BYU—パスウェイ・ワールドワイド
今日主は,さらに深く学べるようにする業と,学ぶ機会をさらに多くの人々に提供する業を,教会の中で力強く進めておられます。恐らく,教会が深い学習の機会をより多くの人に提供しているいちばん良い例は,2017年に発表され,BYU—パスウェイ・ワールドワイドで知られる教会教育システム(CES)内の新たな組織でしょう。この新たな組織の発端となったのはパスウェイプログラムです。
パスウェイ
2009年,教会教育管理会の承認を受けて,ブリガム・ヤング大学アイダホ校は,さらに多くの教会員に,より高度の教育を受ける機会を提供する目的でパスウェイと呼ばれる新たなプログラムを立ち上げました。パスウェイは,オンラインコースを受講し,インスティテュートに毎週集い,宗教教育を受け,オンラインコースにある資料について生徒主導の話し合いを行うことによって,より高度の教育を受けることのできる能力を生徒に身につけさせる,3学期から成るプログラムです。このプログラムを指導するのは地元の神権指導者で,監督するのは生徒の相談相手となり,生徒を支援する教会奉仕宣教師です。パスウェイには(1)生徒の心に福音を深く根付かせる,(2)学習能力を高めることができるよう生徒を助ける,(3)家族を導き,支えることができるよう生徒を備えるという3つの目的があります。
パスウェイは現在,全世界の約500か所で受講でき,57,000人を超える生徒にサービスを提供しています。パスウェイは機会の扉を開き,救い主に対する希望と信仰を増し,大勢の生徒がさらに深く学べるようにしてきました。パスウェイプログラムを終了することで,より高度な教育の機会にあずかることのできた青少年が大勢います。そのような機会として,例えば,BYUアイダホ校を通じて,あるいは地元の教育機関で提供されるオンライン修了プログラムおよび学位プログラムがあります。
BYU—パスウェイ・ワールドワイド
パスウェイプログラムの成功は,BYU—パスウェイ・ワールドワイド(BYU–PW)と呼ばれるCES機関と提携する新たな組織を立ち上げるきっかけとなりましたBYU–PWはパスウェイを監督し,より高度な教育を提供する他のすべてのCESオンライン修了プログラムおよび学位プログラムを調整します。この組織はオンラインコースを通じて学生にサービスを提供し,生徒主導の学問的な話し合い,ワークショップ,そして地元の就職あっせんサービスを含む集会活動を全世界のパスウェイサイトで管理します。
BYU–PWは,2015年11月,教会教育管理会の承認を得た以下の方針がきっかけとなって生まれたものです。「教会教育システムは今後,教会が組織されているあらゆる地の教会員に教育を受ける機会を提供する努力をする。」
BYU—パスウェイ・ワールドワイドは,よりよい雇用の機会を開くオンライン修了プログラムおよび学位プログラムにアクセスするうえで役立ちます。インスティテュートの宗教教育と主の道にかなった御霊による学習が相まって,学ぶ場所がどこであれ深く学ぶことができます。CESおよび自立支援サービス職員から助言と支援を受け,インターンシップの機会や仕事を見つけたり,地元での教育の機会を追求したりするのを助けてもらうことができます。
地元の教会ユニットや指導者を通じて,パスウェイ,英語コース,修了プログラムや学位プログラムを含む,BYU—パスウェイ・ワールドワイドプログラムにアクセスすることができます。これらのプログラムは多くの地域で利用することができるようになりました。また,教会が主の指示の下に前進するに伴い,BYU–PWは慎重かつ着実に新しいパスウェイサイトや新しいプログラムを追加していきます。