知恵の言葉

概要

神は御自分の子供たちの肉体的，霊的な益のための戒めとして，知恵の言葉を明らかにされました。

1833年2月28日に預言者ジョセフ・スミスが受けたこの啓示は，現在，教義と聖約89章に記されています。この啓示の中で，主は健康的な習慣について教えておられます。また，人間の体に良くない幾つかの物質を禁じておられます。

知恵の言葉の中で，主は以下の食物がよいものであることを宣言しておられます：

野菜を含め，「思慮分別と感謝をもって」用いるべきである，果物と健康に良い草（教義と聖約89：10－11参照）
「控えめに用い」るべきものである「獣の肉と空の鳥の肉」（教義と聖約89：12－13参照）
「命の糧」である小麦，米，大麦のような穀物（教義と聖約89：14－17参照）

また主は知恵の言葉において，以下の物質が有害であることを明らかにしておられます：

酒類（教義と聖約89：5－7参照）
たばこ（教義と聖約89：8参照）
茶とコーヒー（教義と聖約89：9参照；末日の預言者は，この「熱い飲み物」とは茶，コーヒーを指すと教えている）

主は知恵の言葉に従う人々に，さらなる健康と知恵，知識と守りを約束しておられます（教義と聖約89：18－21参照）。

知恵の言葉が導入されて以来，預言者たちは知恵の言葉に従うことの重要性について教えてきました。さらに預言者たちは教会員に向けて，判断力を損なう物質や，有害な物質，依存性の高い物質を，合法，違法を問わず避けるよう教えてきました。例えば，たばこや有害物質の蒸気を吸うこと，処方薬の乱用，マリファナを娯楽目的で使用することは教会の教えに反します（『総合手引き—末日聖徒イエス・キリスト教会における奉仕』38.78参照；“Statement on the Word of Wisdom,” Aug. 15, 2019, newsroom.ChurchofJesusChrist.org）。預言者たちは，栄養のある食事や定期的な運動，適切な衛生管理，十分な休養を取ることといった健康的な習慣に従うようにも教えています。

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