勇気を出して分かち合う
わたしの家族は,世界中のいろいろな場所に住んだことがあります。たくさんの人々に会い,福音を分かち合う機会も数多くありました。子供たちはあかしを分かち合い,人々に祝福をあたえてきました。
子供たちがまだおさないころ,わたしたちはカザフスタンという国に住んでいました。当時のカザフスタンには宣教師はいませんでした。友人や隣人が福音について知りたいと思ったとき,わたしたちが宣教師になって伝えなければなりませんでした。
むすめのマーネは友達のアリオナに福音を伝えました。アリオナはお母さんからきょかをもらってバプテスマを受け,後でお母さんとアリオナの妹がバプテスマを受けました。最近アリオナはニューヨーク・マンハッタン神殿でぎにかなった青年と結婚し,マーネも参列しました。マーネは友達がイエス・キリストについて学べるように助けられたことを,とてもうれしく思いました。
アメリカ合衆国のバージニア州に住んでいたとき,息子のクリスは初等協会に通っていました。クリスの友達とその家族が宣教師からレッスンを聞き始めました。クリスはその家族を教えるのを助けました。毎回レッスン前のじゅんびをして,質問に答えられるようにしました。その家族はバプテスマを受けることを決心しました。その後,クリスは自分が伝道に行けるかどうかをうたがったことは一度もありません。自分にはきっとできると分かっていました。
別のとき,家の修理に来てくれた男性がいたのですが,つまは作業が終わったときに,「おくり物をしたいのですが」と言って,お礼にモルモン書をプレゼントしました。
男性は気分を悪くしたようでした。わたしたちが信じている事柄を理解せず,わたしたちがイエス・キリストを信じていないと思ったからです。
クリスは勇気を出して,その男性にあかししました。クリスは自分が末日聖徒イエス・キリスト教会の会員で,キリストを信じていると伝えました。
天のお父様の子供たちの多くが,福音について知りません。わたしたちがイエス・キリストを信じていることに気づいていない人もいます。そのような人々に対して,親切に伝えてあげる人が必要です。わたしたちは勇気を出して,あかしを伝えることができます。人々がイエス・キリストについて学べるように助けることができるのです。