虐待
安全かつ健全な関係を築くことができるでしょうか


「安全かつ健全な関係を築くことができるでしょうか」「被害者への支援」

「安全かつ健全な関係を築くことができるでしょうか」被害者への支援

安全かつ健全な関係を築くことができるでしょうか

これまで虐待に苦しんできたせいで,不可能と感じているかもしれませんが,あなたは健全かつ安全な関係を築くことができます。時間をかけて努力するなら,あなたはほかの人々との交わりの中で満足感と喜びを味わうことができるでしょう。

健全な関係を築く

関係を築くことは,種を植えて育てるのに似ています。スペンサー・W・キンボール大管長の教えによると,人間関係は「花や体のように,絶えず養う必要があります。」(“Marriage and Divorce [Brigham Young University devotional, Sept. 7, 1976], 6, speeches.byu.edu)相手をないがしろにしたり,不当に扱ったりすると,その関係は弱まり,途絶えてしまうこともあります。養いや世話を怠ると,植物が枯れてしまうのと似ています。安全かつ有意義なつながりを築くために,双方が絶えず努力し続ける必要があるのです。あらゆる関係において,その結びつきを築き,維持し,あるいは修復するためには努力が必要です。

健全な関係には,以下のような特徴があります:

  • 互いの選択の自由と自主性を尊重する

  • 正直である

  • 信頼する

  • 互いの必要を満たすために歩み寄る

  • 考えや思いを率直に伝え合う

  • 相違点や長所に敬意を払う

  • 互いに支援し合う

  • 信頼を保ち,責任を負う

  • 境界線を明確に定める

  • ほかの人の領域を尊重する

ほかの人との関係を築くためにできる最も大切なことは,恐らく自分自身と神との関係を強めることです。神が御覧になるように,すなわち大いなる永遠の可能性という観点から自分自身を見るようになることから始めましょう。

ディーター・F・ウークトドルフ管長はこう教えています。「ほんの少し時間を取って,自分自身をもっとよく知りましょう。……皆さんも天の御父と同じ目で自分自身を,神聖な可能性を持った,貴い神の息子や娘として見ることができますように。」(「最も大切な事柄について『リアホナ』2010年11月号,22)

ほかの人々の助けがあれば,やがてあなたは自分自身に対して異なる見方をし,忍耐と思いやり,敬意,赦しをもって自分自身に接することができるようになるでしょう。自分の不健全な考えや感情を変えられるようになるのです。努力してもなかなかうまくいかない場合は,専門家のカウンセリングを受けるとよいかもしれません。またサポート体制を整えるか,再構築する必要があるかもしれません。

自分自身と神との関係が強まるにつれ,あなたはほかの人々との健全な関係を築くうえでも,どのように同じ原則を応用すればよいか分かるようになるでしょう。充実した相互関係を育むよう努めるなら,喜びがもたらされるでしょう。

地域社会および教会のリソース

(下記のリソースの中には,末日聖徒イエス・キリスト教会によって作成,維持,管理されていないものもあります。これらの資料は,追加のリソースとして役立てるように意図されていますが,教会の教義や教えと一致しない内容について,教会が是認するものではありません〔一部のリソースは英語のみ〕。)

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