定員会

概要

神権定員会は，神権を持つ男性または若い男性の組織です。「定員会のおもな目的は，人々に奉仕し，一致と兄弟愛をはぐくみ，定員会会員に教義や原則，義務を指導することである」（『手引き　第2部―教会の管理運営』7.1.2）メルキゼデク神権とアロン神権のために，それぞれ定員会が組織されています。

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メルキゼデク神権定員会

使徒と七十人は教会中央レベルで定員会に組織されます。大管長会は，教会の最高管理組織であり，教会の諸事全般を管理します。十二使徒定員会は，教会における2番目に高位の管理組織です。使徒は「全世界におけるキリストの名の特別な証人」として召されています（教義と聖約107：23）。七十人は十二使徒定員会の指示の下で奉仕し，「福音を宣べ伝え，異邦人と全世界に対する特別な証人となる」よう召されています（教義と聖約107：25）。七十人は中央幹部七十人定員会と地域七十人定員会に組織されています。中央幹部七十人は世界中で奉仕し，地域七十人は地元の地域で奉仕します。

「各ステークには一つの大祭司定員会がある。大祭司定員会会長会はステーク会長会が務める。大祭司定員会には，現在以下の召しを果たしている大祭司が属する。すなわちステーク会長およびその顧問，ステーク内のビショップおよびその顧問，高等評議員，召しを果たすことができる状態の祝福師。」（『手引き　第2部』7.1.2）

各ワードには一つまたは複数の長老定員会があります。長老定員会には，ワード内のすべての長老および長老見込み会員（メルキゼデク神権を持っていない19歳以上の男性）が含まれます。また，現在大祭司定員会を構成する召しを果たしていない大祭司も含まれます。

アロン神権定員会

各ワードのビショップは執事（通常その年に12歳または13歳になる若い男性）を12名以下の会員から成る定員会に組織します。また，教師（通常その年に14歳または15歳になる若い男性）を24名以下の会員から成る定員会に組織します。そして，祭司（通常その年に16歳または17歳になる若い男性）を48名以下の会員から成る定員会に組織します（教義と聖約107：85-87も参照）。

定員会会員がこれらの人数を超える場合，ビショップはその定員会を分割することができます。それを行う前に，ビショップは，分割後の定員会の規模，指導者になれる人，また定員会会員への影響を考慮します（『手引き　第2部』8.1.2参照）。