コミュニケーションと人間関係
自信を築く
目的
選択した分野における自信を伸ばす。
説明
青少年に，自分たちを物質的または霊的に成長させる助けとなる特質を特定し，また同時に，自分自身についても強めたいと思う特質を特定してもらう。青少年に，才能を伸ばし，その特質に関する弱点を克服するための個人の計画を書き出してもらう。青少年に順番に自分たちが改善したいことを定員会やクラスで分かち合ってもらう。それから，定員会やクラスのメンバーに，各青少年が自分の目標をどうしたら達成できるかアイデアや提案をするように勧める。励ましと定員会やクラスで報告することを通してフォローアップする。将来の青少年の活動に，新たな特質や改善した特質および才能について盛り込むように検討する。
ほかの宗教の友達
目的
あらゆる宗教の友達や隣人との関係を強める。
説明
自分たちの地域にいるほかの宗教のグループを特定する。複数の宗教グループの活動を主催し，一致の精神を持ってともに集う。これには，奉仕プロジェクト，食事会，野外での活動やスポーツ，あるいはその他の行事が考えられる。ビショップとともに働き，これらの宗教の指導者たちと会い，お互いを理解し，地域社会にともに奉仕する取り組みを調整する。
いじめをなくす
目的
いじめの適切な予防法と対処法を学ぶ。
説明
いじめについて（いじめが起こる理由，いじめの様々な形態，いじめの結果，いじめの対処法）話してくれるゲストスピーカーを招く。 様々な状況のロールプレイを行い，自分や知っている人がいじめに遭ったらどうするか考えてもらう。 ビデオ「No Cussing Club(悪口を言わないクラブ)」を見せるか，いじめに対抗することについて個人的な経験を述べる。 互いに愛し合うようにとの戒めと，キリストがわたしたちに対して抱いておられる愛について話し合う（ヨハネ 13：34 参照）。 このことは，互いの接し方にどのような影響を与えるでしょうか。
お互いのことが良く分かるようになる
目的
ほかの青少年を良く知る。
説明
事前に，青少年に自分を表す3つの品物を持ってくるように依頼しておく。活動の始めに，青少年に袋を一つずつ渡す。持ってきた品物をその袋の中に入れさせ，その後で全員の袋を混ぜる。無作為に1個ずつ袋を選び，中のものを見せる。青少年にその品物が仲間のだれを表すものか推測するように言う。どの青少年か正しく当てられる度に，その青少年に自分の好きな聖句あるいは賛美歌を言ってもらい，なぜそれが好きなのか分かち合うように勧める。
グループデートのアイデア
目的
楽しく，かつ，適切なデートのアイデアを出して，それを実行する。
説明
前もって，祭司とローレルの青少年たちに楽しく創造的なデートのアイデアを出し合ってもらう。彼らは，冬の屋内ビーチパーティー，7月のクリスマスパーティー，子供のときに広場でしていた遊びをするゲームの夕べ，ルアウ（ハワイの宴），フィエスタ（メキシコの宴）などのアイデアを挙げるかもしれない。彼らが計画し，デートの夕べを実行できるように助ける。可能であれば，祭司全員あるいは祭司のグループがローレルの若い女性を一人ずつ迎えに行くか，何人かを一緒に迎えに行き，デートの場所までエスコートするところから始め，そして家まで送り届ける。デートの間にペアを必要とする活動を行う場合，頻繁にペアを交代して，若い男性と若い女性がそれぞれ全員と交流できるようにし，デートがグル―プとして本当に楽しいものになるようにする。 『若人の強さのために』の「デート」の項を復習し，適切なデートについて学んだことを話し合う。
デートのためのパネルグループ
目的
デートには，健全な態度で臨むよう励まし，関係に関しての指針を与える。
説明
祭司とローレルが抱いているかもしれないデートや関係についての疑問に答えるためのパネルグループを組織する。パネリストには年配の夫婦，新婚の夫婦，ヤングシングルアダルトなどを混ぜることを検討する。パネリストがよく準備できるように前もって青少年は質問を書いておくとよい。青少年とパネリストは事前に『若人の強さために』のデートのセクションを読んでおくとよい。
ビショップのことをよく知る
目的
より気軽にビショップに近づき，助言を求めることができるようなる。
説明
ビショップまたは支部会長について知る夕べを過ごす。ビショップを招いて，ビショップの召し，父親としての役割，仕事や他の責任，そして証について話してもらう。それから何か双方向型のゲームをする。ビショップにその召しにおいて仕えることにより指導について学んだことを分かち合ってもらう。青少年が気軽にビショップのことをもっとよく知ることができるように，くつろいだ雰囲気の中で活動をすることを検討する。
会話の技術
目的
自分のワードの青少年とより良い友達になる。
説明
青少年に，互いに向かい合うように二列に座ってもらう。活動を始める前に，友情を築くためにどのように行動するかを学ぶために『若人の強さのために』の「友達」の項を一緒に復習する。話し合いのテーマを紹介し，向かい合わせに座っている青少年同士でそれについて話し合ってもらう。数分毎にテーマを変え，テーマが変わる毎に，片方の列の青少年たちに席を一つ移動してもらい，全員が新しい相手と話し合いができるようにする。テーマとしては，好きな趣味，家族の伝統，将来の目標，創造的なデートのアイデア，若い男性あるいは若い女性に持ってほしい特質などが考えられる。
伝達経路
目的
コミュニケーションとリーダシップ技術を育む。
説明
4人のチームを作り，各青少年に目隠しをする。それぞれのチームに輪に結んだ長いロープを渡す。そして30秒間で，お互い話をしないで正方形を作るように言う（あるいは，チームワークの必要な別のタスクをしてもらう）。正方形を作るとき，どのような困難に直面したでしょうか。
彼らに再度試させ，今度はチームの一人に目隠しを外してやってもらう（依然として，だれも話をしてはいけない）。彼らの経験は今回どう違ったでしょうか。
3度目を試してもらい，今度は目隠しをしていない人に話をしてもよいという許可を与える。今回の経験はどのように違ったでしょうか。リーダーシップにおけるビジョン（見通し，洞察力）とコミュニケーションの大切さについて話し合う。この活動は，青少年に預言者，聖見者，啓示者の役割についてどのように教えていますか。
最後に，この活動を繰り返す。今度は各グループの全メンバーが見て，話してもよい。今回は，全員が見て，結果に対して貢献でき，青少年はどう感じたでしょうか。この活動は，定員会やクラスがともに働く方法にどのように当てはまるでしょうか。
信頼の輪
目的
チームワークと，目標達成のために人に助けてもらう大切さを学ぶ。
説明
青少年に，一つまたは複数の輪になってもらう。全員輪の内側を向き，お互いの肩が付いた状態にする。この輪に参加している青少年は完全に信頼でき，輪の内側の青少年の体をしっかりと支えるつもりでなければならない。一人の青少年に，輪の真ん中に立ち，目を閉じて，腕を胸の前で組んでもらう。合図に従って，この青少年は真ん中に立ったまま，輪の中で回転され，動かされる。人を信頼するという体験をしてみたい青少年とこの活動を繰り返す。青少年の中には輪の真ん中に立つよりも，見学するほうがよい人もいるだろう。
ゲームが終わってから，次の質問をする。輪の内側にいるとき，どんな感じがしましたか。この輪は何を表しているでしょうか。人生において，わたしたちはどんなときに人に頼り，信頼する必要があるでしょうか。どうすれば信頼される人物になることができるでしょうか。どうしたら救い主への信頼を築くことができるでしょうか。
注：この活動を安全に行うことの大切さを強調する。背中や腰に問題があったり，その他健康に問題のある人はこの活動に参加するべきではない。
個々の合計より偉大なものとなる
目的
青少年に定員会やクラスあるいはグループとして，ともに働くときに素晴らしいことを達成できることを気付かせる。
説明
あらかじめできるだけ少ない説明で，楽しめるようなレシピに必要な材料を別々に持ってくるよう各青少年に割り当てる（例えば，だれかに卵1個，別の人には小さじ1杯の塩，と言ったように）。家庭またはその他料理のできる場所に，活動のために集合する。青少年に，持ってきた材料をそのまま別々に食べたいか，あるいは他の材料と一緒にした方がいいか尋ねる。それから，これらの材料で何ができるか尋ねる。話し会いの後，レシピを渡して，ちょうど材料を混ぜ合わせるとより良いものになるように，わたしたちも自分たちを組織して一致した定員会やクラスになるとき祝福を受けるということを説明する。レシピの料理を作るために協力し合い，青少年に食べさせて結果を分かち合ってもらう。
大人と知り合う
目的
自分の仲間たち以外の人々と交わる方法を学ぶ。
説明
青少年にはテーブルの片側に，両親またはワードのほかの大人には反対側に座ってもらう。テーブルの上に，互いに知り合うための質問のリストを置いておく。 それぞれのペア（一人の青少年と一人の大人）に，質問し合う時間を数分与える。 時間が来たら合図をして，青少年に隣のいすに移って別の大人とペアを組んでもらう。 若い女性は扶助協会の会員と（若い男性は長老定員会の会員と） ペアを組むようにし，彼らが遠からず加わることになるこれらの組織に親しめるようにするとよい。
奉仕のオークション
目的
会員は互いに仕えるにつれ，クラスや定員会，グループの間の一致が生まれる。
説明
クラス，定員会，またはグループの会員（またはワードの成人会員）にだれかにしようと思う奉仕をあげてもらう（例えば，算数の宿題を手伝う，教会に着て行く服のアイロンかけをする，学校に行く前に朝ごはんを作る，など）。ミューチャルの間，青少年がポイントを獲得するための質問に答えてもらう（例えば，宿題を完璧に終わらせた人，その日聖文を読んだ人，青いものを身に着けている人などにポイントを渡す）。全員が合計ポイントを獲得したら，奉仕をオークションにかけ，ポイントで支払う。青少年が互いへの奉仕を完了する締切の日を設定する。
従う人と案内人
目的
指導とコミュニケーションの技術を築く。
説明
二人一組のチームを作る。チームの一人はガイドになり，もう一人は従う者になる。従う者は目隠しをする。障害物コースの中をガイドは従う者を導く。しばらくしたら青少年は役割を交代してその行程を繰り返す。
従う者になるのはどのような感じがしますか。導くことについて青少年は何を学んだでしょうか。従うことについて彼らは何を学んだでしょうか。この活動は天の御父とイエス・キリストを信じる信仰を築くことについて何を教えてくれますか。
感謝の蜘蛛の巣
目的
クラス，定員会またはグループの中の人々の愛と奉仕に気づく。
説明
青少年に輪になって座ってもらい，そのうちの一人に毛糸やひもの玉を持ってもらう。それを持った人が輪の中のだれかの特質，経験，奉仕の行いに対して感謝していることを言う。糸の端を持って特定した人に玉を投げる。受け取った人は糸の一部を持って同じことを繰り返す。グループが蜘蛛の巣のようにつながるまで続ける。わたしたちが互いに愛し，仕えるときに一致する方法について話し合う。定員会やクラスの会員のためにyouth.lds.orgからビデオを見せてもよい。
準備して，ねらって，放つ
目的
目標設定とチームワークの原則を学ぶ。
説明
青少年を二人一組のペアに分け，それぞれの組に小さなボール（あるいは丸めた紙）を数個とバケツを渡す。青少年に数フィート（1フィートは30cm)離れたところから，バケツにボールを投げ入れてもらう。そして，何回成功したか記録をつけてもらう。それから，もう一度やってもらい，今度はバケツを持った人が必要に応じて動いてもよいことにする。この活動から，青少年は，目標を達成することと，ともに働くことについて何を学ぶでしょうか。
父親と娘／母親と息子のデート
目的
楽しく安全な環境でデートのエチケットを練習する。
説明
各若い男性に自分の母親（あるいは，姉妹，おば，など）を，そして，各若い女性には自分の父親（あるいは，兄弟，おじ，など）を，集会所で行われるグループデートに招待してもらう。青少年は，自分のデートの相手をエスコートし，親切と尊敬を持って接し，相手の必要に注意を払うべきである。活動としては，食事，教会のビデオ鑑賞，ゲーム，（特定のダンスなどの）新しい技術の習得，あるいは，話者にデートのエチケットについて話してもらうことなどを行うことができる。デートの後，青少年は自分たちのデートの相手に，夕べを一緒に過ごしてくれたことに感謝すべきである。
自分の解決案を提案する
目的
チームワークの原則を学ぶ。
説明
二人または三人のチームをつくる。各チームに10本のストローと約6０センチの粘着テープを渡す。各チームに，小さな硬貨を載せることのできるいかだをつくるように指示する。各チームに5～10分で10円硬貨（別の硬貨でもよい）を載せられるいかだを作るように伝える。各チームに，前もっていかだが浮くかどうかのテストをすることはできないことを伝える。大きい流し，または，なべにいかだを置いて競争する。5分間いかだを浮かべてから，硬貨を1個ずついかだの上に置く。沈没したり転覆したりせずに，最も多くの硬貨をのせることのできたいかだのチームの勝ちとなる。
一度，全チームがいかだを作り，硬貨を載せるテストを行ったら，もう一度いかだを作って再度試すことができる。各チームは，同じストローを使うが，粘着テープは新しいものが渡される。
このゲームに続いて，話し合いのための質問をする。どのような点がいかだの設計を簡単，あるいは，難しくしましたか。いかだの作り方に関して，どのように合意しましたか。2番目のいかだは最初のより良い出来でしたか。はいの場合，なぜですか。自分たちのいかだを設計するとき，ほかのチームがどうしているか見てみようと思いましたか。いかだを作ることは，家族や定員会やクラスで働くのとどのような点で似ているでしょうか。家族や定員会において問題解決を図るとき，どのような原則や行動が役に立つでしょうか。
見て，話して，創る
目的
よいコミュニケーション技術と連携について学ぶ。
説明
青少年には見せずに（積み木，学用品，家庭用品など）様々な物をある配列で並べる。青少年をチーム分けし，それぞれのチームに同じ配列を作るのに必要な物を与える。各チームの一人だけに配列を見せる。このチームメンバーは，二人目のメンバーだけに，見た配列を伝えることができる。二人目のメンバーは，残りのチームの「はい」か「いいえ」だけで答えられる質問に答えることで伝えることができる。必要であれば，二人目のチームメンバーは最初のチームメンバーに詳細を聞きに戻ることができる。すべてのグループが配列作りが完了したと感じた時点で，初めに並べたものと比較する。この活動は青少年にリーダーシップとコミュニケーションについて何を教えることができるでしょうか。それは預言者と啓示をどのように象徴しているでしょうか。
誕生日でない日を祝うパーティー
目的
各青少年に敬意を払いながら，お互い知り合う。
説明
あらかじめ，青少年全員に，好きな色，好きな食べ物，趣味などの簡単なアンケートに記入してもらう。そのアンケートの回答を集めて混ぜて，他人の回答が渡るように無作為に配る。受け取ったアンケートの回答者のために，青少年に（お金を一切かけないで）手作りのカード，メモ，あるいは小さなプレゼントをミューチャルに持ってきてもらう。ミューチャルの間，全員のために「誕生日でない日を祝う」パーティーをすると説明して，子供たちの誕生日パーティーでよく行われるゲームをし，伝統的な誕生日のおやつを食べる。最後に，各々自分がもらったアンケートの回答者を紹介し，持ってきたカード，メモ，あるいはプレゼントを渡す。あるいは，名前は伏せておいて，みんなにそのアンケートの回答者を当ててもらう。
食事のマナー
目的
様々な状況で互いに礼儀正しくあること，適切な敬意を示すことを学ぶ。
説明
若い男性と若い女性が互いによいマナーと敬意を持って交流する練習となる夕食会を開く。夕食の前によいエチケットとそうでない例について話し合い，実演する。この活動で，『 若人の強さのために 』から「デート」，「服装と外見」，「言葉遣い」を参照することを検討する。