「ミニ訓練7:証を述べることによってイエス・キリストを信じる信仰へと促す方法」『福音に関する疑問の答えを得る 教師用資料』
「証を述べることによってイエス・キリストを信じる信仰へと促す方法」『福音に関する疑問の答えを得る 教師用資料』
ミニ訓練7
証を述べることによってイエス・キリストを信じる信仰へと促す方法
定義する
証を述べると,聖霊を招き,人々をイエス・キリストのもとに引き寄せることができることを説明します。十二使徒定員会のM・ラッセル・バラード会長とゲーリー・E・スティーブンソン長老の次の言葉を掲示し,読みます。
簡単に言えば,証,つまりほんとうの証は,御霊から生じ,聖霊によって確認され,人の生活を変えるものです。(M・ラッセル・バラード「純粋な証」 『リアホナ』2004年11月号,40)
自分の霊的な知識や霊的な証をほかの人に分かち合うとき,「自分の証を述べる」ことになります。同様に,ほかの人がわたしたちの義にかなった振る舞いや行いを見るときも,「自分の証を述べる」一つの方法になります。言葉や行いで証を述べることは,分かりやすくて貴い福音の真理を人々に分かち合う方法です。「キリストのもとに来る」よう人々を招くことです。証を述べる機会は至る所にあります。(Gary E. Stevenson, “Testimony: Sharing in Word and Deed,” New Era, Mar. 2019, 4, 5)
次の配付資料を生徒たちに配ります。
モデルを示す
あなた,またはあなたの知っている人が,簡潔かつ自然に証を述べたことによりだれかの信仰を強めた例を分かち合います。
応用する
生徒たちに,パートナーと協力しながら,配付資料「簡潔かつ自然に証を分かち合う」の原則を使って,次のシナリオに(または,生徒にとってより関連性があると思われるシナリオを選んで)返答を考えてもらいます。
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仕事の同僚が週末に何をしたかあなたに尋ねてきました。あなたは次のように答えます。……
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先週,事故で家族を亡くしたと友人が言いました。あなたは次のように答えます。……
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ある親戚が,「なぜあなたはいつも人生に対してそれほど前向きなの?」と尋ねてきました。あなたは次のように答えます。……
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仕事の同僚は,なぜあなたが自ら仕事を辞めて,自費で伝道に出ようとしているのか分からず,困惑しています。あなたは次のように答えます。……
この練習の最後に時間があれば,一人か二人の生徒に,この経験から学んだことと,次にそのような状況に遭遇したときに,証を簡潔かつ力強く分かち合うためにどのようにそのスキルを活用するか述べてもらいます。