる?」
-
「……はどういう意味か,もっとよく理解できるように教えてください。」
-
「……について,あなたはどのようなことを学びましたか。」
-
「なぜそう思うのですか。」
このスキルに関して,よい例,または模範になる人が思い浮かぶだろうか(モデル)
家族がささげた祈りについてフアンが経験を分かち合うのを聞いて,わたしはこう自問します。「フアンの経験について,自分はこれ以上何を知りたいだろうか。」話を聞きながら,彼がその経験を通して天の御父について何を学んだかを知りたくなりました。そこでわたしはこう尋ねます。「フアン,その経験から天の御父について何を学びましたか。」
このスキルを使ったり,この原則を応用したりする練習をするにはどうすればよいか(練習)
生徒からの次のコメントを読みながら,「自分は何をもっと知りたいだろうか」と自問してください。この生徒に尋ねることのできる追加の質問を書いてください。
-
「先日,聖文を読んでいて,本当に自分が必要とする聖句を見つけたんだ。」
-
「それが自分の考えなのか,それとも聖霊が語られているのか,どうすれば分かるかな。」
-
「この聖句は,平和をつくり出す人になることについてネルソン大管長が言ったことを思い出させてくれますね。」
深く考える,または話し合う
追加の質問をすることが学習体験の重要な部分であるのはなぜでしょうか。
最初の評価で行ったことと,今終えたばかりの練習を比較してください。どんな違いが見られますか。
いつ,どのようにこのスキルを取り入れるか
今週,生徒が経験を分かち合う際にフォローアップの質問をする時間を取って,今日学んだことを応用してください。
今後,このスキルを毎日練習するのに役立つ計画を書いてください。