J・キモ・エスプリン長老

中央幹部七十人

伝道から数か月後，J・キモ・エスプリン長老は，自動車事故に遭い，父親を亡くしました。それからわずか数か月後，母親が隣に座っている状態で，彼の車は後ろから衝突されました。車は横転し，母親と姪が亡くなりました。

度重なる悲劇と悲しみを経験しながらも，エスプリン長老は，自分自身は祝福されていると思いました。その気持ちは主と主の慈しみと深い憐れみのおかげであると思ったのです。

「良い人生でした」と，彼は言います。

彼が好きな言葉の一つはこれです。「主はあなたにそれを行っておられるのではなく，あなたのためにそれを行っておられる。」

両親の死後，姉たちがお金を出し合って，彼をブリガム・ヤング大学エルサレムセンターに留学させました。彼はそこでケイ・デービスに出会いました。

二人は，シナイ砂漠でのグループキャンプや，バナナ園での作業，旧約聖書と新約聖書を一緒に研究したことで，良い友達になりました。

ユタ州プロボに戻った後，二人はデートを始めました。そして，1985年8月にソルトレーク神殿で結婚しました。夫妻には8人の子供がいます。

ジョン・ロス・キモ・エスプリン長老は，1962年8月18日にアメリカ合衆国ハワイ州カフクで生まれました。彼はロス・S・エスプリンとオリーブ・オラ・ムーディー・エスプリンの8人の子供の末っ子であり，一人息子です。

エスプリン長老は，1987年にブリガム・ヤング大学で会計学の学士号を取得しました。その後，家族でイリノイ州シカゴに引っ越し，投資銀行業務の仕事に就き，経営管理学の修士号を取得しました。

エスプリン長老がハンツマン・コーポレーションの執行副社長兼最高財務責任者になったとき，家族は短期間ベルギーに住み，その後ユタ州コットンウッドハイツに定住しました。

エスプリン長老は，中央幹部七十人として召されたときに地域七十人でした。かつて日本東京伝道部と日本東京南伝道部で伝道部会長を務めました。若い専任宣教師のときに，日本神戸伝道部で奉仕しました。また，ステーク会長，高等評議員，ビショップとしても奉仕してきました。