福音の標準に従って生活する勇気を持つよう生徒を励ます。
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以下の聖句を祈りをもって研究する。
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ダニエル1章。ダニエルと友人たちはネブカデネザル王の食物を食べて,自分たちを汚すことを拒む(1:1-16。ここで言う野菜とは穀物と食用の種でできた食物であることに注意する)。主はダニエルと友人たちに健康と知恵を祝福される(1:17-21)。
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ダニエル3章。シャデラク,メシャク,アベデネゴの3人はネブカデネザル王が造った偶像を拝むことを拒む(3:1-12)ネブカデネザル王は3人を火の燃える炉の中に投げ込むが,主は彼らの命を助けられる(3:13-30)。
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ダニエル6章。ダリヨス王の家臣たちは王を説き伏せ,30日の間はただ王のみに願い事をさせ,人や神に対して願い事をしてはならないという禁令に署名させる(6:1-9)。王の命令にもかかわらず,ダニエルは神に祈る(6:10-13)。ダニエルは命令を破った罰としてししの穴に投げ入れられる(6:14-17)。主はダニエルを守るために天使を遣わされる(6:18-23)。
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エステル3-5章;7-8章モルデカイはハマンにひざまずくことを拒む(3:1-4)。ハマンは王国内のすべてのユダヤ人を殺す命令を出すようにアハシュエロス王を説得する(3:5-14)。ハマンが自分の民族であるユダヤ人を殺そうとしていることを知ったエステルは,命をかけて王に助けを求める(4:1-17)。王はエステルの求めに耳を傾け,ハマンとともに酒宴に出席することを承諾する(5:1-8)。酒宴の席でエステルはユダヤ人を殺そうとしているハマンのたくらみを暴く(7:1-6)。王はハマンを首つりの刑に処す(7:7-10)。王はモルデカイをたたえ,またエステルの願いを聞き入れてハマンの命令を撤回する(8:1-17)。
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そのほかの読書課題:ダニエル5章;エステル1-2章;6章;9-10章。
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「導入」の活動を行う場合は,前もって二人の生徒に,自分かほかの人の経験の中から主に従うために勇気を示さなければならなかったときことを手短に話す準備をするように頼んでおく。
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以下の視覚資料が入手できれば,レッスンの該当箇所で用いるとよい。「王の食物と酒を拒むダニエル」(『福音の視覚資料セット』114);「火の燃える炉の中に投げ込まれた3人」(『福音の視覚資料セット』116);「ししの穴のダニエル」(『福音の視覚資料セット』117)
以下の説明はレッスンの展開を補足するためのものである。この中の幾つかをレッスンに取り入れてもよい。