日曜学校―福音の教義
はじめに


はじめに

本コースは,おもに『旧約聖書』に焦点を合わせているが,『高価な真殊』に収められているモーセ書,アブラハム書も網羅している。わたしたちはこれらの書物全体を通し,天上の会議から救い主降誕の数百年前までの,御自分の民に対する神の計らいを知ることができる。これらの書物には,信仰と従順の力強い実例が数々記されている。また,神を忘れたり,従わなかったり,反抗したりした数々の結果も描かれている。これらの書物の預言は,救い主の降誕,あがないの犠牲,再臨,福千年の統治などについてもあかししている。

本学習ガイドには,毎週の読書課題の内容の概略が記され,レッスンの内容を日常生活に応用するため示唆に富んだ質問が用意されている。また,知識と理解を深められるよう補足の参照聖句が設けられている。(末日聖典の巻末の『聖句ガイド』からも,助けとなる多くの洞察が得られる。)本学習ガイドは,以下の場で活用できるよう構成されている。

  1. 個人の聖文学習——それぞれの読書課題に含まれている補足質問を活用すると,自分自身がキリストに近づくために『旧約聖書』の預言者の教えがどのような助けとなるか理解するのに役立つ。

  2. 家庭での聖文学習——家庭内で,家庭の夕べのレッスンやほかに話し合いの場を設ける際,本学習ガイドは有益な資料となる。

  3. クラスでの話し合いの備え——読書課題を予習し,補足質問について考察しておくと,福音の教義クラスを有意義なものとするうえで,よりよい備えができる。

御霊に導かれて学習するなら,あなたはヨブとともに「わたしは知る,わたしをあがなう者は生きておられる,後の日に彼は必ず地の上に立たれる」と証できるようになるだろう(ヨブ19:25)。