「7:伝道地の言語をよりよい方法で学ぶにはどうしたらよいでしょうか」『わたしの福音を宣べ伝えなさい—伝道活動のガイド』133-142
「7 言語を学ぶ」『わたしの福音を宣べ伝えなさい』133-142
7
伝道地の言語をよりよい方法で学ぶにはどうしたらよいでしょうか
自身を霊的に備える
主は次のように宣言されました。「この力を有する職に聖任される者たちを通じて,すべての人が自分の言葉と自分の言語で完全な福音を聞くであろう。」(教義と聖約90:11)個人の証を強めることで,あなたの言葉に人を改宗に導く力が宿ります。まずは,教義とレッスンを母国語で研究してください。母国語で理解すると証が強められ,説得力のあるレッスンや証をする力が増してきます。その後,回復のメッセージを伝道地の言語で,御霊に導かれるままに伝えることを学ぶことができるのです。
あなたが伝道地の言語で教え,証するときに主が助けてくださるという信仰を強めるには,次のような方法があります。
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自分が預言者によって神から召されていることを自覚する。
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聖霊を伴侶とすることができるようにふさわしい生活を送る。
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戒めと宣教師の標準を守る。
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神の助けを求めて心から祈る。
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異言の賜物,異言の解釈の賜物を含め,御霊の賜物を求める。
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毎日,伝道地の言語を学習し,練習し,使う。
自分をささげ,熱心になる
伝道地の言語を使って効果的に教えられるようになるには,熱心な努力と御霊の賜物が求められます。最初は難しく感じられても驚くことはありません。言語を習得するには時間がかかります。自分に忍耐することが必要です。毎日注意深く耳を傾け,頻繁に伝道地の言語で話し,新たな語彙を学び,文法と発音の練習をしてください。同僚や会員,教えている人々,ほかの宣教師に助けを求めましょう。
人々があなたの言葉を理解し始めたからといって,語学力を伸ばす努力をやめないでください。話す能力が向上すると,人々はあなたの話し方よりも,話す内容に関心を向けるようになります。心の思いをどのように伝えればよいか悩むことが少なくなるでしょう。そうすると,教えている人々の必要や御霊のささやきに,もっと敏感に応じることができるようになります。
伝道期間を通じて,また伝道を終えた後も,言語を習得するための努力を続けてください。主はあなたに多くの祝福を注いでこられました。 あなたの人生において,主が将来あなたの言語力を用いられるかもしれません。ジェフリー・R・ホランド長老はこのように説明しました。「新しい言語を学ぶすべての宣教師が,可能なあらゆる手段を使ってその言語に磨きをかけるようわたしたちは願っています。……言語力が向上すると,福音を〔教え〕,証する能力が高まります。〔教えている人々〕からいっそう好意的に受け入れられ,彼らに霊的な感動を与えることができるようになります。……いわゆる伝道用の語彙を習得するだけで満足しないでください。言語を習得するために大いに努力してください。そうすれば,人々の心に触れる力がいっそう強められるのです。」(missionary satellite broadcast, Aug. 1998)
あなただけが伝道地の言語を学んでいるのではありません。主は戒めを与えるときに,必ずそれを成し遂げるための道を備えてくださいます(1ニーファイ3:7参照)。主の助けを求めてください。自分をささげて学んでください。やがて,宣教師としての目的を果たすのに必要な言語を習得できるようになります。
英語を学ぶ
あなたが英語を話せないのであれば,宣教師として英語を学ぶ必要があります。それは伝道中と生涯を通じてあなたの祝福となります。英語を学ぶと,主の王国を築く助け手となる幅が広がるだけでなく,あなた自身と家族にも祝福が注がれます。本章で提案されている多くの事柄が役立つはずです。特に以下の事項に努力を傾けてください。
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同僚と英語で話す目標を設定する。英語がすでに話せて,今はあなたの国の言語を学んでいる人が同僚の場合は,アパートでは英語を話し,外出したら伝道地の言語で話すようにしてもよいでしょう。
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同僚とともに英語でモルモン書を読む。交互に読む方法を取ることもできます。つまり,あなたが英語で1節を読んで,次の1節を同僚が伝道地の言語で読むのです。互いに発音や抑揚を直してください。
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もし英文法の簡単な参考書を持っていなければ,伝道部会長に相談してください。
言語学習の原則
ここでは言語をより効果的に研究し,学ぶための原則を説明します。
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責任を持つ—言語学習の目標と学習計画を定期的に設定し,調整します。あらゆる機会を捉えて,学習している言語を使うようにします。
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学習を有意義なものとする—次のように自問します。わたしはなぜこれを学んでいるのだろうか。コミュニケーションを改善するうえで,どれほど役立つだろうか。学習している事柄を実生活の場面や日々の活動に関連づけます。伝えたいことを表現するうえで役立つ言葉を集中的に学習しましょう。例えば,レッスンを教えるときに取り入れたいと考えている聖文の物語があれば,それを話すために必要な語彙と文法を学びます。
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コミュニケーションを図る努力をする—文法や構文の研究と,日常生活の中での学びをバランス良く織り交ぜるようにします。その言語を母国語とする人々と話すこと以上に優れた方法はありません。
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新しい概念を十分に把握する—学習内容を定期的に復習し,新たな場面で繰り返し練習していれば,言語上の原則を思い出し,実際の場で生かすことができるでしょう。
言語学習の計画を作成する
新任であれ,経験を積んだ宣教師であれ,言語学習計画を立てることは助けとなります。伝道地の言語で話す能力を向上させるうえで,一日一日できる事柄が明確になるのです。計画に当たっては,言語学習の時間に行うことと,一日を通じて行うことの双方を決めます。
必要に応じて,言語学習の時間を使って学習計画を作成し,調整します。そのうえで,言語学習の時間に,その日の活動に必要な言葉や表現を学習します。以下の指針を参考にして言語学習計画を作成するとよいでしょう。
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目標を設定する—週間目標および毎日の目標を設定することは,伝道地の言語の習得に役立ちます。ティーチング・アポイントメント,ファインディングの機会,ワード評議会に出席するなど,予定されている各活動にあってコミュニケーションを図り,教える能力を改善するという点に,目標の的を絞ってください。言語目標の達成に関して,進歩状況を検討します。予定されている活動の中で,よりはっきりと力強くコミュニケーションを図るために,自分にできることを考えましょう。
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活用するツールを選ぶ—以下の言語学習ツールを検討して,目標を達成するためにどれを活用するかを決めます。
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伝道地の言語の標準聖典
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伝道地の言語のレッスン
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ポケットサイズの辞書
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小型の文法書
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宣教師訓練センターの言語資料
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単語カード
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小型のノート
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言語学習用に承認されたアプリ
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伝道地の言語に翻訳された,教会のその他の資料
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語彙と慣用句を暗記する—目標を達成するために役立つ語句を選び出します。以下のアイデアを言語学習計画に取り入れるとよいでしょう。
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レッスン,パンフレット,聖典,教会のその他の出版物から,教える際に使える語句を選び出す。
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知らない語句をノートに記録する。小型の辞書を携帯して,それらの語句を調べる。
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単語カードを携帯して,一日を通して学ぶ。表に語句を,裏に定義を書く。暗記したカードは別にまとめておき,残りのカードを学習して,すべて暗記するまで続ける。
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個人学習の時間やレッスンの間,また一日を通して新しい語句を使って話す。
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新しい語句を声に出して発音の練習をする。
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大切な聖句を伝道地の言語で暗記する。
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レッスンや承認されたリソースから,福音の主要な原則を伝えている簡単な文章を暗記する。同じ内容を伝える別の表現を見つける。
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文法を学ぶ—言語ツールを使って,目標達成に役立つ文法の原則を見つけます。必要に応じて,同僚や経験豊かな宣教師,あるいは会員に助けを求めます。以下のアイデアを取り入れることを検討してください。
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宣教師訓練センターで渡された文法書,あるいは伝道部会長の承認を得た参考書を使って,レッスンや承認されたリソース,聖典で用いられている文法と文形を理解するのに役立てる。
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予定されている活動の中で使えるよう,学んでいる文法の原則を応用した文章を準備しておく。その文章を話し,筆記する練習をする。
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語順や品詞など,文の中で語句を正しく使っているかどうかに注意する。
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その日に学んだ文法を練習し,応用する機会を見つける。
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意欲的に耳を傾ける—以下のアイデアを取り入れることを検討してください。
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伝道地の言語を母国語とする人々の話に注意して耳を傾ける。聞いたことをまねて言う。
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理解できない言葉を聞いたら,書き留めておいて,その意味を調べる。単語や文形を使う練習をする。
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話を聞きながら,最近学んだ単語や文型を見つけるようにする。
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自分の表現方法とは異なる言い方を耳にしたら,書き留めておき,練習する。しかしながら,主の僕として常に適切な言葉を使う。俗語は使わない。
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すでに予定されている活動の中で,人々が話すと思われる語句を書き出しておく。予想した返答に関連する語句を調べる。受け答えができるように計画し,練習する。
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読み書きの能力を向上させる—伝道地の言語でモルモン書を読んで,語句を学び,文法,発音,なめらかに話す技術を身に付けます。言語学習において,聖文は大きな力を発揮してくれます。以下のアイデアも検討してください。
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伝道地の言語の文字,筆記体,漢字などの読み書きを学習する。漢字を基本とする言語については,聖典を読む能力など,教える際に役立つスキルの習得に力を注ぐ。
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モルモン書,その他の聖典,教会機関誌を伝道地の言語で声に出して読む。よく知らない語句,文法に注意を払う。単語を理解できない場合は,辞書を引く前に文脈から理解するように努める。その語を単語カードに加える。必要に応じて,母国語の聖典と伝道地の言語の聖典を併用する。
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あなたが読むときに,発音,抑揚,間の取り方についてだれかに指導してもらう。
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伝道地の言語で書く練習をする。例えば,個人的なメモ,覚え書き,手紙,お礼のカード,励ましの言葉を書いたメモなど。配付するモルモン書にあなたの証を書く。
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ほかの人々に助けを求める—以下のアイデアを取り入れることを検討してください。
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同僚が伝道地の言語を母国語とする人であれば,そのすばらしい機会を最大限に生かして,しばしば質問し,フィードバックを求める。
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同僚や,伝道地の言語を母国語とする人に,あなたの言葉を訂正し,進歩に役立つ提案をしてもらう。彼らがあなたの理解できない言葉を使ったら,意味を説明してもらいましょう。子供や年配者は,しばしば喜んで助けてくれます。
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あなたが教えている人々に助けてもらう。次のように説明します。「わたしは今あなたの国の言葉を勉強しています。ぜひ力を貸してください。言葉がうまく出てこないときは,助けていただけるとありがたいです。」
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ためらわずに具体的な助けを求める。 「___はどう言ったらいいのですか。」「___はどう発音するのですか。」___はどういう意味ですか。」「もう一度言ってくださいませんか。」教えてもらったことを書き留めて,学習する。
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あなたが作った単語カードや単語リストを使って,会員にクイズを出してもらう。また,あなたが声を出して聖典を読むときに助けてもらう。
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学習計画を評価し,修正する—学習計画によって成果が上がっているかどうかを毎週検討してください。改善の必要な分野について,同僚や伝道部指導者に提案を求めます。
あらゆる機会を捉えて伝道地の言語を使ってください。一日を通して,同僚との会話をできるだけ伝道地の言語で行います。祈りにふさわしい言葉を学び,心にある思いを伝道地の言葉で祈れるようになるため,個人で祈るときにも,人と一緒に祈るときにも伝道地の言葉で祈ってください。
間違いを恐れてはなりません。新しい言語を学ぶ人はだれでも間違えます。人々は理解してくれますし,自分たちの言語を学ぼうと努力しているあなたを評価してくれます。決まった言い方や聖句を暗記することによって間違いを防ぐことができます。けれども,間違いを防ごうとするあまり,暗記した言葉や事前に用意したせりふを長々と話すことのないようにしてください。
同僚とともに学ぶ
同僚ができるだけ早く言語を習得して,成功を味わい,自信が持てるように助けます。同僚やほかの宣教師の進歩を,心から,よく褒めてください。自信を失わせるようなことを言ったり,行ったりしないように注意してください。しかしながら,学びの機会を逃してしまうほどかばいすぎてはなりません。必要なときにはためらわずに助けます。同僚が上手に教えたり,証したりできるような機会をたくさん与えます。同僚とともに学ぶことについては,以下のアイデアを検討してください。
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学んだ文法と単語を互いに教え合う。
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伝道地の言語で教える練習をする。新任の宣教師は最初,非常に簡単なことを教え,短い証を述べ,暗記した聖句を暗唱するだけかもしれません。けれども自信と能力が高まってくると,人々に教える際に受け持てる部分が多くなることでしょう。
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宣教師がよく遭遇する場面で,コミュニケーションを図る練習をする。
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思いやりを持って,互いに簡潔で,役に立つフィードバックをする。感情を害することなく相手の指摘を受け入れることも大切です。
経験豊かな宣教師が同僚をどのように助けたかに注目しながら,以下の実話を読んでください。
2番目のエリアに着いて間もなく,招かれている夕食の席でわたしが霊的な話をすることになっていると同僚から告げられました。とても戸惑いを覚えました。前のエリアでは,ほとんど同僚が教えていました。 わたしはレッスンのごく一部を教えるだけで,あとは同僚が内容を深めたり,質問に答えたりするのをじっと聞いているだけでした。
わたしは同僚に,彼自身が霊的な話をした方がいいことを納得させようとしましたが,同僚はわたしに責任を受け入れるよう勧めました。わたしは同僚の助けを借りて練習しました。
そして,その時がやって来ました。わたしは聖典を開いて,第三ニーファイ第5章と第7章から聖句を読みました。苦心しつつも,自分の選んだ聖句を大切に思っている理由を何とか説明しました。そして話を終えると,やっと解放されたつもりでいました。質問されると,同僚が答えるだろうと視線をやりましたが,彼は口を開きませんでした。自分でも驚きましたが,わたしは相手に理解可能なフランス語で答えていました。もっと驚いたことに,わたしが自分のコミュニケーション能力に自信がないことに,その会員は気づいていないようなのです。自分で考えていたよりもわたしのフランス語は理解してもらえるのだと知って,自信を持ちました。
それから数週間が過ぎました。同僚はずっとわたしに教えさせてくれました。—たとえわたしが自分にはできないと思っているときでも,そして,同僚もきっと,わたしにできるか不安に思っているようなときでさえもです。話し,耳を傾け,教えるように同僚から励まされたおかげで,わたしの言語力は急速に改善し始めました。そして,自分はほかの長老のおとなしい同僚ではなく,天の御父に使われる者となったのだと実感しました。
文化と言語学習
文化と言語には密接な関係があります。文化を理解すれば,言語がなぜそのように用いられるのかについて,理解が深まります。回復のメッセージが特別である理由を明確に伝えることができるように,相手の文化を理解するよう努力してください。
人々の信頼と愛を勝ち取るうえで優れた方法の一つは,適切な方法で相手の文化を大切にすることです。多くの偉大な宣教師はそのようにしてきました(1コリント9:20-23参照)。あなたとあなたの言葉を人々に心地良く感じてもらえるように努力してください。
異言の賜物
御霊の賜物は現実のものです。伝道地の人々の言語を話し,理解するうえで,異言の賜物および異言の解釈の賜物以上に助けとなるものはありません。
異言の賜物および異言の解釈の賜物は様々な形で現れますが,御霊により授けられる,知られていない言語を話し,理解する力もその一つです。学習の有無にかかわらず,世に知られている言語を話し,理解できるようになることも,この賜物です。
今日にあって,異言の賜物と異言の解釈の賜物はほとんどの場合,伝道地の言語を話し,理解しようと御霊に強められるまま学習し,研究することで現されます。そのほか,あなたと教える人々の間に言語の壁があったとしても,あなたの証が真実であることを聖霊が明らかにしてくださることも可能になります。同様に,あなたが伝道地の言語で人々を教える際,聖霊はあなたが語句を思い出し,人々が心から語っている事柄を理解できるように助けることもおできになるのです。
ほとんどの場合,努力なくしてこうした賜物を授かることはなく,大いに求める必要があります。異言の賜物を求めるためには,言語を習得するために苦労しながら努力し,自分にできるすべてを行わなければなりません。忍耐強くあり,祈りの気持ちで言語を学び,練習しましょう。あなたが正しく生活し,最善を尽くすときに,御霊が助けてくださることを信じてください。ほんとうの意味で,また,最も幅広い意味において,あなたに異言の賜物が与えられるという信仰を持ってください。
望んでいるほどはっきりと自分の考えを表現できないと感じるときには,御霊は神のすべての子供たちの心に語ることがおできになるということを思い出してください。トーマス・S・モンソン大管長はこのように教えました。「すべての宣教師に共通した言語があります。それは御霊の言葉です。それは学者の記した手引きから学べるものではありませんし,読んだり暗記したりすることから得られるものでもありません。御霊の言葉は,神を知ってその戒めに従いたいと心の底から願い求める人に与えられます。この言語に精通した人は様々な障害を打ち破り,問題を克服して,人の心に触れられるようになります。」(「霊は人を生かす」『聖徒の道』1997年6月号,3-4)
研究と応用のためのアイデア
個人学習
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本章で提案されている事項を復習します。まだ試したことのない提案を一つ選んで,今後数日間それに取り組む目標を立ててください。
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次回のディストリクト評議会で,言語能力の高い経験豊かな宣教師に,どのような方法で学習してきたか尋ねてください。
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リチャード・G・スコット長老が語った以下の話を読んで話し合ってください。 「国家の伝統や習慣が神の教えに反するときには,どうぞ,そのような伝統や習慣を捨ててください。伝統や習慣が神の教えと一致しているなら,どうぞ,それを大切にし……てください。」(「幸福に至る障壁を取り除く」『聖徒の道』1998年7月号,95)奉仕しているエリアの文化と,自分の生まれ育った文化の違いについて考えてみましょう。相違点を一覧表にしてください。次に,福音の教えに沿っていないものに線を引いて消します。残っている項目について深く考え,それらの伝統やしきたりをどうすれば自分のものにすることができるかを考えます。
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以下の中から一つ選んで,伝道地の言語で実行する計画を立ててください。
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ジョセフ・スミスの物語を話す。
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3ニーファイ11章を要約する。
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アルマ32章を要約する。
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ニーファイと真鍮版の物語を話す(1ニーファイ3-5章参照)。
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神権時代について説明する。
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個人的な経験を一つ分かち合う。
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一つのレッスンの中から,あなたの知らない語句を書いた単語カードを作り,すべてを覚えるまで持ち歩いてください。
同僚との勉強会
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伝道地の言語で互いにレッスンを教える練習をしてください。
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同僚にあなたの発音を聞いてもらい,改善できるよう助けてもらいます。
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教える際に使いたいと思う聖典の物語か聖句を選んでください。自分の言葉で要約する練習をします。
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本章に記されているアイデアを復習してください。次週の同僚との勉強会でどの提案を行うか話し合います。
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もしあなたが新任の宣教師を訓練していれば,同僚の言葉が理解できないときにメモしておきます。同僚の助けになりそうな,実際に役に立つ語句や文法のリストを作成します。リストに挙げられた事柄を,近々予定されている活動で実際に使う方法を説明し,練習します。
ディストリクト評議会,ゾーン大会,および伝道部リーダーシップ評議会
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伝道地の言語を母国語とする人を何人か集会に招いてください。小グループに分かれ,宣教師が教えるようにします。招いた人に,メモを取り,宣教師の言葉についてフィードバックをしてもらえるように頼みます。
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前もって,言語学習から成果を得られた経験を話すように,一人か二人の宣教師に割り当てておき,幾つかのアイデアを紹介してもらいます。
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言語に関して,たいていの宣教師が難しいと感じる側面について簡潔に説明するよう,経験豊かな宣教師に割り当てておきます。正しい使い方の例を紹介して,宣教師たちに練習させます。
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伝道地の文化で生まれ育った宣教師に,有益な洞察を分かち合ってもらいます。
伝道部会長夫妻と顧問
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宣教師が学んでいる言語を使って,定期的に面接や会話をしてください。
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宣教師の言語力を向上させる方法について,地元の神権指導者の意見を求めてください。
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伝道地の言語を学んでいる宣教師が最も犯しやすい共通の誤りを見つけてください。ゾーン大会または伝道部リーダーシップ評議会の場で,こうした誤りを正すことに関する指示を与えてください。
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霊的な賜物の教義について,宣教師に教えてください。
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宣教師が伝道地の言語で教えているところを観察してください。
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宣教師とともに伝道地の言語を使う機会を探してください。