2018
一人一人の姉妹のために名前を挙げて祈る
March 2018


家庭訪問の原則

一人一人の姉妹のために名前を挙げて祈る

一人一人の姉妹のために,へりくだり,名前を挙げて具体的に祈るとき,訪問先の姉妹たちへの愛と彼女たちに関する霊感が増し加えられます。

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ある姉妹は,人生の困難な時期の「特に暗い日」に,訪問教師から電話や短い携帯メールがよく届いたと言います。まるで彼女が励ましを必要としている時を知っているようでした。訪問しているときも,そうでないときも,訪問教師が自分のために祈ってくれていることを彼女は知っていました。

聖文には,人のために名前を挙げて祈った男女の例が数多くあります。最も劇的なのは,息子アルマの父の例でしょう。天使は息子アルマに,彼の父が「深い信仰をもってあなたのことを祈ってきた」と語り,こう続けました。「したがって,わたしは神の力と権能が存在することをあなたに認めさせるために来た。神の僕たちの祈りが,彼らの信仰に応じてかなえられるためである。」(モーサヤ27:14

ほかの人のために祈ることは,彼らのうえに天の御父の祝福があるよう懇願することであるだけでなく,彼らを祝福する方法を知るうえでも助けになります。十二使徒定員会のデビッド・A・ベドナー長老は次のように説いています。「全身全霊で人のために祈ると,主の御声がもっとよく聞こえるようになります。」1

「すべての姉妹が毎朝毎晩心から祈りをささげ,さらには主が命じられているように絶えず祈るなら,一つに結束したわたしたちの力はどれほど大きいことでしょう」と元中央扶助協会会長のジュリー・B・ベック姉妹は語っています。2訪問先の姉妹のために祈ることで,わたしたちは個人としても,末日聖徒の女性としても強められるのです。

大管長会第一顧問のヘンリー・B・アイリング管長は,次のように述べています。「訪問先の人々の思い……を知る方法を求めて祈ってください。人々を助けるために神が皆さんに何をするように望んでおられるかを知り,神がその人々に対して抱いておられる愛を感じながら最善を尽くしてそれを果たす必要があるのです。」3

信仰・家族・扶助

〔扶助協会のシンボルの画像〕

  1. デビッド・A・べドナー「常に祈りなさい」『リアホナ』2008年11月号,43

  2. ジュリー・B・ベック「末日聖徒の女性が秀でている事柄—力強く確固として立つ」『リアホナ』2007年11月号,110

  3. ヘンリー・B・アイリング「神権と個人の祈り」『リアホナ』2015年5月号,85-86参照