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学習経験8—教義と原則を理解し,感じ,応用する


学習経験8

教義と原則を理解し,感じ,応用する

概要

この学習経験は以下の概念を取り上げています。

  • 福音を心の中に取り入れる

  • 教義と原則を理解する

  • 教義と原則が真実であり重要であることを感じる

  • 教義と原則を応用する

重要な概念

学習パターンには福音を私たちの思いと心に根付かせるのに役立つ基本があります。この学習経験では,教義と原則を理解し,それらが真実であり重要であることを感じ,それらを応用することについて学びます。

この学習経験の目的は,学習パターンの側面を簡単に紹介することです。セミナリーまたはインスティテュートの教師として奉仕するときに,これらの技術について学んで実践するための機会がさらに多くあるでしょう。

教義と原則を理解し,それらが真実であり重要であることを感じ,それらを応用する

原石のたとえは聖典を研究することの象徴です。以下の3つの要素は,大切な福音の真理を見つけた後でわたしたちの研究においてできることを理解する助けとなります。

  1. 教義と原則を理解する

    looking at gem

    この若い女性は,見つけたそれぞれの原石の形やその表面を注意深く調べました。

    scriptures on mobile phone

    教義と原則という形の中で真理の原石を見つけるとき,わたしたちはその意味や重要性をより良く理解するために,それぞれを注意深く調べることができます。

  2. 教義と原則が真実であり重要であることを感じる

    young woman

    若い女性はそれぞれの原石に対する感謝の念が心の中で広がるのを感じました。

    young woman

    見つけた真理に対する理解が深まると,それが自分にとって大切で,関連性があって,緊急性のあるものであると感じます。

  3. 教義や原則を応用する

    two people on beach

    この若い女性の父親は,見つけた原石をどうするか考えるように言いました。

    sharing pass-along card

    教義と原則に対する証と感謝の気持ちを持つと,生活の中でそれを応用する具体的な方法を考えるべきです。

illustration of woman, scriptures

末日の預言者と使徒は,福音を心に深く染み込ませることの重要性を強調しています。福音の大切な教義と原則を見つけるために聖文の背景と内容を理解するのは,福音の真理の知識を得るためには良いスタートです。しかし,頭で理解したことを心に深く染み込ませるには,さらに何か行わなくてはなりません。以下のことをしてください。

  1. 見つけた教義と原則を理解する。

  2. それらが真理であり重要であると感じる。

  3. それらを生活に応用する。

これら学習パターンの3つの要素はともに働いて,福音を私たちの心に深く染み込ませる聖霊を招きます。

『福音を教え学ぶ』の手引きの活動

handbook cover

『福音の教授と学習:宗教教育セミナリー・インスティテュートの教師ならびに指導者用手引き』には,学習パターンのこれらの側面それぞれについて大切な情報が含まれています。示された手引きの項を読んでそこにある質問に答えることで,手引きが教えていることを研究してください。

  1. 教義と原則を理解する

    『福音を教え学ぶ』の手引き28-29ページにある2.5.2(「教義と原則を理解する」)の項を研究してください。研究しながら,次の質問の答えを見つけてください。

    • 「教義と原則を理解する」とはどういう意味だろうか。

    • 見つけた教義と原則をさらによく理解するためにどんなことができるだろうか。

  2. 教義と原則が真実であり重要であることを感じる

    『福音を教え学ぶ』の手引き29-30ページにある2.5.3(「教義と原則が真実であり重要であることを感じる」)の項を研究してください。研究しながら,次の質問の答えを見つけてください。

    • 見つけた教義または原則が真実で重要であると感じるのはわたしにとってなぜ大切なのだろうか。

    • 見つけた原則または教義が真実で重要であると感じられるように御霊の影響を招くには,学習者として何ができるだろうか。

    • 聖霊はこの過程でどのような役割を果たすのだろうか。

  3. 教義と原則を応用する

    『福音を教え学ぶ』の手引きの30-31ページにある2.5.4(「教義と原則を応用する」)の項を研究してください。研究しながら,次の質問の答えを見つけてください。

    • 学んだ福音の原則を応用していることがどのようにしたら分かるだろうか。

    • 見つけた教義または原則を応用しようとするとき,生活にはどんなことが起こるだろうか。

    • 学んでいる真理を応用することにさらに焦点を合わせるために,個人の研究でどんなことができるだろうか。

『福音を教え学ぶ』の手引きの中で研究した全てのことから,3つの鍵となる提案に焦点を当てましょう。以下のリストでは,それぞれの要素が一つの行動と関連しています。聖典から学ぶ真理を理解し,それが真実で重要であると感じ,応用しようとするときにその行動をすることができます。

  1. 教義と原則を理解する

    質問し答えを探すことで,教義または原則の意味を分析します。

  2. 教義と原則が真実であり重要であることを感じる

    自分または他の人の生活に原則が及ぼした影響について考えてください。

  3. 教義と原則を応用する

    教義または原則を自分の生活に応用するために取るべき具体的な行動について深く考えてください。

学習パターンを応用する

video iconchurchofjesuschrist.orgにあるビデオ“Understand, Feel, and Apply Principles”(原則を理解し,感じ,応用する)(7:12)を視聴してください。このビデオでは,3人の教師がルカ5:1-11にある教義と原則を理解し,それらが真実で重要であると感じ,それらを応用する取り組みについて話し合っています。

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share icon学習帳または後で参照できるところに,この話し合いを見ながら大切だと思ったことを幾つか記録し,訓練指導者やグループと分かち合ってください。

ガイド付き実践活動

barges on sea

エテル6:1-12で,主は風を起こしてヤレドの民の船を約束の地へ導かれました。この聖句から次の原則を見つけられます。主を信頼して御心を行うとき,主はわたしたちの人生を導いてくださる。この原則を理解し,これが真実で重要であり,これを応用するための取り組みとして以下のステップに従ってください。聖典または個人の日記に自分の答えや考えを記録してください。

  1. 原則に対する理解を深める

    次のような質問をして答えを探すことにより,原則の意味を分析してください。

    • 信頼するとはどういう意味だろうか。

    • 主を信頼するとはどういう意味だろうか。

    • 主を信頼する人の人生はなぜ主に導かれることができるのだろうか。

    • 主はどのように個人の人生を導かれるのだろうか。

  2. 教義と原則が真実であり重要であることを感じられるように努める

    原則が自分または聖典や教会歴史の人物を含めた他の人の人生に与えた影響について考えてください。

    • 自分の人生や証は,どのようにこの原則が真実であることを表しているだろうか。

    • 考えた人の人生や証は,どのようにこの原則が真実であることを表しているだろうか。

  3. 原則を応用する

    教義または原則を応用するために取るべき具体的な行動について深く考えてください。

自己実践活動

Christ healing a palsied man

学習経験7のルカ5:12-26の研究で見つけた原則か,または『福音を教え学ぶ』の手引きの42-46ページにある3.2(「ルカ5章:例」)の項で見つけた原則を選択してください。そして以下のことを行ってください。

  1. 原則に対する理解を深める。

    質問し答えを探すことで,教義または原則の意味を分析します。

  2. 原則が真実であり重要であることを感じられるように努める。

    原則が自分または他の人の生活に及ぼした影響について考えてください。

  3. 原則を応用する。

    教義または原則を応用するために取るべき具体的な行動について深く考えてください。

share icon学習帳または後で参照できるところに,この活動を通して得た気付きや印象を記録し,訓練指導者やグループと分かち合ってください。

まとめと応用

覚えておくべき原則

  • 福音学習の目標は,福音の教義と原則を思いから心へしみ込ませる聖霊を招くことである。

  • 教義または原則を理解するとは,その意味だけでなくそれがどのようにわたしたちの人生に影響するかを知ることも含まれる。

  • 教義または原則をはっきりと理解すると,それが真実であり重要であることを感じる備えとなる。

  • 教義や原則が真実であり重要であると感じると,生活にそれを応用したいという思いが増す。

  • わたしたちは学んだ原則に従って話し,考え,生活するとき,応用できたことになる。

Elder Robert D. Hales

「まことの教師は生徒に事実を教えて,生徒が知識を持ったら,霊的な証と心の底から理解するという次の段階へと導きます。それは行動と実行に向かわせるものとなります。」(ロバート・D・ヘイルズ「信仰により教える」〔ロバート・D・ヘイルズ長老との夕べ,2002年2月1日〕,7,si.churchofjesuschrist.org

「それで,どうしますか?」

この学習経験を完了するために,今日学んだ原則に基づいて行おうと思うことを幾つか書き留めてください。