アラン・R・ワーカー長老
中央幹部七十人
新しい文化を学び,その文化に浸るのは,アラン・R・ワーカー長老にとって生涯の趣味となりました。中央幹部七十人としての召しを果たすにはうってつけです。
1971年1月2日,アルゼンチンのブエノスアイレスで,ビクター・エイドリアン・ワーカーとクリスティーナ・オフィーリア・スパロウ・ワーカーとの間に生まれたアラン・ロイ・ワーカーは,南北アメリカの様々な場所で育ちました。
幼いころはアルゼンチンで暮らし,家族は後に父親の仕事のためにアメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストンへ,そしてメキシコのメキシコシティーへと移り住みました。
「英語を身につけたことは,大きな祝福となりました」と長老は述べています。そして福音の中で育ったことで,証を養い,早くに伝道へ出る準備ができていました。1年間ブリガム・ヤング大学に通った後,ワーカー長老はテネシー州ナッシュビル伝道部で専任宣教師として奉仕しました。
伝道後,父親が重大な事故から回復するのを助けるために,学校に戻る計画を遅らせ,アルゼンチンへと帰りました。そのときにインスティテュートのダンスで,イネス・マルセラ・スレーに出会いました。8か月後の1993年8月12日,二人はアルゼンチン・ブエノスアイレス神殿で結婚しました。翌日,若い二人はアメリカ合衆国ユタ州プロボへ引っ越し,ワーカー長老は1996年に経済専攻の学士号を取得しました。
ワーカー長老は,法人向け担当者として3年間シティバンクで働き,教会の監査役として南アメリカ南地域で6年,メキシコ地域で11年,最近は南アメリカ南地域の実務ディレクターとして働きました。2010年に,メキシコ・モンテレー東伝道部の伝道部会長に召されました。
ワーカー夫妻は娘と一緒に,ほかの人々に奉仕をし,旅をし,新しい場所や,人々と知り合うのを楽しんでいます。
中央幹部七十人として召される前,ワーカー長老は,地域七十人,ステーク会長会顧問,高等評議員,ビショップ,ビショップリック顧問,ワード伝道主任など,教会において様々な責任を果たしてきました。