ステークおよび複数のステーク合同の活動
アロン神権のキャンプ
目的
屋外という場で,関係を築き,証を強め,楽しむ。
説明
各ワードの若い男性のためにステークのキャンプを計画する(このキャンプは,ときどき,ヒラマンのキャンプ,アルマのキャンプ,シオンのキャンプなどと呼ばれる)。これは,日帰りキャンプから数日に渡るものにすることができる。ステークアロン神権キャンプは,ステーク会長の指示の下に計画され,ステーク若い男性会長会,もしくは支援するように召されたほかの人々によって運営される。複数のステークでそのような活動を統合することもできる。このキャンプは,レクリエーション,霊的,および奉仕活動のバランスが保たれたものであるべきである。例えば―
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レクリエレーション活動には,水泳,スポーツ,登山やクライミング,アーチェリー,その他若い男性がやりたいことを含めることができる。このような活動を計画するとき,ワード会員の持っている技術や才能を活用するように各ワードに勧める。
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霊的な活動には,個人の聖文研究,聖文暗記,若い男性による小グループでの話し合い,ファイアサイド,証会,若い男性のための教える機会などを含めることができる。
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奉仕活動には,キャンプ地あるいは施設の美化,人道支援キットの組み立て,人々へ奉仕するための技術の習得などを含めることができる。
各ワードに,いずれかの活動を計画し,監督する割り当てをすることができる。行いたい活動に適したキャンプ地や施設を選択する。
クリスマスに贈り物をする
目的
クリスマスの時期に困っている家族を助ける。
説明
困っている家族のためにクリスマスの贈り物や食べ物を提供する(匿名可)。必要を判断し,ワードが提供する基金およびワードの会員からの献金を利用するに当たり,ステーク内のビショップまたは支部会長と調整する。この活動の後,青少年に奉仕をしているとき感じたことを分かち合うよう勧める。ほかの人々の生活に祝福をもたらす際に,一年を通してクリスマスの精神を持ち続けられる方法について話し合う。
ステークのダンス
目的
ダンスすることを通して交流し,関係を築く。
説明
ステークや地域の他のステークと合同で,青少年のダンス パーティーを企画し,実施する。 具体的な指針は『手引き 第2部』13.6.6に記載されている。ダンスの一部として,(伝統的な,文化的な,昔からあるダンスなど)様々なダンスを青少年に教えてくれる人を招くことを検討する。活動の一部として『若人強さのために』の「音楽とダンス」の項を読み,話し合う。
スポーツ大会
目的
スポーツ行事を通じて,関係を築く。
説明
青少年が少人数のチーム,または個人として参加するスポーツ大会を主催する。試合は,サッカー,バスケットボール,卓球,ドッジボール,あるいはそのほかのスポーツなどで組むことができる。各ワードがチームで参加してもよいし,当日に青少年をチームに分けてもよい。地域社会の人々を招いて,チームを編成し,大会に参加してもらうことを検討する。訓練を受けた競技運営者に手伝ってもらうことで,すべての人にとってスポーツ行事がよい経験となるであろう。
タレントショー
目的
青少年の才能を称える。
説明
ステークの青少年のタレントショーを計画する。青少年にタレントショーの計画と組織に参加してもらう。さまざまな才能を盛り込むようにし,個人またはグループで参加するように呼び掛ける。ステークのタレントショーに先駆けて,各ワードで同様のイベントを行い,ステークのタレントショーに参加するための準備とすることもできる。
ユースカンファレンス
目的
イエス・キリストへの信仰を築き,証を強め,才能を伸ばし,新しい友だちを作り,信条と標準を同じくする青少年とともに楽しむ。
説明
14歳から18歳までの若い男性と若い女性は,ユースカンファレンスと呼ばれる活動あるいは一連の活動にともに参加するように勧められている。ユースカンファレンスは通常毎年1回,ワードもしくはステークレベルで開く。複数のステークまたは地域レベルで開くこともできる。ステークのユースカンファレンスは,ステーク会長会の指示の下,ステークアロン神権・若い女性委員会が計画し実行する。ステークのユースカンファレンスを計画するに当たって,青少年がアロン神権・若い女性委員会をできるかぎり援助するように求めるべきである。ステーク会長会は,必要に応じ,青少年に委員会集会に出席するよう求めてもよい。
カンファレンスのための福音のテーマを選ぶ。テーマは,聖句,ミューチャルの年間テーマ,あるいは生ける預言者の言葉からの引用を用いてもよい。ステーク会長会がテーマを承認する必要がある。テーマに沿った活動,例えば,ディボーショナル,グループ集会,学習体験,および奉仕プロジェクトを計画する。
ビショップリックまたはステーク会長会は,可能なかぎり多くの時間,カンファレンスに出席するよう求められている。若い男性および若い女性会長会は,カンファレンス全体に出席することが奨励されている。
ユースカンファレンスに関する方針については,『手引き 第2部―教会の管理運営』13.4.を参照する。
人道支援の奉仕
目的
助けの必要な人を助ける。
説明
助けの必要な人々を支援している団体を探す。 例えば,貧しい人や乏しい人を支援している地元の教会や地域社会の団体(ビショップの倉,ホームレスのための避難所,孤児院など)や,全世界で支援を提供している団体などが考えられる。 地元の団体である場合,責任者に施設内を案内してもらい,助けを必要としている人をどのように支援しているか説明してもらう。 青少年が手伝うことのできるプロジェクトを考え,奉仕プロジェクトを組織する。 それぞれのワードやユニットにどのように手伝ってもらうことができるか,具体的な方法を検討する。 プロジェクトの最後に,青少年のための証会を開き,その経験について感じたことや,さらにキリストのように奉仕するにはどうすればよいかなどについて述べてもらう。
写真コンテスト
目的
写真芸術に関する知識を増やす。
説明
だれかを招いて,各ワードおよび支部の青少年に,構図や照明などの写真撮影の基本を教えてもらう。各ワードにテーマ(複数可)を割り当て,ステークの行事で展示するためにテーマに沿った写真を撮影してもらう。
さまざまなカテゴリーで賞を出すことを検討する。この活動は,福音のテーマに焦点を当てることもできる。テーマの例としては,青少年のための年間テーマ,『若人の強さのために』にあるテーマ,聖文からのテーマなどが挙げられる。
即興の夕べ
目的
仲間や聴衆の前で演じることに自信を持つ。
説明
ステークの青少年を集め,彼らを小グループに分ける。各グループに無作為に選んだ小道具がたくさん入った袋を渡し,その小道具を使ってスキットを作るために時間を与える。彼らにスキットをその場でしてもらうか,録画したものを一緒に見るかいずれかをしてもらう。それぞれのグループに,最も面白い,小道具を一番うまく使っている,最も創造的などの賞を渡すことを検討する。
奉仕の宝探し
目的
楽しみながら人々に仕える。
説明
グループ分けした青少年に,できそうな奉仕プロジェクトのリストを渡し,それぞれの奉仕に点数をつける。それぞれのグループに(成人指導者が同行)近くの家,道路,近隣で一定の時間にどれほど多くの奉仕のプロジェクトを達成できるかみる。例えば,道のごみ拾いや,雑草とりを申し出るなどがある。すべてのグループが戻って来てたら点数を合計して,体験を発表してもらう。リストにはない奉仕をした青少年に追加点を与えることもできる。
活動の後,定員会やクラスの青少年指導者が中心となって短い話し合いをすることを検討する。次のような質問について話し合うことを検討する。奉仕をしているとき,どのような気持ちがしましたか。奉仕によってほかの人々はどのような影響を受けたでしょうか。地域社会の人々に対してわたしたちはどんな責任を持っていますか。なぜわたしたちは奉仕するのでしょうか。(モーサヤ2:17参照)
技術を学んでから奉仕する
目的
役立つ技術を学び,助けの必要な人に仕えるために役立てる。
説明
青少年が手伝えうことができるステークや地域社会のプロジェクトをいくつか見つける。これらのプロジェクトの多くは,仕事を完了するのに,青少年は特定の技能を学ぶ必要があるかもしれない。新しい技術を身につけると,地域社会で奉仕できるのに加えて,青少年は,生涯にわたって奉仕するうえでより良い備えをすることになる。
プロジェクトを組織したら,青少年をグループ分けし,誰かにプロジェクトを完了するために必要なスキルをそれぞれのグループに教えてもらう。例えば,修復のプロジェクトがある場合, 何人かの青少年はペンキの塗り方を教わり,一方ほかの青少年は柵やれんが塀の直し方を学ぶことができる。他のプロジェクトとして,公園や公共の場所の美化,学童に本を読み聞かせる,入院患者を見舞う,食料集め活動や献血運動を組織するなどをすることができる。
ステークの指導者が地域で幾つかのプロジェクトを見つけた場合, 青少年をグループに分けて,別々の場所で別々の奉仕プロジェクトを行うように派遣することもできる。活動の最後に,青少年のためにダンスやゲームを行うことを検討する。
教会の建物を清掃する
目的
奉献された建物に対して,敬意と敬虔さを示す。
説明
地域のさまざな教会の建物の必要と状態について話し合う。青少年がそれらの建物を改善し,きれいにするためにできることを計画する。神殿の近くに住んでいる場合は,神殿の敷地を管理している人に連絡して奉仕が必要か確認し,調整する。奉仕終了後,青少年がゲームをしたり,楽しい時間を持つことを検討する。
新しいスポーツを学ぶ
目的
友好的な競争に参加しながら,人間関係を強め,運動をする。
説明
青少年を招いて,ステークの青少年にとって新しいスポーツを教えてもらうか,または,なじみのあるスポーツを上達させるための技術を教えてもらう。あまり活発でない青少年および教会員でない友人を参加するように誘うことを検討する。以下のアイデアを使うか,または,自分で考えたものを使う。必要であれば,あらゆる技術レベルの青少年が参加できるように試合を調整する。どうすればチームワークと楽しむことを,生活のバランスを保つことに関連づけることができるか検討する(ルカ2:52参照)。競争の場面でも友情の精神を保つ方法について検討する。
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青少年を3人のグループに分け,3つの種目からなる徒競争を行い,3人がそれぞれ別々の種目に参加するようにする。
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(仰向けになって)手と足を使って這いまわりながら,サッカーをする。
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水風船を使ってバレーボールをする。青少年を二人一組のペアに分ける。各ペアがタオルをもってコートの両サイドに立ち,一方のペアがタオルを使って水風船をネット越しに相手側のコートに投げ入れ,もう一方のペアがタオルを使って受け取る。
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リレー競争をする。競争がより難しくなるようにクリエイティブな方法を考える。例えば,風船を両膝に挟んで走る,スプーンで卵を持って走る,後ろ向きに這うなどのやり方で競争する。
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綱引きをする。二つのチームに分ける。各チームが長いロープの端を持って,決められたところを過ぎるまでお互い引っ張り合う。
昔の音楽とダンス
目的
青少年が生まれる前の時代の踊りと音楽を学び, 先祖について知る。
説明
関心のある時代 (例えば, 1920年代,1940年代,1970年代など) を選択するよう青少年を助ける。 それぞれの定員会やクラス, グループごとに,その時代に人気があった歌や踊りを覚えて,ワードや支部の会員たち,または地域の年配の人々の前で発表してもらう。 その時代の簡単な衣装や装飾,小道具を用意するとよい。 世界の流行や関心は変わっても,主の標準は常に適用されることについて話し合う。 主の標準を守りながら今日の世界のダンスを楽しむ方法について,青少年に意見を述べてもらう( 『若人の強さのために』「音楽とダンス」参照)。
映画祭
目的
ビデオ制作を通して,物語の伝え方を学び,福音のメッセージを紹介する。
説明
福音のテーマを選び,各ワードまたは支部の青少年に呼びかけ,そのテーマについて霊感あふれる形で教える3分から5分のビデオを制作してもらう。テーマは『若人の強さのために』 や聖文,あるいは自分たちの生活から選ぶことができる。青少年がビデオのアイデアを考える助けとなるように,「青少年のためのモルモンメッセージ」のビデオを前もって青少年に見せるとよい。(lds.org/youth/video参照)青少年を招き,彼らが制作した短いビデオを一緒に見る。青少年にこの経験から何を学んだか話し合ってもらう。ビデオを友人やその他の人々とソーシャルメディアチャンネルで分かち合ってもらうことを検討する。
演劇の夕べ
目的
才能を伸ばし,一致してともに成長する。
説明
青少年がステークの会員のために,演劇の夕べで短い演劇や寸劇の準備をする。青少年はワードのグループやその他のグループに分けることができる。青少年が自分で台本を作ったり,聖文の物語を演じてもよい。青少年がチームとなってグループ全体のために演劇を計画し,練習し,演じるようにする。青少年が小道具,衣装,背景などを手伝うこともできる。そのイベントが終わったら,天の御父がなぜわたしたちに才能を与え,それをどのように使ってほしいかについて話し合う。
競い合わない身体的活動
目的
競い合わない雰囲気の中で運動をし,友情を築く。
説明
身体を使うが気軽で競い合わない行事を計画する。青少年に自分たちの興味ある活動を提案してもらうか,以下に挙げるアイデアを使う。この活動が大規模な奉仕プロジェクトと結びつけることができるかどうか検討する。例えば,ハイキングに行く前に,ハイキングをする場所の近くを清掃するができる。運動が終わってから,青少年に,参加して学んだ霊的な教訓を分かち合うよう勧める(例えば,ハイキングに行けば,神の創造物の美しさへの気持ちやそれを世話するわたしたちの責任について話し合う)。
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5キロの楽しく走るマラソンを開催する。
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泳ぎに行く。
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サイクリングに行く。
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ハイキングに行く。
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ローラースケートやスケートボードをしに行く。
若い女性のキャンプ
目的
証を強め,御霊を感じ,奉仕し,リーダーシップおよびその他の技術を培う。
説明
各ワードの若い女性のために,ステークの若い女性キャンプを計画する。神権指導者との協議において,若い女性指導者は,有意義で思い出に残る経験となるキャンプを計画するために,『若い女性キャンプ手引き』 と『若い女性のキャンプ―神権指導者および若い女性の指導者用ガイド』を使用する。神権指導者は,キャンプ指導者としてステークとワードの若い女性スペシャリストを召すことができる。キャンプ指導者は,ステーク若い女性会長会の指示の下に,キャンププログラムを計画・準備し,実行する。用具の調達や交通手段,その他の手配について,ワード指導者とステーク活動委員会に協力を求めてもよい。
キャンプの予算については,『手引き 第2部―教会の管理運営』10.8.9を参照する。キャンプでの安全性については,『手引き 第2部』13.6.20および『若い女性キャンプ手引き』を参照する。
青少年の聖歌隊
目的
聖なる賛美歌を通して,御霊を感じ,一致する。
説明
青少年の聖歌隊を編成し,賛美歌やその他の適切な歌を練習してともに時間を過ごす。青少年が人々のために歌の発表をする機会,教会の集会あるいはディボーショナルなどを調整するために,ステーク会長会と調整を図る。神聖な歌を発表できるその他の場所,地域社会の行事なども検討する。
食料集めの活動
目的
飢えている人のために食物を提供する。
説明
食料集めの活動を組織して,食糧銀行などの困っている人を支援する組織に寄付するために,保存のきく食料を集める。どのような種類の食料が特に必要か知るために,これらの組織に連絡することを検討する。活動の前か後にマタイ25:31-45の物語を読み直し,青少年とともに話し合う。これはわたしたちが奉仕する理由について何を教えているでしょうか。人々に奉仕するときに何を感じるか,なぜそのように感じるかを分かち合うよう 青少年に勧める。