2019
L・トッド・バッジ長老
2019年5月


L・トッド・バッジ長老

中央幹部七十人

L・トッド・バッジ長老

トッド・バッジ長老が幼い少年だったとき,どのように主の御心を求めるかを両親は教えてくれました。生涯を通して,すべての決断においてそれを実践するよう心がけてきました。

何年も後,妻と5人の子供とともにある家に落ち着いたとき,銀行や財務の職を離れるようにという霊的な印象を受けました。新たなキャリアを築くという変化には,大きな犠牲を必要とすることでしょう。

キャリアを変えるための多大な努力と準備の後,バッジ長老は助言をもらうのに比類なく適任である人物に会いました。この人物は,バッジ長老に銀行関係の職にとどまるように提案し,多くの人に助言と助けを与える機会を持つであろうことを気づかせました。「誠実なビジネスをする人々が必要です」とその人は言いました。

バッジ長老は,その出会いを主からの深い憐れみだと考えました。こう言います。「主は,わたしの心がどこにあるのかをお知りになりたかったのだと思います。主は一度わたしの心をお知りになると,犠牲を求められませんでした。職を変えなくても,主は御自分の目的のためにわたしを使ってくださると信頼しました。」

実際,バッジ長老のキャリアはそのビジネス界に良い影響を与え,日本で福音を分かち合う機会さえも開きました。

ローレンス・トッド・バッジは,1959年12月29日,アメリカ合衆国カリフォルニア州ピッツバーグで,ロウェル・ジェンセン・バッジ,ディアナ・プライス・バッジ夫妻の間に生まれました。ブリガム・ヤング大学でお互いが1年生のときに,ローリー・カペナーと出会いました。日本福岡伝道部での奉仕から帰還して8か月後,二人はユタ州ローガン神殿で結婚しました。夫妻には6人の子供がいます。

1984年にBYUを卒業して経済学の学士号を取得してから,日本のBain&Company Japan(ベイン・カンパニー・ジャパン),北アメリカのシティバンク,GEキャピタルで働きました。2003年に東京スター銀行の頭取兼最高経営責任者となり,2008年から2011年にわたって取締役会長を務めました。

バッジ長老はこれまでに,地域七十人,日本東京伝道部会長,ステーク会長,ビショップ,長老定員会会長,ステーク若い男性会長として奉仕してきました。