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読む:これから数週間,訓練の選択肢や提供機関について調べ,訓練や教育の費用を支払う方法を決めます。まず,訓練の選択肢を評価することから始めます。
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自分に必要な訓練や経験を明らかにする
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地元における訓練の選択肢を明らかにする
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相談すべき人を知る
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自立計画を更新する
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1.自分に必要な訓練や経験を明らかにする
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読む:この数週間,あなたはさらに自立するうえで助けとなる職業について調べてきました。先週は,目指したいと思う職業を一つまで絞り込みました。
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読む:選んだ職業に就くには,その職務を果たす方法を学ばなければなりません。訓練と経験によって,学ぶことができます。幾つかの要素に加え,企業はあなたが受けてきた教育と積んできた経験をもとに採用の判断をします。
例えば,アーリーンは医療分野で豊富な経験を持っており,今は健康管理の仕事をしたいと思っています。フアンは建設業界で多くの経験を積んでおり,今度は溶接工になりたいと考えています。二人のこれまでの経験は,よい基盤となります。さらに特化した訓練や教育を受けることは,希望の職業に就くうえで助けとなるでしょう。
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話し合う:会社が採用を決める際,その人が受けてきた教育のレベルや分野が重要となるのはなぜでしょうか。
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読む:学校や会社,そのほかの機関は,様々な職種に特化した訓練を提供しています。あなたが選んだ職業に最適の訓練を見つけましょう。
例えば,アーリーンが必要としている教育は大学で受けられるでしょう。フアンは専門学校や実習プログラム,あるいは現場で働くことにより,必要な訓練の機会を得られるでしょう。
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読む:相談や調査の結果,自分の望む職業に就くには,訓練だけでなく経験も必要であることが判明したかもしれません。初めは訓練を受けながら下位の役職を果たし,訓練を積みながら,将来的により良い職に就く道もあるでしょう。
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話し合う:あなたの望む職業に就くためには,どのような経験が必要であると分かりましたか。
2.地元における訓練の選択肢を明らかにする
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読む:必要とされる訓練について把握したら,今度はその訓練を提供する具体的な機関を特定しましょう。例えば,フアンは溶接工としての資格を得るうえで,2つの工業学校と,企業を一社,地元で見つけました。
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読む:すべての教育や訓練が同等の質を保証しているわけではありません。訓練プログラムや学校により,質には差があります。より効果的な訓練を生徒に提供し,高い就職率を掲げている機関もあるでしょう。入学資格を得るのが困難,あるいは修了率の低い学校も存在します。また学費が高く,その金額に見合う価値があるのか,判断を求められるような状況も考えられます。
以下の項目を最もよく網羅している,教育や訓練の提供機関を見つけましょう。
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就職率が高い(質が高い)
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入学を許可され,プログラムや訓練を修了できる可能性が高い
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支払える範囲の学費である
例えば,レイチェルは3つの学校を候補に入れ,比較しています。調べた結果,以下の情報を手に入れました。
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選択肢1 |
選択肢2 |
選択肢3 |
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就職率:10人中7人の生徒が就職(7割) 10人中6人が入学を許可され,9割が修了 学費総額:15,000 |
就職率:10人中2人の生徒が就職(2割) 誰でも入学を許可されるが,修了するのは5割弱 学費総額:5,000 |
就職率:10人中8人の生徒が就職(8割) 10人中3人が入学を許可され,8割が修了 学費総額:50,000 |
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話し合う:学校や訓練提供機関を選択する際,あなたにとって最も重要な要素はどれですか。
3.相談すべき人を知る
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読む:訓練の選択肢について知る最良の方法は,(1)学校や訓練プログラムで働く人と話す,また(2)自分で調べることです。多くの学校や訓練提供機関には,質問に答えてくれる担当者がいます。各機関に問い合わせ,訓練に関心があることを話し,担当者と話したい旨を伝えます。以下の役職にある人々に連絡するとよいでしょう。
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入学アドバイザー
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プログラムアドバイザー
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訓練担当者
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案内窓口
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実際の講師
学校や訓練提供機関に電話をする,ウェブサイト上の情報を確認する,プログラムを受けた人の話を聞く,といった方法も考えられるでしょう。
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話し合う:学校や訓練提供機関について必要なことを知るうえで役立つ情報源には,そのほかどのようなものがあるでしょうか。
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読む:調べるに当たっては,判断に役立つような具体的な質問への答えを探すとよいでしょう。
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読む:「訓練の選択肢を評価する」(75ページ)の質問を,今週,学校や訓練提供機関に問い合わせる際に活用しましょう。来週の集会で活用できるように,必ず情報を入手しておいてください。
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話し合う:そのほか,どのような質問が役に立つと思いますか。
4.自立計画を更新する
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話し合う:今日のグループ集会で学んだ,最も大切な事柄は何ですか。