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「火の後に静かな細い声」
以下の聖句を研究する。
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列王上17章。エリヤは雨が降らないように天を閉じ,アハブとイゼベルから逃れ,荒れ野の中で奇跡的な方法で養いを得る(17:1-6)。主は一人のやもめのもとにエリヤを遣わし,彼女はエリヤに食物と水を与える(17:7-16)。エリヤはそのやもめの息子を
蘇生 させる(17:17-24)。 -
列王上18章。2年以上の
飢饉 の後,エリヤはアハブに会い,バアルの祭司たちに,天から火を呼んでいけにえを焼き尽くすように挑む(18:1-2,17-24)。バアルの祭司たちは失敗する。しかし,エリヤが祈ると,主は火を下し,エリヤの用意したいけにえを焼き尽くされる(18:25-40)。エリヤが飢饉を終わらせてくださるよう祈ると,主は雨を降らせられる(18:41-46)。 -
列王上19章。イゼベルはエリヤを殺そうとする(19:1-2)。エリヤは荒れ野に逃げ,一人の天使から食物を与えられる(19:3-8)。エリヤはホレブに行き,そこで聖霊による慰めを得,神の業を続けるよう指示を受ける(19:9-19)。
ヤラベアムがイスラエルを偶像礼拝に導いて,彼と子孫は滅ぼされた。その後も,偶像礼拝を行う王たちが続いた。そのような統治者の一人がアハブ王で,「彼よりも先にいたイスラエルのすべての王にまさってイスラエルの神,主を怒らせることを行った。」(列王上16:33)彼はイゼベルと結婚し,彼女のバアル礼拝を取り入れ,この偽りの神をともに礼拝するように自分の民に勧めた。預言者エリヤはアハブとその王国に警告の言葉を告げた。
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主が貧しいやもめに対し,自分と子供の食べ物よりも,まずエリヤに食べ物を与えるよう命じられたのは,なぜだと思いますか。従順であることにより,やもめはどのような祝福を受けましたか(列王上17:16参照)。わたしたちはどのようにして,神に関する事柄を第一に置くよう求められるでしょうか。
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民がエリヤの言葉を聞くために集まったとき,エリヤは彼らに問いかけました。「あなたがたはいつまで二つのものの間に迷っているのですか。」(列王上18:21)。わたしたちは時々二つのものの間にどのように迷っているでしょうか。
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神はホレブ山でエリヤをどのように慰められましたか(列王上19:9-13参照)。神がわたしたちと交わられる方法について,わたしたちはこのことから何を学べますか。神が声高で特別な力の示しよりも聖霊の「静かな細い声」によってもっと頻繁にわたしたちに語りかけられるのは,なぜだと思いますか。わたしたちは聖霊のささやきをどのようにして識別できるでしょうか。