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「神みずから……子羊を備えてくださるであろう」
以下の聖句を研究する。
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アブラハム1:1,5-20。アブラハムは若いときに,パロの偽りの祭司によって迫害される。彼らはアブラハムをいけにえにしようとするが,アブラハムはエホバによって救われる。
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創世15-17章;21章。アブラハムは後に,子を得たいと望み,それがかなうとの約束を受ける(15:1-6)。サラはアブラハムにハガルを妻として与える。そしてハガルはイシマエル(16:1-16)を産む。神は後に,アブラハムにその聖約のことを語り,彼は多くの国民の父になるであろうと約束される(17:1-14)。イサクの誕生が告げられ,彼を通して聖約が続いていくことが示される(17:16-22)。サラがイサクを産む(21:1-12)。
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創世22章。神はアブラハムにイサクを犠牲としてささげるように命じられる(22:1-2)。アブラハムはイサクをいけにえとする準備をするが,神はその代わりにいけにえとしてささげる羊を備えられる(22:3-19)。
注意—創世17章には,主がアブラムの名をアブラハムに,またサライの名をサラに変えられたことが記されている(5,15節参照)。この課ではアブラハムとサラの名前を通して用いる。
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イサクを犠牲にするようにとの神の戒めに,アブラハムはどうこたえたでしょうか(創世22:2-3参照)。わたしたちはアブラハムから信仰と従順について何を学ぶことができるでしょうか(ヘブル11:17-19;ヤコブの手紙2:21-23参照)。
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自らイサクを犠牲にささげようとしたアブラハムの思いは,独り子を犠牲にしようとされた天の御父の
御心 に通じるものがありました(『モルモン書』ヤコブ4:5;創世22:8,13)。わが子を犠牲にするという点で,アブラハムと天の御父の経験にはどのような共通点がありますか。最も大きく異なる点は何でしょうか。
そのほかの読書課題:ヘブル11:8-19;ヤコブの手紙2:21-23;『モルモン書』ヤコブ4:5;教義と聖約132:34-36。