学習経験1
救い主の方法で生活し,教える
概要
この学習経験は以下の概念を取り上げています。
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教えるという大いなる責任
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偉大な教師,イエス・キリスト
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救い主がされたように生活し,教える
重要な概念
宗教教育セミナリー・インスティテュート(S&I)へようこそ。世界中のセミナリーとインスティテュートプログラムにおいて,教会の青少年とヤングアダルトがイエス・キリストの福音の教義と原則を学び,応用できるように数千人の教師と指導者が助けています。この重要な召しにおいて主に仕えたいという皆さんの望みに感謝しています。
神の子供たちを教えるという大いなる責任
十二使徒定員会のジェフリー・R・ホランド長老は,神の子供たちを教えるという大いなる責任について次のように教えました。
「わたしたちは教えてくださる全ての皆さんに大変感謝しています。皆さんへの愛と感謝の気持ちは言葉に尽くせません。皆さんに大きな信頼を寄せています。効果的に教えたり,うまくいっていると感じるようになったりするためには大変な労力を要しますが,その働きには価値があります。わたしたちは『大いなる召し』を受けられるのです。〔『教師,その大いなる召し』(福音を教えるための資料集)〕……
「わたしたち一人一人が『キリストのもとに来』て〔教義と聖約20:59〕,主の戒めを守り,主の模範に従い天の御父のみもとに戻るのは,人類が存在する最も高く尊い目的です。そして,人々がこの目的を果たせるよう助けること,すなわち,彼らが贖いの道を歩むよう教え,説き勧め,祈りをもって導くのも,間違いなく人生でそれに次ぐ重要な務めです。以前にデビッド・O・マッケイ大管長が『神の子供たちの教師となる以上に大きな責任はこの世にない』と語ったのも,そのような理由からでしょう〔デビッド・O・マッケイ,Conference Report,1916年10月,57〕。」(『神からこられた教師』『リアホナ』1998年7月号,28)
偉大な教師,イエス・キリスト
神の子供たちの教師として進歩成長し,救い主の教えに倣って生活し,教えようと一生懸命に努力するとき,神の助けが受けられるでしょう。
時間を取ってchurchofjesuschrist.orgにあるビデオThe Master Teacher(偉大な教師)(3:51)を視聴してください。このビデオの中で,十二使徒定員会のボイド・K・パッカー会長(1924-2015年)は,福音を教える幾つかの側面について話しています。
このビデオを見ながら,救い主がされたように生活し,教えなければならない根本的な理由を学んでください。学習帳または後で参照できるところに自分の見識や印象を記録し,訓練指導者やグループと分かち合ってください。
まとめと応用
覚えておくべき原則
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神の子供たちの教師に任せられている責任ほど偉大な責任はない。
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キリストは偉大な教師であられる。わたしたちは主がされたように生活し,教えるべきである。
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わたしたちは自分たちのあるがままを教える。それはわたしたちの弟子としてのあり方,性質,証,福音に対する決意が言葉と同じくらい人々に影響を与えるという意味である。
「教える賜物を得なければなりません。一度得ることができたら,それを維持できるように養い育てていかなければなりません。」(ボイド・K・パッカー,Teach Ye Diligently,345)
「それで,どうしますか?」
十二使徒定員会のボイド・K・パッカー会長は,その時話し合っていたテーマを人々の生活を変えるためにどのように応用できるかという議論に霊感を吹き込むために,十二使徒定員会との集会の終わりに「それで,どうしますか?」と言うことで有名でした。(ジェフリー・R・ホランド,“Therefore, What?”〔CES Conference on the New Testament,200年8月8日〕参照,si.churchofjesuschrist.org)。それぞれの学習経験の終わりに,「それで,どうしますか?」と自問して話し合われたテーマや原則を個人的に応用する方法について考えてください。
この学習経験を完了するために,今日学んだ原則に基づいて行おうと思うことを幾つか書き留めてください。