分かち合うのにぴったりな宝物
「あしたはとても特別な日よ」とディエゴの先生が言いました。「宝物をしょうかいしてもらいます。」
ディエゴはにっこりしました。ディエゴはこの活動が大好きです。友達に特別なものを見せるのが待ち切れません。
放課後,ディエゴはお母さんにこのすばらしい知らせを伝えました。
「何を持って行ったらいいと思う?」とディエゴはお母さんにたずねました。
「あなたにとって特別なものよ。」
「ロボを連れて行こう。」
「犬は学校に連れて行けないと思うわよ」とお母さんは言いました。「でも,見せてあげられる宝物がほかにもあるわよ。」
すぐに,ディエゴの宝さがしが始まりました。ディエゴは,サルのぬいぐるみを見つけました。これを持って行くのでしょうか。でも,ディエゴはまださがしています。
台所の椅子の後ろを見ました。本棚をじっと見ました。ぴったりな物が見つかるまで,やめようとしません。
そのとき,ベッドのとなりを見ると,ぴったりのものを見つけました。
ディエゴはそれをお母さんに見せるために走って行きました。宝物をしっかりとにぎりしめて,
「お母さん!」と言いました。「見て!ぴったりのものを見つけたよ。」
ディエゴは1まいの小さな絵をお母さんに見せようとかかげました。それは,イエス様が少年だったころの絵でした。ディエゴは,この絵を見ると良い気持ちがしました。学校の友達にも良い気持ちを感じてほしいと思ったのです。
「しょうかいするのにぴったりね」とお母さんは言いました。「イエス様について,クラスのみんなに何を話すの?」
「イエス様がみんなを愛しておられるからみんなは幸せになれるって話すよ。」