将来の役割
様々な職業選択
目的
様々な職業の選択肢について学び,それを実現するための計画を立てる。
説明
青少年にどんな職業に興味があるか聞き,様々な職種のワードの会員を招いて,どんな仕事をしていて,どのようにその分野で働くようになったかを話してもらうことを考える。青少年が自分に合った職業候補を決めるのを助けるため,興味のある職業のアンケート調査を行うことを考える。また,候補の仕事や職業を青少年に紹介するために,地域の就職フェアを開催したり就職フェアを訪問したりすることもできる。青少年に就職フェアの前に質問を準備するよう励ます。教育または職業の目標を達成することが,青少年にとって,いかに親および家族を養う者としての将来の責任のために備えとなるか話し合う。
職場訪問
目的
職業や学習分野について学ぶ。
説明
自分の職業について教えてくれる青少年の両親を見つける。 その分野にどのような職種があるか,その職種に求められる資格などの概要を青少年に説明してもらうよう頼む。 可能であれば, 青少年にその施設を見学させてもらう。 教育や職業上の目標を達成しようと努力することは,将来親や稼ぎ手として責任を担うときにどのように備えることができるのか話し合う。
大学または専門学校を訪問する
目的
大学のキャンパスに慣れ,高等教育を目指すために鼓舞する。
説明
地元の大学のキャンパスや専門学校を訪問し,学生生活や教育の機会について学ぶ。入学の条件,奨学金,授業料や進路の可能性について問い合わせる。教育を受け,職業の目標を追求することが,どのように青少年を将来親として,そして養い手としての責任に備えることができるか話し合う。
お金に関する問題
目的
将来に備えるために,今,経済的に責任を持つということについて学ぶ。
説明
青少年が生活費について理解するために,現実の事例を分かち合うことを検討する。収入の範囲内で生活することの重要性について話し合う。基本的な予算を作り,それに従って生活する方法について学ぶ。これには什分の一と献金を納め,将来かかる費用のために貯金をし,利息のかかるローンやクレジットカードを避け,学生ローン(貸与奨学金)を理解し,負債のない生活をすることが含まれる。財政的に自立することがどのようにわたしたちを自由にし人々によりよく仕え,祝福をもたらすか分かち合う。
両親を敬う
目的
両親との関係と両親への尊敬の念を強める
説明
自分の両親に関連した写真や持ち物を青少年に集めてもらう。青少年に,両親がどのようにして出会ったのか,子供時代はどうだったのか,これまで成し遂げたこと,興味のあることなどについて話を聞いてもらうとよい。両親の大好きな歌をみんなの前で演奏,または歌ってもらう。青少年の両親をその会に招待し,集めた物を使って交代で両親をグループに紹介してもらう。紹介の後で,両親について尊敬していることを述べたり,書き記したりして,両親の犠牲と愛に感謝を示してもらう。なぜ神が「あなたの父と母を敬え」と命じられたのかについて話し合い,活動を終える。青少年に,天の御父をどのようにして知り,敬うことができるかよく考えてもらう。
図書館学
目的
地元の図書館の資料を最大限に活用する方法を学ぶ。
説明
地元の図書館を訪ね,学んでいる学生を支援するために,利用できる資料について学ぶ(教義と聖約88:118)。司書の指示に従って図書館の中をめぐり,資料の効果的な使い方を学ぶための手順や指針に精通する。青少年はより効果的なインターネット検索についての技術も学ぶことができる。
学校で成功を収める方法
目的
年下の青少年が学校で成功を収められるよう助ける機会を年上の青少年に与える。
説明
それぞれの青少年にとってどの教科が難しいかを調べ,その教科の手助けができる人とそれぞれの青少年をペアとして組ませる。 効果的な勉強方法や,将来の責任に備えて学校で熱心に勉強することがなぜ大切かなどのテーマについて話し合うよう勧める。 教義と聖約 88:78–80と,これらの節が教育を受けることについて教えている事柄について話し合う。 定期的に勉強会を行うグループを作ったり,さらに助けが必要な人たちのために家庭教師を割り当てることを検討する。
学習技術を学ぶワークショップ
目的
今,青少年の学業を助け,将来生活で役立つ学習技術を身に着ける。
説明
教師,講師,または優秀な学生を招き,効果的な学習の技術を教え,実演してもらう。青少年にこれらの技術を練習する機会を提供する。青少年が学習技術を練習できるように,難しい文章の読み下し,ノート取り,情報の整理法,テスト勉強の仕方,作文,暗記のヒントなどのワークショップを設置することを検討する。活動の一部として,教義と聖約88:118の勧告について読んで話し合う。
家のペンキ塗り
目的
家を維持する方法を学び,奉仕をする。
説明
経験者に家のペンキ塗りの実演をしてもらい,やり方を習う。ビショップの指示のもとに,助けの必要な人を選び,青少年とアドバイザーがその人の家の部屋,塀,壁やその他の場所にペンキを塗ることができるよう手配をする。活動後,次のような質問について話し合うことを検討する。奉仕をしてどんな気持ちがしましたか。ペンキの塗り方を知ることは自分の自立のためにどのように助けとなると思いますか。ペンキ塗りと福音の原則について,どのようなつながりがあるでしょうか。青少年が家族とペンキ塗りのプロジェクトに参加するように勧める。
家庭における維持管理
目的
家庭を維持・改善するための実用的な技術を伸ばす。
説明
成人の指導者または青少年に,アイロンがけ,裁縫,配管工事,工具の特定と使い方など,家庭の維持管理に必要な様々な実用技術を教えてもらう。青少年にいかに速く,またうまく,これらの仕事ができるかをテストするために友好的に競争させることもできる。これらの技術が将来,親としての役割を果たすうえでなぜ大切か話し合う。
家庭の夕べの練習
目的
家庭で福音を教えるために今学ぶ。
説明
活動の前に,青少年に福音のテーマを選んでもらい,家庭の夕べでそのテーマを教えるためのアイデアを出してもらう。自分の家族の中で行ったものからアイデアを出してもよい。
青少年や青少年のグループに家庭の夕べのいろいろな部分の準備をするよう割り当てる(例えば,聖文,歌,祈り,レッスン,活動,おやつなど)。活動の間,あなたが家庭の夕べを管理する役割を果たし,青少年には自分に割り当てられた役割を果たしてもらう。それから,青少年が家に持って行けるように,家庭の夕べキットを作る。キットには割り当て表,レッスンの資料,活動の仕方,おやつのレシピなども含まれる。将来の家族を強めるための効果的なツールとして,今家庭の夕べに参加することの重要性について話す。
将来の親として
目的
子供たちの世話をする方法を学ぶ。
説明
子供の基本的な発達段階や子供の必要を満たすことについて学ぶために,育児セミナーを実施する。子供が喜びそうなゲームをしたり,子供の安全について教えるために障害物コースを作ったり,あるいは,楽しい寝る前の読み聞かせのお話や遊び歌または子供が楽しめる歌を学び,実際にやってみる。将来,義にかなった親となるために,今備えることができるほかの方法についても話し合い,活動を終える。これらの技術をベビーシッター,託児のボランティア,その他の場で実践するよう青少年に勧める。
就職活動
目的
仕事の見つけ方と仕事を得る方法を学ぶ。
説明
ステークまたはワードの雇用スペシャリストを招いて,青少年に雇用スペシャリストが,個人が就職に備えるのをどのように助けるかについて話してもらう。雇用スペシャリストに,(ネットワーク作り,面接,あるいは履歴書の書き方などの)就職活動に必要な基本的な技術や(服装と身だしなみや,落ち着きや自信があるように見える方法などの)コツを青少年に教えてくれるように依頼する。青少年に,これらの技術を(例えば,模擬面接をして)お互いに練習させることを検討する。また,青少年に時間を与えて,自分の履歴書を準備したり,あるいは,求人の応募用紙に書き込む練習をさせることもできる。様々な職業がどのように家族や教会活動に影響を与えるか話し合う。
教育費を準備する方法
目的
高等教育のための学費を準備する。
説明
スクールカウンセラーまたは地元の雇用センターから人を招いて,奨学金や学生が利用できるローンを紹介してもらう。 該当する地域であれば,永代教育基金について説明する。 青少年に学費を準備するための計画を立てるよう勧める。 計画の中には,アルバイトをして大学の授業料のために貯蓄することや,奨学金の資格を得るためにしなければならないことを学ぶこと,学費援助を確保することなどが含まれる。 可能であれば,時間を取って青少年に願書を書く練習をさせる。 教育や職業上の目標を達成しようと努力することが,将来親や稼ぎ手として責任を担うときにどのように備えることにつながるのか話し合う。
料理コンテスト
目的
才能を分かち合い,様々な料理の調理の練習をする。
説明
青少年と成人指導者が家族の大好きなレシピを作って普段着の食事会に出してもらう。最も魅力的な,最もおいしい,最も栄養がある,最もユニークなど様々なジャンルで表彰する。審査員は青少年,青少年の指導者,ワードの指導者で構成することを検討する。両親に出席するよう勧めるのもよい。健康的な食事の恩恵や料理を通して人々に奉仕する方法について話し合う。
料理を学ぶ
目的
栄養価の高い食事を計画し作る方法を学ぶ。
説明
地域で料理の上手な人を招き,青少年に献立,食材の買い方,基本的な料理の技術の実践する方法を教えてもらう。フォローアップ活動として,グループに分かれて食事作りを分担してもらう。一緒に食事を楽しみ,ワードのほかの人々を招いて味わってもらう。食事の準備の仕方を理解することが自分自身やほかの人々のためにいかに重要であるかについて,話し合う。
母親としての務めのパネルディスカッション
目的
身につけたい特質,あるいは将来の伴侶に求める特質を学ぶ。
説明
何人かの母親と父親を招き,すばらしい母親の特質についてのパネルディスカッションに参加してもらう。どのようにして彼女たちは,子供を育て,家族を教え,対等のパートナーして夫を助けているのだろうか。青少年に母親としての務めについて質問するように勧める。青少年に前もって質問を提出してもらってもよい。青少年に,具体的な状況について質問させ,それに対して,母親としてどう対処するのか応えてもらうことを検討する。
神殿結婚に備える
目的
義にかなった伴侶となるための目標を設定することによって,幸せな永遠の結婚に備える。
説明
集会所の一室に神殿の写真を飾ります。住んでいる場所から一番近い神殿のものが好ましいでしょう。 両親を活動に出席するよう招きます。 アドバイザーや両親に,自分たちの結婚式の写真や結婚したときに着たドレス,またはスーツを持参するように頼むとよいかもしれません。 ビショップまたは支部会長の許可を得て,何人かの親に神殿結婚の聖約について話す準備をするよう頼んでおきます。 どのように結婚に備えたか,結婚相手をどのようにして決めてたか,また現在自分たちの結婚を強固なものにするために行っている事柄について分かち合ってもらいます。 クラスまたは定員会に,神殿で結婚する備えをして,結婚の聖約を尊ぶための目標を設定するよう勧めます。
秩序の家
目的
清潔で片付いた家庭を維持する方法を学ぶ。
説明
基本的な整理整頓および家の掃除の技術を楽しく,創造的な方法で学ぶ。例えば,掃除の作業をゲームや競争につなげる。家庭を秩序正しく維持するために必要な備品や適切な方法を特定する。秩序の家を維持することから得られる祝福について話し合う。技術を学んでから,それを誰かに奉仕するために用いたり,練習として集会所の部屋を掃除したりする。
聖文研究の技術
目的
家庭,教会,セミナリーや学校で使うための学習技術を学ぶ。
説明
指導者,青少年,またはセミナリー教師を招いて聖文を研究することについて話してもらう。彼らに聖文に印を付けたり,メモを取ったり,テーマ別学習,聖文日記をつけるなどを,実践的な方法で実演してもらう。練習のために青少年に聖文をコピーしたものを渡す。それから,成人にこれらの技術が他の分野の学習にどのように応用できるか話してもらう。練習のために,青少年に興味深い記事や物語を渡す。霊的教育とこの世の教育がどのようにつながっているかについて話し合う。