バイアンニナ・シカヒマ長老
中央幹部七十人
バイアンニナ(バイ)・シカヒマ長老は,アメリカ合衆国アリゾナ州の高校フットボール選手として大学のスカウト関係者に注目されるようになって以来,世間の注目を浴びてきました。
ブリガム・ヤング大学のフットボールでは大活躍をし,クーガーの1984年度全米選手権で戦いました。プロフットボールでは幾つかの米ナショナル・フットボール・リーグに所属して,プロボウル(オールスターゲーム)に2度指名されています。その後,ニュースキャスターに転身して成功を収めました。
しかし,「フットボール選手」や「テレビに登場するニュースキャスター」は,この温厚な58歳の男性の素顔ではありません。
「わたしはプロの選手とかニュースキャスターであることを重要視したことがありません」と,2021年4月3日に中央幹部七十人として支持されたシカヒマ長老は言います。「わたしはまず第一に,神の子であり,末日聖徒なのです。」
シカヒマ長老はまた,夫であり,父親であり,神権者です。これらはすべて永遠に続く責任です。
1962年8月29日に,トンガのヌクアロファで,シオネ・シカヒマ,ルビー・シカヒマ夫妻のもとに生まれたシカヒマ長老は,確固とした家族と信仰のある家庭で育ちました。先祖は,トンガで初めて教会に入った人々の中に数えられています。
アリゾナ州メサで過ごした少年時代,アメリカンフットボールの才能に目覚めると,プロのボクサーになるための練習をやめました。奨学金を受けてBYUでプレーすることに決めたとき,伝道に出ることは考えていませんでした。
「しかし,周りにいた若者たちが深い信念を持ち福音に従っていましたし,自分もそうなりたいと思ったのです」とシカヒマ長老は言います。
1982年にフットボールを一時的に休んで,サウスダコタ州ラピッドシティー伝道部で伝道しました。伝道を終えてBYUに戻ると,ハワイ出身のキアラ・ヘダに出会いました。二人は1984年にアリゾナ州メサ神殿で結婚し,4人の子供がいます。
中央幹部になる前,シカヒマ長老はワード若い男性会長およびビショップ,地区広報ディレクター,伝道部会長会顧問,ステーク会長,地域七十人として奉仕してきました。