「第27課 教師用資料:世の光と命に希望を見いだす」『イエス・キリストとその永遠の福音 教師用資料』(2023)
「第27課 教師用資料」『イエス・キリストとその永遠の福音 教師用資料』
第27課 教師用資料
世の光と命に希望を見いだす
様々な理由から,生徒が暗闇や落胆,絶望を感じることがあります。その一方で,世の光であられるイエス・キリストに心を向けるときに,希望の力で満たされることもあります。この課は生徒にとって,イエス・キリストによる希望を増し加えるために,自分には何ができるかを考える機会となります。
教えるための提案
イエス・キリスト,御自身が世の光であり命であると宣言される
レッスンを始めるに当たって,次の写真を見せるとよいでしょう:
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聖文には,「暗闇の中を歩いている」人々や,「暗黒に……住む」者について述べられています(詩篇82:5;教義と聖約95:6,12;詩篇107:10-11;ルカ1:79参照)。この暗闇は何を表していると思いますか。
ヨハネ8:12とモーサヤ16:9を声に出して読み,イエス・キリストは,わたしたちが暗闇に打ち勝てるようにどのように助けてくださるかを,生徒に見つけてもらいます。以下の真理をホワイトボードに掲示します:イエス・キリストに従うとき,主はわたしたちの生活の光となり,命となる。
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イエス・キリストは,どのような点でわたしたちの生活の光であり,命であられるのでしょうか。(必要に応じて,準備資料のセクション1にあるダリン・H・オークス管長の言葉を生徒に読み返してもらいます。)
生徒がこのレッスンを自分に当てはめられるよう助けるために,以下の質問を見せて,声に出して読むとよいでしょう。ビデオ「闇の中に輝く光」(2:19)を見ながら,生徒にこれらの質問について深く考えてもらいます。
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世の光であり,命であられるイエス・キリストに従うことで,どのように祝福され,強められ,助けられるのでしょうか。
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これまでどのようなときに,イエス・キリストが与えてくださる光や命を味わってきましたか。その経験は,皆さんの人生にどのような違いを生み出しましたか。または,どのような違いをもたらすでしょうか。
ビデオを見終えたら,質問について考えたことを幾つか,生徒に記録してもらいます。クラス全体や少人数のグループで,各自の答えについて話し合ってもらってもよいでしょう。
この資料に掲載されているソルトレーク神殿の写真を見せて,準備資料のセクション1にあるシャロン・ユーバンク姉妹の言葉を一緒に読むこともできます。あるいは,ユーバンク姉妹の「キリスト—闇の中に輝く光」(『リアホナ』2019年5月号,73-74)という話から,該当するビデオセグメント(0:00-1:17)を見せてもよいでしょう。
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サタンはどのような方法で,「わたしたちの光を弱め,主との接続をショートさせ」,救い主の光からわたしたちを引き離そうとするのでしょうか(シャロン・ユーバンク「キリスト—闇の中に輝く光」73)。
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わたしたちが,光と命の真の源であられるイエス・キリストとつながる,あるいはつながり続ける方法には,どのようなものがあるでしょうか。(生徒に,自分にできることを記録してもらうとよいでしょう。)
イエス・キリストにしっかりと心を向けるとき,希望が増し加わる
「生けるキリスト—使徒たちの証」にある次の真理を掲示してください:イエス・キリストは,「世の光,命,そして希望で〔あられる〕。」
生徒の必要に応じて,準備資料のセクション2にある希望の定義と,ディーター・F・ウークトドルフ長老の二つ目の言葉を簡単に確認すると助けになるかもしれません。それから,次のように尋ねるとよいでしょう:
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天の御父とイエス・キリストを,究極の希望の源として頼るとき,わたしたちはどのような祝福を受けるでしょうか。希望も賜物であると知ることが助けになるのはなぜでしょうか。
生徒に,知っている人の中で,落胆している人や悲しんでいる人,孤独を感じている人,打ちひしがれている人,不安を感じている人について考えてもらいます。生徒にモロナイ7:40-42とエテル12:4を読み返してもらい,人生の捉え方を変える可能性のある,キリストに希望を抱くことに関する真理を見つけてもらいます。
研究する時間を十分に取った後で,何人かの生徒に,見つけた真理と,その真理がキリストによる希望をどのように増し加えることができるかを分かち合ってもらいます。
生徒に,準備資料のセクション2で研究することを選んだ聖文の話を参照してもらうとよいでしょう。生徒が学んだことを復習する時間を数分取ります。クラスを少人数のグループに分け,自分が選んだ聖文の話と,その話からキリストに希望を抱くことについて学んだことを分かち合ってもらいます。
キリストに希望を抱くことの重要性を生徒が感じられるように,当時大管長会で奉仕していたウークトドルフ管長の以下の言葉をすべて(または一部)見せるとよいでしょう。生徒がこの言葉を読み,深く考える時間を取ってから,一人か二人の生徒に,イエス・キリストによって抱いている希望について,またその希望が自分の生活にどのような影響を及ぼしているかを証してもらうとよいでしょう。
「わたしはエレミヤとともに宣言します。『主を頼みとする人はさいわいである。』〔エレミヤ17:7〕
ヨエルとともに証します。『主はその民の避け所,イスラエルの人々のとりでである。』〔ヨエル3:16〕
ニーファイとともに宣言します。『これからもキリストを確固として信じ,完全な希望の輝きを持ち,神とすべての人を愛して力強く進まなければならない。そして,キリストの言葉をよく味わいながら力強く進み,最後まで堪え忍ぶならば,見よ,御父は,「あなたがたは永遠の命を受ける」と言われる。』〔2ニーファイ31:20〕……
苦しんでいるすべての人,落胆,心痛,孤独にさいなまれているすべての人に,愛と心からの関心をもって伝えます。決してあきらめないでください。
決して負けないでください。
絶望が,皆さんの霊を決して打ち負かすことのないようにしてください。
イスラエルの望みである主を喜んで受け入れ,頼ってください。神の御子の愛はすべての暗黒を貫き,すべての悲しみを和らげ,すべての心に喜びを与えるからです。」(「希望という無限の力」『リアホナ』2008年11月号,24)
生徒に,以下の質問について深く考えてもらい,自分の考えや印象,気持ちを記録してもらいます:
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今日学んだことの中で,困難や絶望に直面したときに,希望を見いだす助けとなるであろう事柄はどのようなことですか。
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イエス・キリストを信じる信仰とキリストによる希望を増し加えるために,皆さんにできる簡単なこととはどのようなことでしょうか。
次回に向けて
このコースの最後のレッスンに向けて生徒に備えてもらうために,この1週間の間に次のメッセージを送るとよいでしょう:最後のレッスンのための準備資料を研究する際,このコースで学んだことについて深く考えてみましょう。あなたが学んだことは,イエス・キリストに対する理解や信仰にどのような影響を及ぼしましたか。