また会う日まで
どうぞ戻って来てください！
「貴重な受け継ぎ」『聖徒の道』1993年1月号，93－94より
わたしたちは両手を広げて皆さんをお待ちしています。皆さんの助けが必要なのです。
心に傷を負ったり，〔教会に〕関心を失ったり，何らかの理由で教会に背を向けたりしている皆さん，わたしたちは皆さん一人一人に，もう一度主の群れに立ち返るようお勧めします。信仰深い教会員たちが，欠点や弱点を持ちながらも，謙遜になって世界中で神の聖なる御業を推し進めています。今日の世にはびこる闇の力を防ぐ大いなる戦いの中で，わたしたちは皆さんの助けを必要としています。この御業に加わるなら，皆さん全員がいかなる心の飢えをも癒すことができます。神につける清く神聖な事柄を求めるときに得られる個人的な慰めを受けることができます。聖なる神殿で与えられる祝福を受け，聖約を交わすことができます。わたしたちが今生きるこの堕落した世にあってさえ，人生に大いなる目的と意義を見いだし，周囲の影響に左右されず自分で行動する人格的な強さを培うことができるのです。（2ニーファイ2：26参照）
数年前，大管長会では次のような勧告の文書を出しました。
「教会の中には活発でない人や，他の人に対して批判的な目を向け，あら探しをする人，また重大な罪によって会員資格の制限や破門などの処分を受けている人もいます。
わたしたちはそのようなすべての人々に向かって愛の心で手を差し伸べます。『主なるわたしは，わたしが赦そうと思う者を赦す。しかし，あなたがたは，すべての人を赦すことが求められる』という主の精神をもって赦しを与えたいと願っています（教義と聖約64：10）
教会員の皆さんには，皆さんを中傷したかもしれない人々がいてもその人々を赦すよう，強く勧めます。教会に活発でなくなり，批判的になっている人々には，『戻って来てください。戻って来て，主が備えられた食卓に着き，聖徒の交わりという甘く，心を満たしてくれる木の実を再び味わってください』と呼びかけます。
わたしたちは，戻りたいと望みながらも，きまり悪さを感じてそうできないでいる人々が多くいると確信しています。約束します。わたしたちは両手を広げて皆さんを歓迎し，喜んでお助けしたいと願っているのです。」（Church News, 1985年12月22日， 3）
……わたしは心からへりくだってこの呼びかけを繰り返します。わたしたちは両手を広げて皆さんをお待ちしています。