「クリストフ・G・ジロー・カリエール長老」『リアホナ』2023年5月号
クリストフ・G・ジロー・カリエール長老
中央幹部七十人
クリストフ・G・ジロー・カリエール長老は,成人になったときに壮大な計画を立てていました。それは,厳しい大学生活を開始し,休学して専任宣教師として奉仕し,10代の恋人と結婚し,その後,母国フランスで家庭生活とエンジニアとしての仕事を始めるというものでした。
伝道と結婚は計画どおりに進みましたが,そのほかの期待は外れました。休学はかないませんでしたが,ブリガム・ヤング大学(BYU)へ編入することができました。そして次第に大学で教えたいと思うようになりました。しかしフランスでは,国外で教育を受けた人に大学での就職口はほとんどありませんでした。そのため,ほかの国で,主の時刻表に従って,家庭を持ち,別の経歴を積み,教会で奉仕することになりました。
「ほとんどのことは計画どおりに進まないという現実から,わたしたちは気づいたことがありました。それは,その場所にわたしたちを導かれたのが主であるなら,そこが,主の望まれる場所であり,わたしたちが奉仕できる場所であるということです」と,ジロー・カリエール長老は語ります。「その経験を通して,主を信頼し,主はわたしたちの人生を自分たちでできる以上のものにしてくださると信頼することを学びました。」
クリストフ・ジェラール・ジロー・カリエール長老は,1966年1月21日にフランスのリヨンで,ジェラール・ジロー・カリエール,アニー・ジロー・カリエール夫妻のもとに生まれました。カナダ・モントリオール伝道部で専任宣教師として奉仕した後,1988年7月にフランスのショレでイザベル・ソフィー・マウクレアと結婚しました。その後,スイス・ベルン神殿で結び固めを受けました。夫妻には8人の子供がいます。
ジロー・カリエール長老は,BYUでコンピューター科学の学士号,修士号,博士号を取得した後,イギリスのブリストル大学で上級講師として,またスイスのELCA Informatiqueでシニアマネージャーとして働き,その後19年間,BYUでコンピューターサイエンスの教授として働きました。
中央幹部七十人に召されたとき,ユタ州プロボYSA第16ステークの会長を務めていました。これまでの教会の召しには,フランス・リヨン伝道部会長,高等評議員,ビショップとしての奉仕が含まれます。