インスティテュート
ライフヘルプの紹介:ポルノグラフィーから自分を守る


「第5課:ライフヘルプの紹介:ポルノグラフィーから身を守る」『福音に関する疑問の答えを得る 教師用資料』

「ライフヘルプの紹介:ポルノグラフィーから身を守る」『福音に関する疑問の答えを得る 教師用資料』

電話を持つ人

第5課

ライフヘルプの紹介:ポルノグラフィーから自分を守る

本課では,「福音ライブラリー」「ライフヘルプ」の項にあるリソースを使って,信仰を築く有意義な学習経験のモデルを示します。生徒は,救い主の教えに反する習慣であり,世界中に蔓延する問題であるポルノグラフィーから自分自身を守る方法について話し合います。生徒はこのテーマについて話し合う中で,次のパターンを練習する機会があります:(1)テーマとの関連性について話し合う,(2)理解を深める,(3)明確に述べる,(4)振り返り,記録する。

教えるための提案

生徒の必要に基づいて,次の中の一つを使ってクラスを始めるとよいでしょう:

  • 付録Aのミニ訓練

  • ニュースルームのニュース記事,「最新情報」の話し合い(付録Bの配付資料1参照)

  • 今日のテーマについての話し合い

テーマとの関連性について話し合う

ジェイソンという男性の次の言葉を分かち合います(この話については,クラスの後半でさらに分かち合う機会が与えられます):

「ポルノグラフィーに対する依存症は,非常に若いころから始まりました。11歳のころです。最初にわたしにポルノグラフィーを見せたのは,家族でした。彼の家に行くたびに見せられました。依存症は何年も続きました」。*

  • わたしたちの社会ではポルノグラフィーはどれくらい蔓延していますか。

  • ポルノグラフィーの問題のない人がポルノグラフィーについて心配する必要があるのはなぜでしょうか。

  • ポルノグラフィーは,ポルノグラフィーを見る人や自分が愛する人にどのような影響を与えるでしょうか。

深く理解する

生徒たちに,「ライフヘルプ」「ポルノグラフィー」の項を開くように勧めます。時間を取って,「ポルノグラフィー」の項にあるリソースを研究し,調べてもらいます。生徒たちに,「自分を助けるために」「配偶者のために」「親のために」「Support and Resource(サポートとリソース)」の中から,自分にとって最も興味のある項目を選ぶよう勧めます。

生徒たちに,二人一組または少人数のグループで以下の質問を復習し,その後最も興味深く,自分たちに最も関係があると思う質問について話し合ってもらいます:

  • 教会がポルノグラフィーに関して提供しているリソースについて,どのようなことを学びましたか。何が最も印象に残りましたか。

  • この資料は,教会がどのようにポルノグラフィーの問題に取り組んでいるかについてのあなたの認識に影響を与えましたか。もしそうであれば,どのように影響を与えましたか。

  • この資料は,どのようにイエス・キリストと主の回復された教会を信じる信仰を強めてくれるでしょうか。

  • この資料は,どのように個人や夫婦,教会指導者の役に立つでしょうか。

  • この資料を研究して,どのような印象や洞察を受け,そこからどのような影響を受けましたか。

明確に述べる

付録Bの配付資料3-5にある活動の一つを行うか,自分で活動を考案します。

振り返り,記録する

時間を取り,生徒に今日学んだことや感じたことを深く考えてもらいます。配付資料6の「振り返り,記録する」(付録B内)にある質問をもとに,この活動を行うとよいでしょう。

クラスの締めくくりに,ジェイソンの立ち直りの話の結末を分かち合うとよいでしょう。ジェイソンの依存症は何年も続き,二度結婚が破綻し,依存症のために行った悪い選択のために教会から正会員資格が剥奪されるなど,人生に多くの問題を引き起こしました。しかし,イエス・キリストの助けにより,依存症を克服することができました。ジェイソンは自分の経験について次のように書いています。

「むなしさを感じていました。しかし,支部会長は御霊に波長がとても合っていました。彼は依存症立ち直りプログラム(APR)のガイドをわたしに手渡し,ARP集会に行く必要がある,と強く勧めてくれました。初めて集会に行くのは大変でした。孤独と恐れを感じました。集会が行われている建物を,中に入る決心ができるまで,何度も通り過ぎました。

ようやく集会に入ったとき,久しぶりに御霊を感じました。自分が孤独を感じていたのは,かなり長い間御霊の温かさを経験していなかったからだと気付きました。わたしは救い主を生活の中に取り戻したいと思いました。難しくてつらい旅になるだろうと分かっていましたが,最初の集会で愛を感じたおかげで,ぜひ歩みたいと思いました。集会に行くことを恐れるのではなく,行かないことで祝福や機会を逃すことを恐れなければならないことが分かりました。集会では,同じ苦しみを経験している人々から愛され,受け入れられていると感じ,彼らに頼って力をもらいました。

その後に起こった出来事やそれ以来経験したことは,非常に驚くべきもので,言葉にするのは難しいことです。わたしはこれからもずっと依存症で,回復することはできないと言う人もいました。しかし,わたしは贖罪の清めの力を感じ,この依存症を克服できることが分かりました。

わたしが前に進めなかったのは,自分に対して肯定的な気持ちを抱くことができなかったからです。しかし,今,わたしはふさわしい教会員となり,仕事も自分が常々思い描いていた方向で順調に進み,再婚し,かわいい娘にも恵まれました。」

わたしたちを癒し助けてくれる,救い主の力について,あなたの証を述べるとよいでしょう。

次回に向けて

次のクラスでは,「福音ライブラリー」「福音トピックス」の項が,教会における多様性と一致についてどのようなことを教えているか話し合うことを生徒に伝えます。今週,時間を取ってこのリソースを調べるように生徒に勧めます。

  • この経験談は依存症立ち直りプログラムのウェブサイトで紹介されていたものです。