「第12課—教義と聖約2章:わたしたちの心は先祖に向かうであろう」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』(2025年)
「教義と聖約2章:わたしたちの心は先祖に向かうであろう」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』(2025年)
モルモン書に登場する預言者モロナイは天使となってジョセフ・スミスに現れ,聖文にある預言を幾つか引用しました。一つは,預言者エリヤが再臨し,「子孫の心はその先祖に向かうであろう」(ジョセフ・スミス—歴史1:38-39)というマラキ書の言葉でした。この課では,自分の心を先祖に向けるという主の預言の成就に,生徒も携わることができるよう助けます。
自分の家系図に載っている人々の名前を覚えているかぎり書き出しましょう。何世代さかのぼれるかやってみてください。
以下の言葉の中で,家族歴史に対するあなたの気持ちを最もよく表しているのはどれですか:
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わたしは家族歴史を行うのが大好きで,それを行う理由がはっきりと分かっています。
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わたしは家族歴史が大切なことは分かっていますが,それにあまり時間を使ってはいません。
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家族歴史が大切なことは分かっていますが,その活動はほかの家族に任せています。
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わたしは家族歴史を行う理由があまりよく分かりません。
天使モロナイが17歳のジョセフ・スミスに現れたとき,モロナイは聖書に書かれている古代の預言を幾つか引用しました。その預言には,ジョセフが将来行う業が詳しく語られており,救い主の再臨の前後に起こる出来事についても述べられていました。
モロナイが引用した旧約聖書の預言の一つはマラキ4:5-6です。このモロナイの言葉はジョセフ・スミス—歴史1:38-39と教義と聖約2章に記録されており,救い主の再臨の前に預言者エリヤが地上に再び来ることを明らかにしています。
教義と聖約2章を読み,エリヤの再臨が天の御父の子供たちにとって重要である理由を見つけてください(教義と聖約128:17-19も参照)。
わたしたちの「心は……先祖に向かうであろう」という言葉(教義と聖約2:2)は,具体的にイスラエルの家の「先祖」であるアブラハム,イサク,ヤコブに心が向かうということでもあります。今日,この言葉は多くの場合,すべての先祖,すなわち女性も男性も含む,すべての世代の一族全体を指すために使われています。
先祖に心を向けるという主の預言を成就するのに役立つ活動を,祈りの気持ちで一つ選んでください。以下は活動案です:
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自分より年上の家族に自分の青少年時代のことや,人生で学んできたことを尋ねる質問を作ります。次にその家族にその質問をして,答えを記録します。
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家族歴史から意義深いストーリーを書き留めたり,人に話したりします。例えば,家族の中で,初めて教会に入った人の改宗の経緯を記録してもよいでしょう。
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FamilySearch.orgまたは「ファミリーツリー」アプリを使って以下のことを行ってください:
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自分の系図を探し,自分が先祖とどのようなつながりがあるかを調べる。
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系図に載っている人の写真を,その人の名前を添えてアップロードする。
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先祖に関するお気に入りのストーリーや思い出を記録する。
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先祖の中で,神殿の儀式を受けることができる故人を見つける。(「神殿」を選択してから,「準備ができている儀式」を選択します。)
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家族や友人,青少年のグループが神殿に入る機会を計画する。先祖の中で,神殿の儀式を受ける必要のある故人の名前を一緒に探す。この神聖な儀式の執行を助けることによって主に仕えるよう,家族に勧める。