「第3課:イエス・キリストを信じる信仰を持って質問する」『福音に関する疑問の答えを得る 教師用資料』
「イエス・キリストを信じる信仰を持って質問する」『福音に関する疑問の答えを得る 教師用資料』『
第3課
イエス・キリストを信じる信仰を持って質問する
生徒には多くの質問があります。簡単な質問もあれば,慎重に扱うべきテーマに関する質問もあり,曖昧さや複雑さのある質問もあります。質問することに不安を感じる生徒や,質問を明確に伝える方法が分からない生徒がいるかもしれません。このレッスンでは,生徒は質問することの大切さについて話し合い,曖昧さに対処する方法について考え,イエス・キリストを信じる信仰の観点から疑問を捉える練習をします。
ミニ訓練を使って,学習スキルと話し合いのスキルを高める
このコースでは,教会の教義や教え,方針,歴史に関するテーマについて学ぶ能力,および話し合う能力を高めるのに役立つミニ訓練に参加する機会があることを生徒に説明します。ミニ訓練からスキルを選択し,生徒とともに訓練を完了します。
今日は福音学習において質問が果たす役割について研究することを生徒に伝えます。以下の文章を見せ,それぞれの文章対して次のいずれかの言葉を使ってどのように答えるか,生徒に考えてもらいます:(1)まったくそう思わない,(2)そう思わない,(3)どちらでもない,(4)そう思う (5)強くそう思う。これらの文章を基に,この活動の後にグループで話し合いを行うことを生徒に伝えます。
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教会の教義や教え,方針,歴史について質問することは不適切である。
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教会の教義や教え,方針,歴史に関する質問には,常に簡潔で明快な答えがある。
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神への信仰や不信仰は,道徳の意義や人生の目的に関する疑問への取り組み方に影響を与えない。
生徒たちに,最も話し合いたいと思う文章を基に小さなグループを作ってもらいます。(すべての文章について話し合うようにします。)各グループに関連する配付資料を配ります。配付資料の内容と質問に基づいて話し合ってもらいます。
グループでの話し合いに十分な時間を取った後,各グループから一人の生徒に,修正した文をホワイトボードに書いてもらうとよいでしょう。これらの文章には,次のような考えが含まれるかもしれません:
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教会の教義や教え,方針,歴史に関して信仰に促された質問をすることは,わたしたちの霊的な成長にとって適切であるだけでなく必要でもある。
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教会の教義や教え,方針,歴史について,必ずしも簡潔で明快な答えがあるわけではない。
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神への信仰や不信仰は,道徳の意味や人生の目的に関する疑問に対してどのように取り組むかに影響を与える。
時間を取り,生徒に訂正した文章と,話し合いから学んだことを説明してもらいます。生徒が自分の気付きを分かち合うときに,信仰を持って質問したり答えたりするとはどういう意味かをさらに理解できるよう,補足質問をするとよいでしょう。例えば,次の質問のいずれか一つ,あるいは両方を尋ねるとよいでしょう:
クラスの準備として,教会の教義や教え,方針,歴史に関する自分の疑問を書き留めるように勧められていたことを生徒に思い出してもらいます。今日学んだことによって自分の疑問に対する見方が変わった生徒がいるか尋ね,自分の考えを分かち合いたい人を招きます。
イエス・キリストを信じる信仰の観点から質問をしたあなた自身の経験と証でクラスを終えるとよいでしょう。
次のクラスでは,神の恵みの賜物について話し合うことを説明します。一週間の間少し時間を取り,「福音ライブラリー」から神の恵みの賜物について学べることがないか見てみるよう,生徒に勧めます。