「主が常にあなたとわたしとの間におられます」

サムエル上18－20章；23－24章

以下の聖句を研究する。

サムエル上18：1－16。ヨナタンとダビデは友情によって契約を結ぶ（18：1－4）。ダビデはその戦功によってイスラエル人にたたえられる（18：5－7）。サウルはダビデをねたむようになり，殺そうとする（18：8－16。サムエル上18：10のジョセフ・スミス訳では，サウルに臨んだ悪霊は神から出たものではないとされていることを説明する。）
サムエル上18：17－30；19：1－18。ダビデはサウルの娘を妻として与えるという約束を受けてペリシテ人と戦うが，自分が戦いで死ぬことを願っているサウルの心中は知らない（18：17－25）。ダビデはペリシテ人との戦いに勝利を収め，サウルの娘ミカルを妻とする（18：26－28）。ヨナタンはダビデに身を隠すように言い，その後でサウルにダビデを殺すのを思いとどまるように説得する（19：1－7）。サウルは再びダビデを殺そうとするが，また失敗に終わる（19：9－10）。またダビデはミカルの助けによって，自分の命をねらうサウルの手から逃れたこともある（19：11－18）。
サムエル上20章。ヨナタンとダビデは友情と平和の契約を新たにする（これはヨナタンとダビデの間だけの契約ではなく，両者の家族間の契約でもあることを説明する）。サウルがまたダビデを殺そうとしていたとき，ヨナタンはダビデに逃げるように警告する。
サムエル上23－24章。ダビデはペリシテ人との戦いを続けながら，サウルからの逃避行を続ける。ダビデはあるときサウルを見つけるが，その命を助ける。

なぜヨナタンはダビデに対してねたみや脅威を感じなかったのだと思いますか（サムエル上18：1，3）。
何がきっかけでサウルはダビデを憎むようになったのでしょうか（サムエル上18：6－9参照）。ほかの人の成功を喜べないことがあるのはなぜでしょうか。ねたみや高慢はわたしたちの霊性にどのような影響を及ぼすでしょうか。
神への信仰は，ヨナタンとダビデの友情にどのような影響を与えたでしょうか（サムエル上20：23参照）。わたしたちが神に対して抱いている愛は，ほかの人に対する愛にどう影響するでしょうか。
このときダビデが取った行動は，復讐ふくしゅうすることについて，わたしたちに何を教えていますか（サムエル上24：6－15参照）。

そのほかの読書課題：サムエル上14：1－16；サムエル下1章。