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第21課 教師用資料:末日に主の声を聞く


「第21課 教師用資料:末日に主の声を聞く」『イエス・キリストとその永遠の福音 教師用資料』(2023年)

「第21課 教師用資料」『イエス・キリストとその永遠の福音 教師用資料』

第21課 教師用資料

末日に主の声を聞く

「現代においては,〔イエス・キリスト〕は御父とともに少年ジョセフ・スミスに御姿を現されました。こうして,長い間約束されてきた『時の満ちる』神権時代が到来したのです。」(「生けるキリスト—使徒たちの証」,ChurchofJesusChrist.org)この課で生徒は,ジョセフ・スミスのイエス・キリストについての証のおかげで,主を信じる信仰を強められる理由について考えるように勧められます。また,どうすれば救い主の声を聞く能力を高められるのか,見極めるように勧められます。

教えるための提案

ジョセフ・スミスは父なる神とイエス・キリストを目にした証人である

ゴードン・B・ヒンクレー大管長(1910-2008年)の次の言葉を見せてください:

ゴードン・<strong>B</strong>・ヒンクレー大管長

「まさに,預言者ジョセフ・スミスは,生けるキリストの傑出した証人です。」(ゴードン・B・ヒンクレー「僕ジョセフを器として,神は何とすばらしいものを造り出されたことか!『聖徒の道』1997年2月号,4)

  • 何がジョセフ・スミスを,「生けるキリストの傑出した証人」にしたのでしょうか。(必要に応じて,「傑出した」とは,ほかのすべての人をしのぐという意味であることを生徒に思い出してもらいます。)

ホワイトボードに次の文を書いてください:ジョセフ・スミスは自らの実体験を通して,___ことを学びました。

それぞれの生徒に,ジョセフ・スミス—歴史1:16-17教義と聖約76:22-24教義と聖約110:2-4のいずれかを選んで読み返してもらい,ホワイトボードに書かれた文の空欄を埋めてもらいます。その後,自分が埋めた文を分かち合ってもらいます。その文には,次のような真理が含まれているでしょう:天の御父とイエス・キリストは実在の御方であられる;イエス・キリストと天の御父は独立した別個の存在であられる;イエス・キリストは栄光を受けた復活された体をお持ちである;イエス・キリストはわたしたち一人一人の名前を御存じである;イエス・キリストは御父の独り子であられる;イエス・キリストは創造主であられる;イエス・キリストは,御父に対するわたしたちの弁護者であられる。

生徒に分かち合ってもらう中で,生徒が見つけた真理について理解を深める助けとなる質問をするとよいでしょう。以下はその例です:

  • イエス・キリストについて知るうえで,この真理はなぜ重要なのでしょうか。

  • この真理は,救い主に対する証をどのように強めてくれますか。

  • この真理を知ることで,主に従いたいという望みはどのように増すでしょうか。

話し合いの時間の後で,一人か二人の生徒に,救い主の証人であるジョセフ・スミスについての証を分かち合ってもらいます。

わたしたちは主の声を聞くことができる

教え方と学び方を改善する

関連性のある学習経験ができるようにする。生徒にとってさらに有意義な学習ができるように,学んでいる内容を生徒の状況や関心,疑問と結びつける方法を探してください。福音の真理が生徒の生活にどのような影響を及ぼしてきたか,あるいは及ぼす可能性があるかを探るために,準備資料に載っているリソースや生徒の個人的な経験を用いてください。

以下のシナリオ(または自分で考えたシナリオ)を紹介するとよいでしょう:

宣教師があなたの友達に,「主に頼るなら,啓示を受けて主の声を聞くことができます」と伝えました。この友達は,この約束を信じたいと思いながらも,自分の思いを主の声だと勘違いしてしまうのではないかと不安に思っています。この友達から次のように尋ねられました。「どうしたら,これが主の声だと認識できるのかな?」

何人かの生徒に,自分ならどう答えるかを話してもらいます。また,救い主の声を聞くことに関して,自分が直面したそのほかの困難や懸念を生徒に分かち合ってもらうこともできます。

オリバー・カウドリが,ジョセフ・スミスの預言者としての召しに対してなかなか疑念を消せずにいたころ,救い主の声を聞くことについて教えられたことを生徒に思い出してもらいます。生徒に教義と聖約6:14-15,22-23を読み返してもらい,主の声を聞くことについて主がオリバー・カウドリに教えられたことを見つけてもらいます。

  • オリバーの経験から,主の声を聞くことについてどのようなことを学べるでしょうか。(生徒は次のような真理を見つけるでしょう:わたしたちは聖霊を通して主の声を聞くことができる。救い主の声は,わたしたちの思いを照らし,平安を与えてくれる。

  • 特に現代において,常に救い主の声を聞こうと努めることがわたしたちにとって大切なのはなぜでしょうか。

  • 主の声を聞くことで,皆さんの生活は,どのような祝福を受けてきましたか。

ラッセル・M・ネルソン大管長の次の言葉を見せるか,ビデオ「イエス・キリストの声を聞く」(1:45)を見るとよいでしょう:

ラッセル・<strong>M</strong>・ネルソン大管長

「御子に聞こう—心から聞こう—とするときに,どのような状況でも行うべきことを知るように導かれるからです。……

イエス・キリストの弟子となるよう努めるとき,主の声を聞くことができるように,これまで以上に意識的に努力する必要があります。」(ラッセル・M・ネルソン「彼に聞きなさい『リアホナ』2020年5月号,89)

1:46

生活の中で主の声を聞く一つの方法について,教師自身の個人的な例を分かち合うとよいでしょう。あるいは,福音メディア(ChurchofJesusChrist.org)の「HearHim(「聞きなさい」)」ビデオコレクションにある教会指導者の例を見せてもよいでしょう。

各生徒に以下の配付資料を配ってください。

聞きなさい

『イエス・キリストとその永遠の福音 教師用資料』—第21課

救い主の声を自分がどのように聞いているかを説明する短い動画を作る機会を与えられたと想像してみてください。「どのように主の声を聞くか」という問いかけに対して伝えたい事柄の,簡単な概要を書き出してください。以下の質問は,概要を作成する際に助けになるでしょう:

  • 主が自分にどのように語られるかをもっとよく理解するうえで,どのような経験が助けになりましたか。

  • 準備資料のセクション2にあるラッセル・M・ネルソン大管長ミッシェル・D・クレーグ姉妹の言葉から,どのような考えを取り入れますか。

  • 自分の考えや気持ちを,ほかの人に分かりやすく伝えるには,どうすればよいでしょうか。

クラスで分かち合えるように,概要を基に簡単なメッセージを作成してください(1,2段落)。

代替案として,救い主の声を聞く能力を高めるためにしたいことについて深く考え,それを記録してもよいでしょう。

聞きなさい

『イエス・キリストとその永遠の福音 教師用資料』—第21課

教師用配付資料

十分な時間を取ってから,何人かの生徒に,自分の作った「聞きなさい(HearHim)」メッセージをクラスで分かち合ってもらいます。また,クラス外でも自分の「聞きなさい(HearHim)」メッセージを分かち合うよう生徒を励まします。例えば,直接会って話したり,電話をかけたり,携帯メールを送ったり,ソーシャルメディアを通じて分かち合うことができます。

時間が許せば,もっと意識的に主の声を聞く努力をするよう生徒に勧めるとよいでしょう。数分時間を取って,分かち合う方法を計画し,予定を立ててもらうとよいでしょう。

次回に向けて

次回のクラスの数日前に,次のメッセージ(または自分で考えたメッセージ)を送るとよいでしょう:第22課の準備資料を学ぶ際,今もなお回復が続いているということは,自分にとってどのような意味があるのかを考えてみてください。

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