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第2課 教師用資料:生けるキリストに対する証を強める


「第2課 教師用資料:生けるキリストに対する証を強める」『イエス・キリストとその永遠の福音 教師用資料』(2023年)

「第2課 教師用資料」『イエス・キリストとその永遠の福音 教師用資料』

第2課 教師用資料

生けるキリストに対する証を強める

2000年1月1日,大管長会と十二使徒定員会は,イエス・キリストの神性についての証を,「生けるキリスト—使徒たちの証」(ChurchofJesusChrist.orgで入手可能)という文書で発表しました。この課では,生徒が「キリスト」という神聖な称号の重要性を説明し,「生けるキリスト」を祈りをもって研究することで,信仰をどのように強めることができるかを分かち合う機会があります。

教えるための提案

イエスはキリストである

教え方と学び方を改善する

すべての内容を網羅するのではなく,改心に焦点を当てる。1回のレッスンで,すべての内容を伝えられるか不安になることは珍しいことではありません。そのように感じたら,考え方を改めて,今生徒がどのようなことを考え,どのようなことを感じているかに焦点を当てるとよいでしょう。生徒は,今学んでいる真理の重要性について考え,その重要性を感じるために必要な時間を持てているでしょうか。「霊的な事柄に関して,わたしたちから強要することはできないのです」(「主御自身の時に,主御自身の方法に従って『リアホナ』2013年8月号,26)というダリン・H・オークス管長の賢明な勧告を心に留めましょう。

生徒に,歴史上の人格者であり霊的に偉大な指導者の例を何人か挙げてもらいます(自分で例を考えてもよいでしょう)。この人々が,どのような良い影響を世界にもたらしたかを短く話し合います。その後,イエス・キリストの絵を見せ,次の質問をするとよいでしょう:

  • この世のすばらしい人格者や霊的に偉大な指導者の中で,イエス・キリストは,どのように比類ない存在なのでしょうか。

生徒に,マタイ16:13-17を読み返してもらうか,ビデオ「あなたこそキリストです」(1:30)を見て,ペテロが用いた,イエスとこの世に生を受けたすべての人を区別する言葉を見つけてもらいます。

2:3
  • ペテロがイエスに「あなたこそ,生ける神の子キリストです」(マタイ16:16)と告げた言葉で,永遠に重要なのはどのようなことでしょうか。(生徒に,準備資料のセクション1で学んだことを復習してもらうと助けになるでしょう。生徒は,次のような真理を述べるかもしれません:イエスはキリストであり,油注がれた者,すなわちメシヤである。イエスは,御父を代表しており,わたしたちを救うことのできる唯一の道である。

  • イエスがキリストであられるという個人的な証を得て,それを強めることの重要性についてどう思いますか。(数人の生徒に,イエスがキリストであられるという証をどのようにして得たかを分かち合ってもらうとよいでしょう。)

教え方と学び方を改善する

学習補助資料を活用する。「福音ライブラリー」の「聖典」セクションにある「学習ヘルプ」には,『聖句ガイド』や「聖書参照ガイド」などのリソースが含まれています。これらのリソースは,読者が特定のテーマについて学ぶのを助けるために,標準聖典から抜き出したものです。生徒がテーマ別に研究する際,霊感を受けた著者の意図を見いだすことができるよう,聖句の背景と内容を理解することの重要性を理解できるように助けてください。

クラスに向けて準備するために,「聖書参照ガイド」または『聖句ガイド』で「イエス・キリスト」を調べて,主に与えられた神聖な名称や称号,役割を見つけるよう勧められていたことを生徒に思い出してもらいます。数分時間を取って,生徒に自分が見つけたことを確認してもらいます。その後,見つけたことを発表してもらうか,少人数のグループで分かち合ってもらうとよいでしょう。生徒の学習を高めると思われる場合には,以下の質問の一つまたは両方を見せて,生徒に答えてもらうとよいでしょう:

  • イエス・キリストが〔名称や称号,役割を入れる〕であられると考えるとき,どのような気持ちが湧きますか。

  • イエス・キリストが〔名称や称号,役割を入れる〕であられると知ることは,主を信じるあなたの信仰にどのような影響をもたらしますか。

イエス・キリストの名称や称号,役割の中から,さらに学びたいと思うものを選んで研究するよう生徒に勧めてもよいでしょう。

主の使徒たちは,主がキリストであられることの特別な証人である

仲間の間で,イエス・キリストを信じる信仰がどの程度広まっているかを生徒に分かち合ってもらうとよいでしょう。また,最近ソーシャルメディアや大衆娯楽で,救い主について耳にしたことについて分かち合ってもらってもよいでしょう。

教義と聖約107:23を一緒に読み,ホワイトボードに次の言葉を書くとよいでしょう:イエス・キリストは使徒たちを,全世界における主の特別な証人となるように召されました。それから,以下の質問をします:

  • 皆さんの目から見て,主が召された使徒の証が,現代において特に重要なのはなぜだと思いますか。

  • これらの特別な証人は,イエス・キリストについての皆さんの証をどのように強めてきましたか。(準備資料のセクション2にある「キリストの特別な証人」というビデオを一つ以上見て学んだことや感じたことを,数人の生徒に分かち合ってもらうと助けになるでしょう。その中で生徒が気に入ったビデオの一つをクラスで一緒に見てもよいでしょう。)

2000年1月1日に,大管長会と十二使徒定員会が「生けるキリスト」の中で,救い主について証を述べたことを生徒に思い出してもらいます。生徒にその文書のコピーを渡すか,電子機器でそれを開いてもらいます。この歴史的な文書についての話し合いに備えて,「『生けるキリスト─使徒たちの証』から抜粋」(2:45)というビデオを見せるとよいでしょう。

2:45

生徒が「生けるキリスト」という文書への感謝を深められるように,以下の活動に参加してもらいます:二人一組で取り組んでもらい,それぞれの生徒に以下の資料の一つを配付します。生徒が「生けるキリスト」の中から見つけたことを確認し合い,互いに分かち合う時間を十分に取るようにします。

「生けるキリスト」における現代のためのメッセージ

『イエス・キリストとその永遠の福音 教師用資料』—第2課

十二使徒定員会のロバート・D・ヘイルズ長老(1932-2017年)は,次のように教えています:

ロバート・<strong>D</strong>・ヘイルズ長老

「『生けるキリスト—使徒たちの証』は,わたしたちにそれが最も必要になるときよりも前に用意されたのです。」(「総大会—信仰と証を強める『リアホナ』2013年11月号,7)

生けるキリスト」を読み返し,現代で最も必要とされていると感じるメッセージを探してください。見つけたことを学習パートナーに分かち合う準備をしておきましょう。

「生けるキリスト」における現代のためのメッセージ

『イエス・キリストとその永遠の福音 教師用資料』—第2課

教師用配付資料

もっとイエス・キリストについて語る

『イエス・キリストとその永遠の福音 教師用資料』—第2課

十二使徒定員会のニール・L・アンダーセン長老は,次のように述べています:

ニール・L・アンダーセン長老

「イエス・キリストについて語られることが少なくなっている世界で,キリストについて大いに語ろうではありませんか。イエスの弟子としてのわたしたちのほんとうの人格が分かってくると,周囲の多くは話を聞きたがるでしょう。」(「キリストのことを話す『リアホナ』2020年11月号,90)

生けるキリスト」を読み返し,イエス・キリストについて語られることが少なくなっている世界において,特に分かち合うことが重要だと思われるメッセージを探してください。見つけたことを学習パートナーに分かち合う準備をしておきましょう。

もっとイエス・キリストについて語る

『イエス・キリストとその永遠の福音 教師用資料』—第2課

教師用配付資料

クラスを終えるに当たり,「生けるキリスト」を研究することで,イエス・キリストを信じる信仰がどのように強められたか,あるいは強められるかを生徒に分かち合ってもらいます。この霊感による文書のさらなる研究や暗記を通して,イエス・キリストに対する証を増し加えるために行うことについて,目標を立てる時間を取ります。

次回に向けて

次のクラスまでに,次の言葉や,生徒の興味をかき立てるような別の言葉を生徒に送るとよいでしょう:「第3課の準備資料を研究する際,前世でイエス・キリストに従うことを選んだ理由について考えてみてください。」